ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

一日仕事になった年越し前日のお餅つき

2010-12-31 14:37:15 | 文化

 毎年12月30日には、ソフトボールの仲間と40年近くなる餅つきをしました。 集まる人数により終わる時間が延びたりしますが、今年は私も例年になく、合いの手で数多くの餅づくり参加することになりました。

 いつもは1年に1回しか会わない仲間ですので話に夢中になり、手足はあまり動かすことはないのです。

 白い餅は殆んどつきません。 無着色の桜えびと青のり入りのかき餅を、2種類つきます。 我が家のだけでなく、親しい友人たちにお裾分けをします。 

 朝の9時に集まり餅つきの準備をし、火を起こしお湯を沸かすところからはじめます。 終われば後片付けです。 自分のやるべき仕事は分かっていますので、それぞれが黙って動きます。

 我ながら今年のお餅は、特に美味しくできたのではないかと、思っています。 あの人にも食べてもらいたい、この人にも食べてもらいたいと、強く思った今年のお餅つきでした。

 こうして又、新しい年を迎えるのです。 

座禅の時におでこに強い刺激を感じるという友人

2010-12-28 09:08:14 | 座禅

 毎日お経を暗誦した後に座禅を行う友人。 私が座禅は30分では肩慣らしでしかありませんよ、1時間は行ってくださいね、と友人にはいつも話しておりました。 1時期1時間以上胡座を組んでいたのですが、30分ぐらいに減らして、また最近になって45分ぐらいに時間が、長くなってきたと話してくれました。

 1時間行うようになってから、後頭部の玉沈関が鼓動をはじめ、その後に今度は頭のてっぺんにある百会が、同じように鼓動を初めていた友人。 その友人が、いつもおでこに強い刺激を感じるというのです。

 下腹にある臍下丹田から発した気は、背中を通り後頭部を駆け上がり、百会を通った後に、おでこの中心部あたりから、体の表層部から顔面の内部に入って行きます。 

 おでこの中心部には天目がありますが、天目あたりから顔面内に入って行きますので、その天目も刺激しているようです。 

 友人が何故、おでこの中心部が強い刺激を受けるかは、上記のように後頭部を駆け上がってきた体の気が、おでこの中心から入り込むときに、刺激を受けると思われます。 

細胞シートで角膜移植などに協力する細胞生物学者の大和雅之さん

2010-12-27 10:37:51 | 

 東京女子医科大学の先端生命医科学研究所では自分の細胞を培養して作った細胞シートを使って、様々な手術の応用を考えている、細胞生物学者の大和雅之さんが活躍する姿を、テレビ「夢の扉」で伝えています。

 体内部の臓器の手術後に、細胞シートをその患部に絆創膏のように張り付けて、早期の退院を行えるようになったことを、放映していました。 細胞シートは口内の薄い皮膚をはぎ取り、それを培養液に浸して細胞を増殖させ、ある一定程度の厚みを持ったシートを作り、絆創膏として使われていました。

 また角膜の移植についても、同じような原理で濁った角膜を取り去り、細胞シートを張り付けるなどして、細胞自らの増殖をはかるなどして、角膜の増殖を行っているように感じました。

 細胞シートの培養についても、通常は培養液に細胞を置くだけでしたが、培養液が上下に浸れるような工夫をすることにより、細胞シートそのものの厚みを増すことも、できるようになったということです。

 日本ではこのような先端技術が、なかなか実用になることがなく、まだ臨床段階であるというのです。 ヨーロッパではいち早く、細胞シートの考え方に共感し、角膜移植についての医療体制を早急に作るべく動き始めたというのにです。

 私の憩室炎からS状結腸と膀胱の間にできた蝋(ろうー穴)は、切った貼ったの手術をすることなく、内視鏡で細胞シートを絆創膏のように、穴に貼り付ければすむのではないかと、思ったのです。

口を開けて治療する歯医者さんでは気が放散する

2010-12-24 10:50:42 | 

 誰もが歯医者さんで治療を受けるときに、自分の歯を削られるときの身を削られるような感覚は、好きではありません。 口を開けて治療を受けるのですが、そのときにその方の体のなかの気は、放散されるのです。

 私は治療するときに一時的に綿などで先生から「しばらく噛んで置いてください」といわれ、中間物をはさみ上下の歯で噛むのですが。そのときに上の歯から下の歯に、綿などを通して強く気が流れるのを感じます。

 私達は誰もが強弱はありますが、体のなかに気は流れています。 下腹にある臍下丹田が気の心臓部にあたります。 丹田から発した気は背中の督脈(背中の背骨と皮膚の間)を通り、頭部の頭蓋骨と皮膚の間まで上ってきて、おでこから上の歯まで流れます。

 座禅を行うときに(呼吸法を行うときに)、上の歯の付け根に舌をつけなさいと禅宗の作法に記述がありますが、上の歯の付け根についた舌を通して、体の前部の任脈に流れて行きます。 

 歯の治療で口を長く大きく開けていますと、任脈に流れてるはずの舌がそこにはありませんので、口から体のなかの気が、放散されることになるのです。 上下の歯が、何かに挟まれていたときには、その中間物を通して体の前部に流れていくのです。

 歯医者さんに行くと、改めて気の流れを強く感じてしまうのです。 これから治療に行ってきます。

自分の仕事を通して自身の人間性を高める

2010-12-22 09:50:15 | 気づき

 先日、私のところに逆腹式呼吸について、どのような呼吸法であるかを聞きにこられた知人が、「自分の仕事を通して座禅する」ということが大切ではないか、そのような考え方があっても良いのではないかと話してくれました。 それ以来、そのことが心に引っかかっていました。

 大学の級友が、自分の心情を述べていたときに、「私は自分の仕事を通して、自分自身の人間性を高めることが、信条です」と書いてある記述をみて、そんな考え方があるんだなあと思っていたのです。 そのことも私には、心ひかれるものがあったのです。

 そんなときに、知人から上記のようなことを聞き、改めて級友の言もあり考えてみました。

 私自身は座禅を始めてから、自然とあらゆる物事に対して、深く考えるようになったのですが、それまでは体を動かすのが好きで、動きの中でしか物事を考えることを、してこなかったきらいがあります。 そんな自分を省みますと、静かに物事を考える癖のある人はいいのですが、なかなか深く考えることは難しいかもしれません。

 そんなときに千葉に住む別の級友から、自分は今度私の近くで座禅(静功)をすることになった、との呼び掛けがあったのです。 私は自分の健康問題から気功のなかの静かな功(静功)を、行うようになっただけですが、暗闇の中で静かに深く呼吸をしながら、生まれて初めて座禅を行うようになって、物事を静かに深く考えるようになって行ったと思っています。

 座禅を行うようになってはじめて、知人の話や級友の話の意味が、ある程度分かるようになってきました。 その意味では、意識しなかった呼吸を意識し、吐く息を出来るだけ長く吐き、吐く息をイメージで体の中へ吐き、吐く息だけに意識を集中する呼吸法は、私を良い意味で変革してくれていると、感じております。

寝ながらイメージで体の中へ息を吐くー胡座を組めなくても

2010-12-21 08:52:53 | 逆腹式呼吸

 なかなか胡座を組んで座禅ができない人でも、毎晩寝る時にちょっと工夫すれば、吐く息を体に吐く呼吸法は出来ます。 

 低い枕で上を向いて寝ます。 両手をお腹の上に置きます。 親指をお臍の上におく感じでゆったりします。 眼を軽く瞑り口は閉じます。 大きく胸いっぱい息を吸い、できるだけゆっくりと息を吐きます。 吐く息はイメージで体の中へ吐きます。 

 吸った息が喉を通り、胸からお腹へ、更に足を通り、足に裏から息を吐き出す感じで行います。 全部吐き切ろうとすると苦しくなりますので、そのちょっと手前で軽く止め、また大きく息を吸います。 それを何度も何度も繰り返し行います。

 そんな呼吸を行っているうちに、眠くなって寝てしまいます。 目が覚めると翌日は気分さっぱりになるはずです。

イメージで吐く息を体の中へ吐く感覚が分らないという方のために

2010-12-20 08:26:47 | 逆腹式呼吸

イメージで吐く息を体の中へ吐く呼吸法が、分らないという方がおりますので、繰り返し説明したいと思います。

 私達はラジオ体操を行うときに、最後に大きく胸いっぱい吸って、ゆっくり吐くという呼吸を思い出します。 大きく吸った息を、基本的にはゆっくり出来るだけ長く吐くだけなのです。

 口は閉じ鼻だけで呼吸を行います。 鼻から出来るだけ長く吐くのですが、鼻から息を出すことを意識しますと、なかなか息を長く吐きにくいところがあります。 そこで鼻から息を出すことを一切忘れ、吐く息をイメージで体の中へ吐くのです。

 大きく吸った時に最後に少し息が、喉の近くに残っていると思いますが、その息が喉を通り、咽頭部を通り、胸を通り、下腹の臍下丹田(具体的にどこにあるか分からないとは思いますが)へと、イメージして息を吐くのです。

 体の中へ入って行く息を追うようにして吐くのがコツです。

 下腹の動きは気にせず、大きく吸ってゆっくり吐く呼吸を、繰り返し行います。 全部吐き切ろうとすると苦しくなりますので、苦しくなるちょっと手前で、軽く止めまた大きく息を吸います。 吸う吐く呼吸を1分間に3回出来るように行います。 慣れてくればもっと少なくなります。 私が試しに3分間でどれぐらい呼吸するかを、計測したところ7回でした。

 吐く息をゆっくり吐きながら、吐く呼吸に意識を集中しながら座禅を行いますと、意外とあっという間に時間が過ぎていきます。 1時間の座禅はあっという間のはずです。 そんな1時間の座禅を楽しんで下さい。

 この呼吸は私達に、微妙な体の変化を感じさせてくれます。

歩くことで坐骨神経痛が治ってしまった友人

2010-12-18 09:05:32 | 

いつも朝夕にゴールデンレッドリバーを連れて歩いている友人が、昨日訪ねてきた時に、ふと話してくれたことが、坐骨神経痛で1年半治療に通ったけど、ワンチャンを飼うようになって歩きめたら、いつの間にか治ってしまったというのです。

坐骨神経痛とは腰椎から出る末梢神経の坐骨神経が、何らかの原因で圧迫・刺激されることにより、激痛や痺れといった症状が発生する症状のことをいいます。

私も寝ぼけまなこで、猫の水を取り替えようとして、腰痛が始まったのですが、最近までは3時間上を向いたままで寝ると、腰が痛くなって自然と眼が覚めてしまっていたのですが、8月から意識して歩き始めたら、いつの間にかぐっすりと眠れるようになったのです。

まだ4ヶ月半にしかなりませんが、歩くことにより体の内部の見えないインナーマッスルを刺激し、増強しているような感じがします。 運動しないでいると、体内部の筋肉がダラーとして、変な形で歪みが出てしまうのでしょうか。

改めて歩くことの大切さを感じたのでした。

横浜で大学の級友と一杯会をして楽しむ

2010-12-17 10:38:42 | 友人

Y銀行のクラブで呑み代込みで一人9200円でした・最初はアサヒスーパードライビールで乾杯・お酒は一刻者の限定品・美味しくロックで呑む

出席者の感想・雰囲気は
*M君は25年間インシュリン型の糖尿病・とにかく歩いています・ヘモグロビンa1cの値は7以上あり
*N君は脳溢血で半身不随・G医大の別院で磁気刺激治療法を受けるも治らず・奥さんがガンで寝たきり生活のようだ
*MK君は住まいを中心テーマに研究しているようだ・話は尽きない
*A君は人材派遣で専門職を活かす形で働いているようだ
*T君は現役で相変わらず頑張っているようだ・消防がらみの電話をしていたからね
*I君はマイペースな感じがそのままあり
*H君は専門分野から離れ古民家の研究・マンション管理士の分野に裾野を広げる・皆からは一番若い感じがすると云われている・奥さんが栄養士のせいかなあ
*幹事のK君は明日からスキーだといって芋焼酎を呑む量を調整する・みんなが楽しんでくれるのが嬉しいようだ
*私はみんなのロックグラスを見ながら酒を注ぐ係でした:座禅を楽しむ・歩くのが楽しくなりつつあり

欠席者の便りなど
*Y君は耳が聴こえなくなってきたようだ・何となく欠席する・奥さんは元気そうだ
*U君はガンにかかっているけど元気そうだ・息子さんは都市計画の方に進んで計画を実現しそうな雰囲気だ・今晩は長野にいるから欠席
*MB君はガンにかかっているけどあちこちの現地に出かけ元気に研究を行っているようだ・今晩は未だ出張中の帰りのようだ
*S君はT大学での専門分野ではない海外経験を踏まえた講師をやっているようだ
*MU君は地域で役者をやっているようだ・今晩は本番前のリハーサルで欠席する
*SA君は名古屋にいるから今回は欠席・ずっと会ってないからどんな顔になっているかなあ・次はSA君の都合にあわせて開催しようと幹事が云う・サンデー毎日シャに勤めているようだ
*大学に残っていたTA君は今回連絡つかず
*SI君は都合がつかず欠席
*MS君は連絡つかず欠席

暗闇で力が抜けてくれば眼は半眼になるー座禅で

2010-12-15 09:58:06 | 座禅

 私は座禅を始めてから、禅宗ではいう眼を半眼にするという意識は、持ったことがありませんでした。 何故か、いつも部屋を暗くして胡座を組んでいたからです。 夜ねる前に、いつも半身浴をしてから、隣室で家族が見ているテレビの音を聴きながら、座禅をしておりました。

 真っ暗闇ですと眼を半眼にするとかの意識はなく、ただひたすら長くイメージで体の中へ吐く呼吸に、意識を集中していたのです。

 毎日、近隣のお寺で早朝に座禅会を行っているということを知り、どんなお章さんがやっておられるのだろうと思い、参禅した時に和尚さんから、半眼にしなさいと注意され、改めて半眼にする意味について考えてみました。

 結論的には、半眼にすのではなく、半眼になるということです。 長く吐く呼吸に意識を集中しながら胡座をくむのですが、法界定印という手印を行う指先までも力を抜きます。 全身の筋力はどこに働いてもならないのです。

 上半身は殆どの体重をお尻全体で受けます。 禅宗の作法ではお尻と両膝のの3点で受けなさいとありますが、このような維持の仕方ですと両膝にも力がかかってしまうのです。 私は両膝は転倒しないように、軽く床面につく程度でよいと思っています。 上半身そのものは、頭のてっぺんが天から引っ張られているような感覚で、維持するのです。 基本的には上半身にも力が抜けているー筋力が働かない状態になっているのです。

 暗闇であれば前方の床面に、目線を落としなさいという作法にも無関係です。 ただし目線の姿勢としては、大切なことです。 

 長く吐く呼吸を行いながら、力を抜く感覚、力が抜けてくる感覚を感じて下さい。 力が抜けてくれば、自然と眼は半眼になるのです。