ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅では肩の力を抜き筋力が働かない姿勢を保つ

2012-01-20 08:43:49 | 座禅

 座禅では、まず肩の力を抜いてリラックスすることから始めます。 長時間、胡座を組んで座禅をしますので、基本的には全身の力を抜きます。

 上半身は、頭のてっぺんが天から引っ張られる感じで維持します。 座布団の上に薄い座布団を、お尻に敷きます。 禅宗のHPを見ると、お尻と両膝の3点で維持するような記述がありますが、この座り方ですと、両膝に力がかかります。

 私はむしろ、上体は直下にあるお尻全体で、維持すべきものと感じています。 両膝は座った時に転倒しないように、軽く座布団に触れるだけの方がよいと思っています。 この座り方ですと、上体の荷重はお尻全体だけで受けるので、長時間座っても体のどこかに、筋力が働くことはありません。

私には、お釈迦さまが禅宗のような座り方をして、菩提樹の下で瞑想を行なったとは、到底、思えないのです。 全身の力が抜けてくると、自然と眼は半眼になるとも、思っているからですが。