ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

戦争で出会った4歳の孤児を保護して養母として過ごすことになった大学生の話でしたが

2020-11-29 10:04:36 | 家族

今朝の「こころの時代」は、「砂漠に咲くばらのように」と云うタイトルでした。 イラン・イラク戦争で孤児になった女の子を、ボランテア活動をしていた大学生に拾われて、王家の主治医をしていた実家で過ごすようになりました。

女の子は「サヘル・ローズ」と名付けられ、女子大生の名前は、フローラ・ジャスミンと云う方でした。 実家からは、女の子を外に捨てて家族とすごすか、女の子と一緒に外で暮らすかの選択を迫らせられた時に、縁を切る形で二人で縁があった日本人の住む埼玉のワンルームで、お世話になることになりました。

然しながら、そこでも男性から女の子を外へ出して一緒にすむか、女の子と一緒に外で暮らすかの選択を迫られて、やむなく養母は女の子と一緒に家を出て、公園で暮らすようになります。

スーパーの宣伝に使われる小さなカップに入った試供品を食べる毎日でしたが、それを日常的に見ていた宣伝員のご婦人が、ある日、大きな袋に入れた食べ物をくれたこともあったようです。

何時も公園にいる女の子を見つけた小学校の校長先生が、直接、日本語を教えてもらったり、学校に通うようになって給食係のご婦人から、自宅で一緒に暮らせるような配慮をされたり、養母の仕事の紹介を受けたりして、何とか生活ができるように、なって行きました。

今、サヘルさんは、ココシャネル(孤児であった)の自伝を読んで、自分の自伝本を書き、それを多くの人々に話し伝える活動を行なっております。

改めて養母のフローラさんの運命的な活動・行為に驚くと共に、サヘルさんの明るく前向きな活動・行動に、思わず胸が痛くなる感じが致しました。

サヘル(砂漠)・ローズ(薔薇)は大学生だった養母が付けた名前でした。


20代のキャリア官僚が大量退職の原因は政府がイエスマンしか認めないからですが

2020-11-28 04:14:57 | 社会・経済

20代のキャリア官僚が大量退職との報道から、そのようなことになるのではないかと予想をしておりました。 何故か。 それは前安倍晋三政権時に、官僚に忖度させるようなことを、続けてきたからです。

優秀な官僚の自由な発想に基づく様々な意見を取り入れながら、政権運営を行うと云うことではなく、政権側が主導する考えに賛同しないような官僚は、主要な任務に就かせないと云う考えがあると云うことが分かったからです。

自分たちの考えが正しいかを判断するためにも、相反する考えと戦わせて物事を進めることが、とても大切であると云うことが、時の政権側が理解・認識してないからです。 残念なことです。


コロナで景気が悪いのに株価だけが高いのは日銀が買い支えているからだろうと思っていたら

2020-11-21 04:37:53 | 社会・経済

今朝の新聞に日銀が日本の会社の株を買い続けて、年金を運用するために買われた額に迫ろうとしていると記述がありました。

前安倍政権が見掛け状の景気を良く見せようとして、黒田日銀総裁とタッグを組んで、株価が下がらないように主導した結果が現れております。

世の中は、新型コロナウイルスの感染で、飲食業や宿泊業や航空業界など世の中一般社会が、赤字の増大や倒産数が増加しているにもかかわらず、景気が悪いのにもです。 菅政権に移行しても、相変わらずの様相です。

米国でもコロナ感染者が毎日10数万人出ていて、世界でも一番感染者が多く、日本と同様に経済状態が良くないのにもかかわらず、株価が非常に高く推移しております。

お金に余裕がある人が喜ぶような社会現象が現れておりますが、私の身近にも、契約社員が失業して賃貸住宅の家賃が3ヶ月以上払えず、やむ終えず出て行かざるを得ない方もおられます。

新型コロナウイルスの出現で、世の中の様々な不条理を感じることになっております。


ロボット学者の森政弘さんがロボット製作の過程から仏教の教えに通ずるものを学んだと云う

2020-11-01 09:14:53 | 文化

今朝のテレビ「こころの時代」で、ロボット製作の第一人者である森政弘さんが、製作の過程で仏教の教えに通ずるものを学んだと云う話をされておりました。

例えば歩くロボット製作の過程で、歩くと云うことを考える時には、その相反する倒れると云うことを考えなければ、歩くことが完成されないと云うのです。

全ての作業を行う場合でも、どんな場合でも、相反することを想定しなければ、意図することは出来ないと云うことを、ロボット製作する過程で学んだと云うのです。

仏教の言葉で「無記」と云う言葉から、例えば善と悪について説明がありました。 善を行おうとした時に、相反する悪を意識することによって善がなされ、善を意識することによって悪をなすこともあると云う。

「無記」がその中心にあって、善を行うか悪をなすかが決まると云うのです。 改めて様々な意見、考えがあることの大切さを感じました。 ひとつだけの考えだけでは、物事は先に進まないと云うことでしょうか。

二元性一原論と云う。