ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

出草之歌ー台湾原住民の戦いの映画を見て

2006-06-30 19:22:39 | 文化
 友人から映画の券を貰ったので見に行かないか とメールでお誘いがあり、昨日は下北沢の小さな映画館で、「出草之歌」という台湾原住民の日本軍に参加して亡くなった人々の霊魂を、祭ってある靖国神社から台湾に戻そうという運動をドキュメンタリータッチで描いたものであった。
 友人ともども、映画の内容については余り期待してはおりませんでしたが、120分があっという間に過ぎてしまいました。 文字を持たない原住民達が、中国や中華民国および日本などに、歴史的にいつも重圧を受け続く中で、歌と踊りで自分達の文化を伝えてきたことを、映像を通して伝えていました。
 原住民の代表として台湾の立法府の議員として運動をしている聡明なご婦人が、主な映像の対象となっていました。 5年前に肝臓ガンの手術を超えて、少数民族としての原住民の権利を主張すべく活動を行っています。
 歌でみんなの気持ちを伝承し、言葉も昔使われた言葉ですので、意味も解説されなければ現地の人も分からないようでしたが、歌われた歌が、心に響くような歌でしたので、何を歌っていたかは字幕でしか分かりませんでしたが、快い響きを持った歌でしたので、映画が終わった瞬間には、思わず手を叩いてその映画を見れたことへの感謝を表すこととなりました。
 下北沢の町並みは、変化に富んでいて楽しそうな印象を受けました。 時々、探索したくなる街ではあります。

悪い時こそ我慢が大切

2006-06-28 11:03:29 | 自分
 全てが順調に進めば、何も考えなくても物事は自然と良い方向に進むものですが、全て物事が悪いほうへ悪いほうへと進んでしまう時には、どうあがいてもよくはなりません。 結果的に、他の人を巻き込んで迷惑をかけることになってしまうのが一般的です。
 私自身でいえば、かなりの長い間悪い方向へ進んでしまいがちです。 自分の所業に一因があるともいえますが、必ずしもそうとばかりはいえません。 いつか事態は好転するのではないかと、我慢をしてその時期が来るのを待っています。 
 通常、精神的にも具合が悪くなってしまい、結果的に病気をも引き込んでしまいがちです。 そうならないように、いつも明るく元気にいるようにする必要があります。
 私は、20年ぐらい前の時には、早朝テニスを3年間、友人と一緒にやって精神的な豊かさを持つようにして、経済的な不リッチさをカバーしてきました。 現在は、座禅(静功)を通して精神的な強さを養い、悪い状況になっても我慢強く、良くなるのを待つことを学んできました。
 然しながら、自分は我慢ができても、自分の周りの関係者は、なかなか我慢はできるものではありません。 そういう意味では、苦しさは残ってしまいます。
 

義足でも走ったり泳いだりできるんですね

2006-06-26 10:25:37 | 健康
 義肢装具士の臼井二美男さんが、何らかの形で身体障害者になった方々へ、義肢を作ることによって、ただ歩くだけでなく走ったり泳いだりできるようになった話を、ドキュメンタリータッチで放映しておりました。 
 大学時代にトライアスロンの競技をしていた藤田さんは、交通事故で両足とも膝上から切断しましたが、臼井さんと知り合ってから、走るだけではなく泳ぎ、自転車も乗る競技のトライアスロンにチャレンジしたいという願いに押され、それに合った義肢を作ることになりました。
 走るのは合金製の鋼を使い、泳ぐのはネジひとつの調整で、足の平を泳ぎやすいようにしたものを作りました。 競技に一般の人に混じって参加しておりましたが、泳ぎ終わった後で走り用の義肢を履き替え、立ち上がって走ろうとしたら、義肢が十分装着されていなく、転んで足の先端部を強く打ち付けてしまい、結果的には走るのを中止してしまいました。 藤田さんの挑戦はまだまだ続くと思われますが、臼井さんは、ぽつりと語りました。
 日本だけでなく、ガンボジアで地雷で足をなくした人や戦争で足をなくした人々に、喜んでもらえるような仕事を、これからも続けていきたいと話をされておりました。 人のために何かを行うことの大切さを、改めて感じたしだいです。

子供に勉強しろとは言いませんでしたが

2006-06-24 15:05:06 | 家族
 奈良県の父母がお医者さんで、その長男の高校生が、母子3人を放火で死なせてしまいました。 父親が勉強にうるさく、場合によれば殴られるということもあったようで、将来、お医者さんになる夢に対する疑問や、自分の学力に対する自信のなさもあり、その反発で先ず、父親を殺そうと思ったようです。
 結果的に父親ではなく、義理の母親と妹弟を放火という手段で殺めてしまいました。 所謂、思春期という心の不安定な時期に、親の敷いたレールの上を走ることの疑問もあったようにも思います。
 然るに、我が家ではどうであったかというと、私自身は、母親からいつも勉強しろ勉強しろといつも言われておりましたので、せめて自分の子供には言うまい、のびのびと育てたいという思いが強く、思春期においては多少の軋轢はあったものの、問題を起こすようなことはありませんでした。 結果的には、長女は女子高から専門学校を出て、建築の設計の仕事をし、長男は高校を卒業後、大学の語学部を出て、中国へ1年遊学し、現在、警備の仕事をしております。
 子供に勉強を押し付けなかっただけ、所謂、進学校へは入れませんでしたし、大きな会社にも入れませんでした。 その分、収入も少ないようですが、自分達なりの生活をしております。 子供が成長する過程で,特に遊びの中で我慢することを学べないことが、切れてしまう子供を作ってしまうのではないかと、いつも感じています。

建物の耐震偽装は姉歯元建築士の個人犯罪でした

2006-06-23 08:37:23 | 社会・経済
 国会での証人偽証で姉歯元建築士が、告発されることになりました。 木村建設の元東京支店長からプレッシャーがあり、構造計算書の偽装を行ったと言っておりましたが、木村建設と付き合う1年前の建物でも、耐震偽装されたものがあり、追求した結果、初めて20m以上の高さの建物を構造設計して、何回、数値を入れて計算してもエラーが出て計算が終わらず、ここでしくじると仕事が来なくなることを考え、耐震偽装をしてしまったということです。
 人のせいにしたほうが自分にとっては都合が良いので、そのようにしましたということです。 姉歯元建築士は、木村建設の経済設計へのプレッシャーとか、病弱な妻のために耐震偽装を行ったといってきましたが、全ては自分の技量のなさからなのでした。
 民間の確認検査機関のイーホームズも槍玉に挙げ、ほとんど構造計算書を見ていないようだったといっては、結果的にイーホームズを廃業に追い込んでいます。 ましてや、構造的な経済設計に対する問題はあったにせよ、ヒューザーや木村建設、総研や多くの建築主や分譲マンションを買った人々に、多大の迷惑をかけてしまっています。
 建築の設計に携わるものとして、自分の首を自分で絞めるようなことはしませんし、真面目に仕事をやっている方が多いのが現実です。 建築行政のあり方が問われた問題であるとはいえ、早く収束してほしいことでした。

2000人の人々の気持ちが彼女を救う

2006-06-22 08:16:55 | 座禅
 昨日、テレビを見ていたら、中国の長春に住んでいる家族の幼い娘さんの話がありました。 脳腫瘍になってしまいますが、両親は貧しいために十分な治療も受けさすことができず、それならこの世の最後に娘に何が希望かを聞きました。 普段から、テレビで北京の天安門での国旗掲揚式を楽しみに見ていましたので、それを見たいという願いでした。
 最後に残った家具のテレビを売ってその費用を捻出しようとしましたが、その娘さんに売らないでほしいと懇願され、途方にくれていたところ、落ちていた新聞記事を見て新聞社に電話をし、娘の容態や希望を女性記者に告げるのでした。
 記者は、娘さんが現実、非常に弱っていて目も見えなくなっているのを見て、早速、記事にして発表しました。 すると、あちこちから激励の手紙や寄付が集まり、地元の女性実業家も北京までの旅費も出しましょうといってくれたりしました。
 お医者さんに北京行きの話をしたところ、遠くて非常に娘さんの容態が危険になるのでやめてほしいということでした。 その話を記者に伝えたところ、それでは瀋陽の軍に頼んでみようということになり、容態のこともありすぐ出発となりました。
 娘さんは目が見えませんが耳は聞こえるため、仮想の料金所を設けて通過ポイントを一つ一つ印象付けるようにしましたが、瀋陽(娘さんには北京といってある)までの途中で体も急変し、記者が近くの学校の校長先生に事情を話し、急遽、国旗掲揚式をやってもらうことにしました。 彼女の体のことを心配し、2000人以上の人の参加協力を得て、彼女に国旗掲揚式を感じてもらい、笑顔を持って喜びを表現しました。
 その後、彼女に奇跡が起こり、今現在、目も見えるようになり、快方に向かっているとの事でした。 私は、2000人以上の人たちの気持ちが、娘さんの気持ちを喜ばせ、快方に向かわせたのではないかと思っております。 思わず、素晴らしい放映を見させていただきました。

無期懲役は10年で出所できるそうです

2006-06-21 09:36:49 | 座禅
 山口県光市の母子殺人事件で最高裁判決があり、最高裁に差し戻し判決がありました。 被告は、18歳ちょっとで犯行におよび、1審2審とも無期懲役の判決が出ておりました。 最高裁でも無期懲役が支持されたとすると、刑が確定し、少年法の適用が受けられると、7年ほどで出所できるといいます。
 いつも感じることですが、犯罪を起こした人の人権が大事にされ、亡くなった方(又は後に残された家族)への人権はどう解釈したらよいのか分かりません。 犯罪を犯す場合、日本の今の刑法では、どうも被害者の立場から考えた時、いかんともやり切れなさが残るような気がいたします。
 聞くところによりますと、無期懲役でも10年で出所できるのが一般的だそうです。 刑法は懲役何年以下という考え方を改め、懲役何年以上という考え方に変える時期に来ているのではありませんか。 簡単に人を殺しても、死刑にはなりにくい考え方を改めない限り、これからも凶悪犯罪が増えてくるような気がしてなりません。

延命治療をするかどうかの判断は

2006-06-20 19:35:40 | 座禅
 今朝、4時前に電話がなり、母が入院している療養型の病院からでした。 昨年の10月に救急で公立病院に入院し、腎不全,心不全のためICU(集中治療室)にはいってすぐに血液透析を始めました。
 以来、2~3ヶ月ごとに療養型の病院との往復で、元気になったり具合が悪くなったりしていました。 食べる時に入れ歯を入れなくなってからか、ふつうのご飯が食べられなくなり、最終的には鼻から管を入れ、流動食になりました。
 今日は、とりあえず救命センターに救急車で入り、弟夫婦と一緒に病状の説明を受け、いつ危篤状態になるかもしれないということで、延命措置をしますかと担当の医師から訊ねられました。 前回、ICUには行った時に訊ねられた時には、兄弟に聞いてからということで、とりあえずは返事を先送りしましたが、今回だけは弟もいることですので、延命措置はしなくてよいですと答えてしまいました。
 前回の時には、分からなかったことですが、延命措置をするということは、一旦措置をすれば途中からは停止できないということだそうです。 今考えてみれば、明日にでも病院にいって、延命措置をいてくださいと言ってこなければいけないのかなという感覚になっています。 延命措置をするかしないかの選択は、非常に難しい選択だなというのが今日の印象でした。

ひとり座禅(静功)を始めてみましょう

2006-06-19 10:06:07 | 座禅
 お風呂の入り方を、半身浴(湯面をお臍のちょっと上ぐらいにして入るーお湯の熱さは普通でよい)にして、寝る時は逆腹式呼吸をしながら、両手を下腹部におくようにして行い、日常的には、あらゆる場面で目を瞑って逆腹式呼吸を行っていきますと、臍下丹田が活性化しやすくなる条件が整ってきます。
 一人で座禅(静功)を行うための環境ができました。 肩の力を抜いてリラックスします。 自然の摂理(自然の動き)に従う気持ちを持つことも大切です。 座禅の姿が一番良い形なのは、何時間でもその姿でいられるからです。 目を瞑り舌を上の歯にそっとつけます。 鼻だけで息をします。 軽く吸ってゆっくり吐きます。 吐く時には、体の中へ入れ込むような感じで行います。
 イメージしながら逆腹式呼吸を行うことによって、免疫力が高まり、気の通り道(経絡)が神経の線に沿って流れているため、神経障害も癒されてくる可能性があります。 太極拳や少林寺拳法のような動功は、数年も行えば、手先や足先にびりびりと気を感じるようにはなりますが、動くために体の微妙な変化は分かりにくい事があります。 座禅(静功)は、静寂の中で行いますので、自分の中で起きる微妙な変化を感じることができ、深化の過程も感じやすくなります。
 一人で座禅(静功)を行う時には、余り形にはこだわる必要はありません。 寝る前に、布団の上でちょっと低めの枕をお尻の下に引いて、電気を消し静寂な中で自分の吐く息だけが聞こえるような感覚です。 よく座禅というとお寺でないとできないような気持ちをもっている方が多いようですが、いつでも、どこでも、行ってよいのです。 
 よいイメージをしながら呼吸を駆使して座禅を行っていきますと、知らず知らずのうちに体中の気の通りが良くなり、病気知らずの心身になることができるようになってきます。

ひとり座禅(静功)を始めてみましょう

2006-06-19 10:06:04 | 座禅
 お風呂の入り方を、半身浴(湯面をお臍のちょっと上ぐらいにして入るーお湯の熱さは普通でよい)にして、寝る時は逆腹式呼吸をしながら、両手を下腹部におくようにして行い、日常的には、あらゆる場面で目を瞑って逆腹式呼吸を行っていきますと、臍下丹田が活性化しやすくなる条件が整ってきます。
 一人で座禅(静功)を行うための環境ができました。 肩の力を抜いてリラックスします。 自然の摂理(自然の動き)に従う気持ちを持つことも大切です。 座禅の姿が一番良い形なのは、何時間でもその姿でいられるからです。 目を瞑り舌を上の歯にそっとつけます。 鼻だけで息をします。 軽く吸ってゆっくり吐きます。 吐く時には、体の中へ入れ込むような感じで行います。
 イメージしながら逆腹式呼吸を行うことによって、免疫力が高まり、気の通り道(経絡)が神経の線に沿って流れているため、神経障害も癒されてくる可能性があります。 太極拳や少林寺拳法のような動功は、数年も行えば、手先や足先にびりびりと気を感じるようにはなりますが、動くために体の微妙な変化は分かりにくい事があります。 座禅(静功)は、静寂の中で行いますので、自分の中で起きる微妙な変化を感じることができ、深化の過程も感じやすくなります。
 一人で座禅(静功)を行う時には、余り形にはこだわる必要はありません。 寝る前に、布団の上でちょっと低めの枕をお尻の下に引いて、電気を消し静寂な中で自分の吐く息だけが聞こえるような感覚です。 よく座禅というとお寺でないとできないような気持ちをもっている方が多いようですが、いつでも、どこでも、行ってよいのです。 
 よいイメージをしながら呼吸を駆使して座禅を行っていきますと、知らず知らずのうちに体中の気の通りが良くなり、病気知らずの心身になることができるようになってきます。