ソフトバンクの孫正義さんが出来るだけ多くの人に、新型コロナウイルスの感染から安心を得られるように、国立国際医療センター指導の下に、唾液の検査キットでPCR検査が出来る体制を作り、当面1日4000件、今秋中には10000件までの検査が出来るようにするとのこと。
このPCR検査センターの特徴は、非医療行為として、新型コロナウイルスの唾液検査を専門に行う点にあり、ウイルスを不活性化させ常温で輸送出来る検査キットを導入したことで、対象者が自分で唾液を摂取できることなどにより、費用も1回当たり2000円(税抜き 配送料 梱包費除く)と云う低価格で行えるのです。
孫さんによれば、新型コロナウイルスの影響で経済が疲弊している。正常化のためには、一刻も早く、より多くの人がPCR検査を手軽に行えることが必要だと考え、社会貢献の一環として検査センターの会社を立ち上げ、全国にその輪を広げて行きたいと考えたとのこと。 従ってあくまで利益を出すことは考えてなく、実費を負担して頂くような体制づくりだそうです。
PCR検査と云うと保健所が絡んだり、医療施設が絡まないといけないような雰囲気がありましたが、安倍前首相もPCR検査体制を増やすと云いながらも、遅々として進みませんでした。 また世田谷区長も誰でも気軽に多くの区民の方々に、PCR検査が出来るようにしますと言いながらも、現行の保健所、医療施設がらみですと、費用の点から問題が多いと思われてきました。
私たちは何も、保健所や医療施設のお墨付きが無くても、簡単にPCR検査が出来て安心出来る体制があれば良いのです。
その意味で、孫正義さんの発想は素晴らしいと、改めて感じさせてくれた報道、出来事でした。