ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

心臓の手術からの快気祝いに集まった級友11人

2007-06-30 10:33:25 | 友人
 仕事の関係で米国に長く住んでいた級友が、心臓疾患で入院し、なんとか元気になってきたので久しぶりで会うことになりました。 子羊の肉veefが好きで、まるまる食べたとも話してくれましたが、肉食だけでなくお酒、タバコ(数年前にやめたそうですが)などが病気の原因を、つくってきたようです。

 そのほか、決して太ってはいないのですが糖尿病で、食事に気をつけている人、脳梗塞から半身不随になりながらも、回復の訓練をしながらも子供達に、絵を教えている人、そけい部ヘルニアで手術した人(私はこれから)、頚椎をスキーで転んで傷めて手術をした人、推間板が磨り減って足に痺れが来ている人などが、現状報告をまじえながら話をしてくれました。

 広島県福山市の鞆(とも)の浦保存運動(ユネスコの世界遺産に登録できるような豊かな自然)の打ち合わせが重なり、当日欠席した人の話や、古民家と町並み保存運動をしているNPOの事務局長をやっている人の話を聞き、それぞれがボランテア活動をできる範囲で活発にされていることが、確認されました。

 入学時、1学年28人前後の級友は、既に3人が他界しています。 地方にいて簡単に集まれなかった級友とも、携帯で話をしていました。 

 これからは、健康を維持しながら、いかに今までの経験を社会に還元し、貢献していけるかが、どうも当日の最終的なテーマになっていたのではないかと、帰りの電車の中で一人反芻しました。 

 

下半身不随ながらも障害に甘えず車イスのアスリート

2007-06-29 12:52:27 | 
 新聞にきれいなご婦人の写真が載っていて、車イスのアスリート土田和歌子さん(32才)と出ていましたので、なんとなく記事を読んでみました。

 高校2年の時に、友人の車に同乗していて事故にあい、脊髄損傷で下半身不随になりました。 車イスの生活になると分かった時には、精神的に混乱したそうです。 車イスの生活なんて、自分には無縁な、どこかよその世界のことだと思ったからです。 

 転院した病院では、自分と同じような障害をもつ人達の社会復帰をする訓練をする場所でもあり、車イスに乗った人が自由に走り回り、生き生きとしていました。 その後、病院の先生の紹介で、本格的にスポーツを始めたそうです。

 障害者であることに甘えず、在学していた高校の復帰へにこだわり、東京都への就職も果たしました。 パラリンピックでは、アイススレッジ1500m、マラソン、5000mで数々のメダルを受賞しており、ホノルル、ボストンマラソンでも優勝し、現在は、人材サービス会社に所属しております。

 数年前に結婚、長男の出産と続き、主婦としての家庭生活も始まりました。 出産は、下半身不随のため、帝王切開ということも考えられましたが、敢えて自然分娩にこだわりました。 身体の残存機能をフルに生かしたいと思ったからということです。

 美しく輝いている写真をみて、思わず記事を読みたくなって、読んだ後でなんとなく爽快感を感じたしだいです。

刑罰法の基準を変えるべきではありませんか

2007-06-28 15:21:04 | 社会・経済
 生あるものを簡単に殺してしまうことが、多くなってきていますが、人を殺しても死刑にはなりにくい構造が、できてしまっているような気がしてなりません。 聞くところによれば、無期懲役は収監中の態度がよければ、10年で仮出獄できるといいます。

 刑罰を、何故、何年以上としないのでしょうか。 人の命を軽く見ているような気がしてなりません。 人の命を奪うということは、自分の命もなくなると考えるようになれば、簡単に殺人事件など起こるわけがありません。

 迷い、悩み、苦しんだ挙句の殺人であれば、それなりの情状酌量が考慮する余地はあるとは思いますが、現在行われている裁判での、死刑廃止論者の言い分を聞いていると、理解に苦しむことがあります。

 殺人を起こした人間が尊重されて、殺された側の人間性や残された遺族の人間性は、尊重されてこなかったように感じるのですが。

 母子殺人事件で最高裁から差し戻された裁判の経緯を見ていると、被告の弁護を行っている方たちの弁護ぶりが、異常に思えて仕方ありません。 弁護を通じて言葉の遊びをしているようにしか見えないのは、私だけでしょうか。

 知らない人のマンションに上がりこみ、暴行し、自分の性欲を満たし尚且つ、幼い子供まで簡単に殺してしまう殺人者に、犯行の論理を組み立てても何の意味もないことです。

 テレビや新聞の報道を見ていて、殺人を起こしても、自分は死刑にはならないことを知っているからこそ、簡単に殺人事件を起こしてしまうのです。 

 生あるものを傷つけてはいけないことや我慢することを、子供の時から学校や家庭で教えてこれなかったつけが、社会現象として次から次へと表れている気がします。 刑罰は、懲役何年以下ということではなく、何年以上とするべき時代に来ているのではありませんか。

原子力発電所最前線

2007-06-27 10:03:39 | 社会・経済
 叔父から頼まれて泊り込みの仕事があるから、手伝ってくれといわれ、いわれるままに電車に乗り込み、どこに行くとも言われずのままに、到着駅に近づいてきました。 ひょっとして、原発の関係の仕事ではないだろうなと思っていたのですが、ずばりその仕事でした。

 叔父は、仕事の内容を言えば断られると思ったのでしょう。 結婚して2人の子供が生まれ、勤めていた事務所もやめて、独立して間もない頃の話です。

 原発のそばの下小屋での作業でした。 発電所内で使われていた部品の調子が悪く、アルコールで洗浄した部品を、手作業で直すという仕事でした。

 私の仲間で原発に関心がある人がおり、その影響もありましたので、少しは知識もありました。 作業は1週間ほどで終わりましたが、宿から作業所までみんなでバスで通うのですが、バスの中でひそひそと話す内容が、自然と伝わってきます。

 原発関係で仕事をする人は、奇形児が生まれてしまうということで、怖くて子供を生むことができないという内容でした。 多くの人達は、その事実を知っていて、自分達は生まないという人が殆んどでした。

 私は、例えアルコールで洗浄したといっても、原発内にあった部品を直接、手で触っての作業でしたので、その後、子供を生むチャンスはなかったとはいえ、私自身も、遺伝子を傷つけられたのではないかと、思っています。

 原発で使われる放射性元素は、半減期が非常に長く、その影響を長期間にわたって受けることになります。 私自身は、原子力発電所を造るよりも、自然エネルギーを利用したもの(太陽光発電、風力発電、潮力発電など)が多く造られるほうが、地球に優しいと感じるのですが。

座禅を楽しむ呼吸法を楽しむ

2007-06-26 15:36:30 | 座禅
 座禅(静功)を行う時に、大切だなと思うことがあります。 いつも体をリラックスさせ、自然の動きに任せる気持ちを持つことです。

 いつも決まった時間に行うもよし、自由気ままに好きな時間を利用して行い、眠くなれば寝てしまい、起きて気分が良くなれば、気分を変えて座禅を組む、そんな気持ちを持つことではないでしょうか。

 口を閉じて鼻だけで行う呼吸法、特に息を吐く時に体の中へイメージでゆっくり吐く逆腹式呼吸に、慣れしたんでくれば、しめたものです。 呼吸法は、座禅を行う時に意識を呼吸に集中する役目を持っています。

 また、息をゆっくり吐く時にイメージする、イメージしながらゆっくり吐くことが、元々生まれ持っていた気感を目覚めさせることに繋がります。 残念ながら、宇宙に無限にあるといわれている気は、現在の私達には目で見ることはできません。

 呼吸に意識を集中する訓練を通して、私達は宇宙に存在する気を感じることができます。 中国には人の体の気の流れが見える方がいて、どこの気の流れが悪いので、どこの内臓が悪いとはっきり分かるといいます。 その方は、病気の治療を気を通して行っているようです。

 座禅を通して、呼吸法を通して、宇宙のエネルギーである気を感じるようになりますと、自然と大宇宙や、宇宙の誕生や、この世の創造主の存在に関心を持つようになってきます。

 座禅を通して、宇宙の叡智のサゼスチョンを感じることも出てきます。 気張らずに、肩の力を抜いて、時に真面目に、時にいい加減に、自由な気持ちを持ちながら座禅(静功)を続けていっていただきたいと、常々思っております。 

瞑想で血圧が下がる

2007-06-25 16:03:46 | 座禅
 米国では心臓疾患が死因の1位になっていて、補完代替医療の効果を調べる様々な臨床実験が行われていて、ある医療センターでは瞑想に着目しているとの記事を見ました。

 心臓に悪影響を与えるとされる精神的なストレスを減らす可能性がある方法として、瞑想がとりあげられました。 取り入れられた方法は、椅子に座ったり横になったりしてリラックスできる姿勢をとり、呼吸に意識を集中して、深くゆっくり腹式呼吸を行ってもらいます。

 狭心症などの心臓疾患を持つ103人が参加し、16週間にわたって、20分間の瞑想を1日2回行ったグループと、瞑想はせず、運動、栄養、薬についての健康教育を受けたグループで、心筋梗塞などの危険度の指標となる血圧、心拍の調整機能などを比較しました。

 その結果、瞑想グループは、わずかながら血圧は下がり、心拍の調整機能も改善されたといいます。 担当した医師は、瞑想には薬のような副作用もなく、お金もかかりません。 ぜひ、取り組んでみてください、というコメントが書かれていました。

 私自身も、呼吸が普通にできる人であれば(例え呼吸器系統に疾患がある人でも)、腹式呼吸をマスターすることによって、腹式呼吸を生活習慣にしてしまうことによって、少しずつでも症状が改善されてくるのではないかと、いつも感じています。 

西野さんの足芯呼吸法

2007-06-23 09:01:50 | 
 テレビで女優の由美かおるさんが、若さの秘密ということで、西野式の足芯呼吸について実演しておりました。 心臓から一番遠い足の裏で宇宙のエネルギーである気を出入りさせ、体全体を活性化しようということことです。

 息を口から吐きながら体の中の気を動かすイメージをします。 息は鼻から吸います。 立ちながら手を広げ、イメージしながら息を吐きます。

 私は、西野さんの本は買ってはいませんが、立ち読みで足の裏から気を吸ったりはいたりしながら、足に裏を活性化し、ひいては体全体を活性化させる呼吸法ではないかと感じました。

 私が意識的にしていることは、寝るときに布団から足を少し出して(出したほうが気が出入りする感覚がよく分かります)、主に足の裏から宇宙の気を吸いながら寝ます。 体の中の気は、いつも循環しているのは感じていますので、もっぱら吸うことに専念します。

 糖尿病の患者さんは、重度になってくると血管がもろくなり、真っ先に心臓から遠い足先から黒ずんできますが、いつも寝るときに足芯呼吸を意識的に行えば、壊死による足の切断を避けられるのではないかということです。

 母が、慢性腎不全による腹膜透析をしながら、なんとか2年間頑張って生きてきた経過をみながら、足先が黒ずむ姿も見てきました。 心臓から遠いところから病魔は進行するということを、身近で見ることとなりました。

 足の裏の呼吸法は、糖尿病には有効な手段ではないかと、かねがね思っております。

道徳観や倫理観はどこで学ぶのか

2007-06-22 15:33:58 | 社会・経済
 牛肉コロッケの中の牛肉の中に、豚肉や鳥肉を混ぜて食品販売会社に提供していた製造会社の責任者が、テレビで謝罪会見をおこなっておりました。

 製造現場で働く人達の内部告発によって、事実関係が暴露されたようにも思いますが、会社の利益第1主義がもたらした結果、安い肉を混ぜ合わせ、消費者には分からないと思い、そのような指示を与えたようです。

 製造現場で働く人達も、一方では消費者であるわけですので、不正な行為を長く続けることには、抵抗があって当たり前です。 つい先日の不二家の消費期限切れの牛乳やクリームを使って、お菓子のを作っていたことへの内部告発も、同じことです。

 法令順守にもとづく道徳観や倫理観が、今ほど必要になっているのは間違いありません。 それを、私達はいつ、どこでそれを学んだらよいのでしょうか。 日常的な業務の中から、少しずつ学んでいくしかないのではありませんか。 

 偽の牛肉コロッケを作っていた会社は、これからは、茨の道を歩まなければなりません。 信用は一日でなくなってしまうものです。 私自身も肝に銘じなければと感じました。

設備の点検業者の責任はどこにあるんですか

2007-06-21 09:09:55 | 社会・経済
 都内の女性専用の温泉施設で、温泉と一緒にくみ出されてくる天然ガスの爆発事故が起き、そのすぐそばで休んでいた女性従業員が亡くなってしまいました。 早速、記者会見が行われ、施設経営者は勿論のこと、設備の点検作業を請け負っていた会社と、その下請け会社の責任者が話をしていました。

 気になったのは、点検業者の天然ガスのチェックまでは、点検契約に入っていなかったので、やってはいませんでした、という発言と、下請け会社の人のメーターのチェックだけの業務でした、という発言でした。

 少なくとも、設備の点検業者は、その施設の内容を熟知した上で、必要な点検項目をリストアップし、その上で施設側と契約を結ぶべきで、施設側から除外されない限りは、契約項目に入れるべき内容でした。 

 同じような問題が、私の周辺でも起きており、期せずして同じ点検業者でした。 消防設備の点検を施設側から受けておいて、10年間水が入った状態の死に水状態(長い間配管内をしに水状態にしますと、サビが発生してしまう)の消防設備を、なんら動かすことなく、点検内容が変わったからといって、新たにチェックしたらバルブ関係に不具合が生じ、改善の書類を建物の持ち主に提出したということです。

 消防設備の点検作業を請け負ったからには、将来的にどのような問題が生じてくるかについては、日頃の点検業務を通じて建物の持ち主に、事前に注意、指摘しなければならない義務があります。 ところが、その義務を怠り、結果的に多額の補修費がかかってきてしまうケースが出てきてしまっています。 

 ガス爆発事故を起こした施設についても、当然、温泉施設ですので、設備を熟知した業者としては、天然ガスの点検はどのように、どの業者が行うようになっているかについて、施設側に問い合わせの上、支障をきたさないようにするべきところです。

 それを、天然ガスの点検項目は契約では入っていなかったの一言では済まされないことです。 施設の経営者や運営者は、必ずしもその施設の内容について熟知しているケースが多くはありません。 それだけ、建物ができた後の設備の点検業者の責任も重くなってきます。 

米国に長く住んでいた級友が心臓病になって

2007-06-20 17:19:56 | 
 学校を卒業してしばらく国内にいたと思ったら、まもなく外国で仕事をするようになり、定年間近かになってやっと日本に戻ってきました。 そんな友人が心臓がおかしくなって入院したという話を聞いたのは、昨年末のクラス会のときでした。

 米国に長くいたということは、映画やテレビでよく見る、あの馬鹿でかい牛肉を毎日のように食べた結果、血管にコレステロールが貯まって、結果的に症状としてでてきたのかなあと考え込んでしまいました。

 ちょっと元気になったということで、来週に快気祝いを兼ねて集まろうということになりました。 ことの詳細は、その時に聞けばはっきりするでしょう。 帰国した当初、本人は、見るからに昔の学生時代と変わらず、スリムであったと記憶しています。 少なくとも、メタボリック・シンドロームの体型をしているわけでもありません。

 親しくして頂いている知人も、胆石ができて以来、それまで肉食が多かったのですが、今はぴたりと止め、和食主体の食事に改め、お酒を呑むときには、焼酎をお湯割にして飲んで、健康第1の生活に変わっていきました。

 いつもあんなに大きな肉を食べてばっかりいたら、それは肉太りもするのではないかというのが、米国の映像から感じることです。 友人が心臓病になったことから、改めて座禅の中で、雑念のひとつとしてふと考えました。