ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

長く吐く呼吸を通して体の微妙な変化を楽しむ

2012-01-07 08:23:30 | 逆腹式呼吸

 吐く息を出来るだけ長く吐くことによって、イメージで吐く息を体の中へ吐くことによって、体の中の神経の腺に沿って流れていると云われている経絡(気の通る道)を刺激し、その通りをよくします。

 継続的にこの呼吸を続けることによって、経絡の通りがよくなるに従い、神経をも刺激します。 特に微細な神経がある脳を刺激します。 頭部が何となく、もやもやしてきます。

 また、イメージで息を体の中へ吐くことによって、結果的に体の中の経絡に宇宙の気が入って行きます。 胡座を組みながら、暗闇の中で1時間の座禅を行う中で、この呼吸を続けていけば、体の中へ入っていった気が、体に点在する経穴という気のツボ(鍼とか灸のツボ)から排出されるのを、感得するはずです。

 体の中へ入っていった気は、本来は殆どが体外に排出されますが、体の調子が悪ければ、その部位に関係するツボの調節を行う弁も調子が悪くなり、長くこの呼吸を続けることによって、次第に体内に気が溜まってくることになります。

 私自身が体験したことですが、ある時点で調子の悪かったツボが、ぷっつんと開放され、一種独特の焦げ臭いような臭いを持った気が、排出されたことがあります。 丁度その時は、腎臓に結石があり、その片割れが腎臓から膀胱の間にある尿管に溜まっていたのです。