ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅の中での雑念もまた楽しい

2008-01-31 20:07:23 | 座禅
 意識を呼吸に集中しての座禅では、本来は雑念はいけない、考えてはいけないといわれてきました。 呼吸に意識を集中できないで、雑念のオンパレードでは話にはなりませんが、集中できたとしても、日常的な束縛からはなかなか解放されるものではありません。

 不思議なもので、意識を呼吸に集中できた時にふと浮かぶ雑念は、問題解決のヒントになるようなものを、どこからともなくサジェスチョンしてくれるのです。 脳波もβ波から安定したα波に変化するのも、影響があるのかもしれません。 座禅の深化の過程では、α波から更に高度に瞑想に集中できたときに現れるというθ波に、変化していきます。

 θ波になると、宇宙の叡智にも結びつくともいわれ、座禅をする者にとっては、当面の命題になります。 残念ながら、私自身はまだ欲も捨てられず、無欲、無心とはなかなかいきません。 が、座禅を通して様々なサジェスチョンという形で、教えていただいております。 

 暗闇の中で静かに行う逆腹式呼吸を伴いながらの座禅は、体は動かしませんが、横隔膜は大きく動きますし、体の中を駆けめぐる気が、脳を優しく癒してくれることを考えたら、これ以上のことはありません。 座禅を続けていきますと、体に微妙な変化を引き起こします。 

 私自身は、座禅は楽しいものだと感じています。 まだ3時間しか連続して行っていませんが、そのうち時間を少しずつ延ばしていけたらなと思っています。 わずかな変化を楽しむ気持ちを持てば、誰でもが出来るはずです。 楽しんでください。

 

座禅は呼吸に意識を集中して雑念から離れる

2008-01-30 19:55:24 | 座禅
 座禅では、呼吸を意識し呼吸に意識を集中することによって、日常的な雑念から解放されます。 私たちは、日常的な忙しさの中で、なかなか意識を集中することは苦手です。 座禅を通して呼吸だけに意識を集中していると、意外と精神が集中できるものだということが分かります。

 逆腹式呼吸で体の中へ息を吐きますが、臍下丹田はどこにあるのだろうと思いながら、ひたすら呼吸を続けます。 私自身は、臍下丹田が心臓のように動くまでは、イメージで自分の下腹を斜め上から見てみたり、空中を浮かぶ自分をイメージしたりしながら、ひたすら逆腹式呼吸を行いました。

 今では具体的に動いている部分が、自分でもよく分かりますが、当時はまったくどこだか分からず、息を胸を通して下腹めがけて吐いて行くのみでした。 呼吸に慣れる前は、1時間がずいぶんと長く感じたものですが、ゆっくり吐く時間が長くなるに従って、あっという間に過ぎ去ってしまう時間に、なっていったものでした。

 暗闇の中で静かに瞑想すると、頭の中をすっきりさせる効果も出てきます。 まだ充分気を感じなくても、体の中の気の循環を感じなくてもです。 

 私はいつも自分の布団の上で、低い枕をおしりに敷いて、冬は風邪を引かないように、ちゃんちゃんこを羽織って、布団を膝の上に掛けて座禅をします。 余り形にこだわることもないものと、感じております。 大切なのは、日常的に毎日、座禅(静功)を行うことだと考えています。 お寺で座禅するのも良いのですが、毎日出来る環境であれば、それでも良いのですが、一般人の私たちにはそれは出来ません。

 毎日、1時間以上の座禅を行えることが、とても大切なことですし、続けることによって私たちに、今までとは違った変化を感じさせてくれるのです。 座禅を楽しむ、変化を楽しむ気持ちがもてれば、続けられるものです。 深化の過程で宇宙の気が、体の中の気が優しく脳を癒してくれるのが、分かってきます。 性的な喜びを遥かに超える至福感が、私たちを待っていてくれます。

座禅は呼吸を意識することが大切

2008-01-29 20:25:23 | 座禅
 私たちは生まれて以来、呼吸を意識することはありません。 座禅では呼吸を意識することによって、生来持っていた気感を取り戻し、意識を集中させることが出来ます。 呼吸の仕方には、様々な呼吸の仕方がありますが、ここでは免疫力を高めるといわれている、逆腹式呼吸を行います。

 鼻で吸って口から吐く純腹式呼吸や、長く息を吸ったり、止めたり、吐いたりする長息法などがあります。 逆腹式呼吸は、口を閉じ鼻だけで息をします。 軽く吸ってゆっくり吐きます。 慣れるに従い、大きく吸って長くゆっくり吐きことが出来ます。

 息を吐くときには、鼻で息を吐くことは考えず、息を体の中へ吐くようにイメージします。 実際にはわずかずつですが、鼻から息は出ていきます。 胡座を組んだ座禅の時には、お臍のちょっと下辺りにある臍下丹田(気の貯まる場所、体の気の心臓部にあたる)が、活性化するように念じながら、息を吐きます0。

 胸一杯に息を吸うと、胸がふくらむと同時に下腹が凹みます。 息を体に吐きますと、下腹が今度は膨らんできます。 息を吸ったときにお腹が凹み、息を体の中へ吐いたらお腹が膨らむので、逆腹式呼吸といわれます。 但し、お腹の出たり凹んだりすることは、余り意識してはいけません。 逆腹式呼吸に慣れてくれば、自然とそのような動きをしてくれます。

 息を吸ったり吐いたりするときに、呼吸を意識することによって、私たちが持って生まれた気感を、取り戻してくれます。 ただ単純に呼吸を意識しながら、蹴り返し行うだけで良いのです。 目には見えない気を、座禅を通して感じることによって、私たちを宇宙の叡智へと、導いてくれることになります。

座禅は先ず姿勢から

2008-01-28 09:44:37 | 座禅
 座禅の姿勢は、肩の力を抜いてリラックスすることから始まります。 私達は、毎日の生活の中で、意外とあちこちで肩に力が入っている場合が、多いものです。 話に夢中になっているときでも、ハッと肩に力が入っているのに気がつき、あわてて肩を揺らして力を抜いたりします。

 ちょっと低い座布団を敷いて(胡坐を組みにくい人は座布団を重ねて敷きます)、胡坐を組みます。 胡坐の組み方は色々ありますが、どのような組み方でも構いません。 何故、胡坐がよいかは、長くその状態を保てることと、体と心が一体になれるからです。

 頭のてっぺんが、天から引っ張られているような感じで上体を維持します。 胡坐を組んで上体を一度そのまま前に倒し、また上体を上に上げた形が良いとされています。 

 目は瞑ります。 座禅の時は目を半眼にしなさいと、ものの本には書かれていますが、イメージしやすいように、ここでは目を瞑ります。 口を閉じて鼻だけで息をします。 舌は上の歯の付け根にそっと付けておきます。 これは後日、自分自身でも分かってくることですが、体の中を回る気の主要な通り道になります。

 上体は姿勢を良くしようとして、反ってしまうと筋力が働きますので、長く座禅をすることはできません。 体の中の全ての筋力を抜いた状態を、保つことが大切です。 座禅の時の上体の姿勢は、立っているときでも,椅子に座っている時でも同じです。 普段の生活から、いつも肩の力を抜いた自然体の姿勢が、とても大切なのです。

座禅は、呼吸法は試してみる価値はありますよ

2008-01-27 11:56:37 | 逆腹式呼吸
 私自身は、大学の級友から座禅(静功ー静かな気功)の練習会を、私の家の近くで行うんだあという話を聞き、丁度その頃、胸の心臓付近に違和感を覚え、知り合いの看護士の方に、どこの病院に行ったらよいか、どのような検診をするのかについて、問い合わせをしていたところでした。

 足の付け根からカテーテルを挿入し、血管を通してマイクロカメラで、心臓をチェックするということでした。 座禅を行うことによって、具合の悪さをクリアーできればいいのになあ、という軽い気持ちで始めてみました。

 それまでは、座禅のことや気功のことなど、一切関心がありませんでした。 ところが、始めた初日、1時間の暗闇の中での座禅を行っただけで、頭のてっぺんの百会という気のツボが、活性化し百会を中心にした電子の輪のようなものを、感じてしまったのでした。 何だろうと思いながらも、週に1回3時間のの座禅の会に、通うようになりました。

 人から教わったわけではないのですが、逆腹式呼吸という呼吸法しながらの座禅を、行っておりました。 私を誘ってくれた級友は、静寂なくらやみの中で、私の逆腹式呼吸を行うスーとかウーとかいう息音がうるさいと、注意をしたほど大きな息音であったようです。

 級友は1週間に3回、しかも1回は24時間という練習会に参加しておりました。 参加料も相当負担していたと思われますが、週1回でもずい分高いと感じた額でしたので、私自身は、日常的に先ず逆腹式呼吸になれるように、あらゆる機会を利用して呼吸法を行っていました。

 電車に乗っているときや待っている間、ちょっと目を瞑って呼吸法を行いました。 テレビを見ているときも、目を瞑り音だけ聴きながら、呼吸法を行いました。 告別式の弔辞を聞きながらも、呼吸法を行っていました。

 そのせいか、座禅の時には、とてもスムーズに逆腹式呼吸を行うことができました。 結果的に、1ヵ月半でお臍のちょと下あたりにある臍下丹田(気の貯まる場所で心臓部にあたるところ)が活性化し、心臓のように鼓動を始めることとなりました。

 自分の体を駆け巡る気を通して、今までの感覚とは違ったものの見方をするようにもなりました。 呼吸を意識しながらの呼吸法(息を吐く時にイメージし、イメージしながら息を吐く)通して、気を感じるようになり、宇宙や人体など様々なものに、興味を抱くことにもなってきます。

 気を感じやすい人と、感じにくい人がいるようですが、ちょっと真面目に継続して座禅(静功)を行えば、誰でもが気の存在を知り、宇宙やこの世の創造主のことに、思いを寄せることにもなります。 何よりも、座禅を始めなければ、何も分かりません。 是非、毎日1時間以上の座禅(逆腹式呼吸をしながらの)を、ひとりでも多くの人に、継続的に行っていただきたいと、いつも願っております。

寝る前に半身浴、そして寝ながらの呼吸法

2008-01-26 19:43:33 | 半身浴
 いつもカラスの行水で、殆んど浴槽には余り浸からなかった私が、毎日どのような運動をして汗をかいたらいいかと、考えあぐねていた時に、知人から半身浴の話を聞きました。

 お湯の面がお臍のちょっと上あたりになるように入れば、上半身頭のてっぺんまで、汗びっしょりになるということを教えて頂いたのです。 汗をかくということは、新陳代謝がよくなり血流の流れがよくなるということです。

 早速、その日から初めてもう10年以上が経ちました。 今では、心臓に負担がかかる(圧力がかかる)首までお湯に浸かることはなく、半身浴が当たり前になってしまいました。

 半身浴は、普段眠っている細胞までも活性化してくれます。 ここではその詳細については省きます。 蓋をしてタオルをそばにおいて、新聞や雑誌、濡れても良いような本を持ち込んで入ります。 半身浴は、ものの本には温めと書いてある場合がありますが、風邪を引いたのでは何にもなりませんので、自分が適温と思われる湯の温度でよいのです。 冬は熱くても構いません。 夏は逆に熱すぎないほうが良いです。 夏は5分もたてば汗をかきます。

 半身浴をしたら、湯冷めをしないうちに頭の水分だけをよくとってから寝ます。 枕はできるだけ低いものを使い、上を向いて寝ます。 横に寝る癖がある方は、砂袋を頭の左右において、頭がいつも上を向くように癖をつけます。 上を向いて寝たほうが、内臓には優しいからです(休まるという意味)。

 両手をお腹の上におきます。 親指がお臍の上になるように、そっとおきます。 目を瞑り口を閉じて、鼻だけで呼吸をします。 軽く吸ってゆっくり息をイメージで、10秒位かけて体の中へ吐くようにします。 鼻から息を吐くことは、イメージしないでください。 ゆっくり体の中へ息を吐きますが、体の中心部を通って、足の裏から出すようなイメージで吐きます。 全部息を吐ききろうとすると苦しくなりますので、ちょっと手前で止め、また息を吸います。 慣れてきたら、足の裏から吸うようにイメージします。 

 軽く吸ってゆっくり体の中へ吐く、そんな呼吸を続けるうちに、いつの間にか眠ってしまいます。 目が覚めたら、もう翌朝です。 頭はすっきりしているはずです。 息を吐く時に体の中へ吐く呼吸法は、逆腹式呼吸といい、自分では分からなくても、知らず知らずの内に自己免疫力がついてきます。 

 半身浴をしてから、寝ながらの逆腹式呼吸を毎日の日課としてください。 早く起きられるようになったならば、早朝に自分の布団の上で、是非、逆腹式呼吸をしながらの座禅をしてください。 体の中を駆け巡る宇宙の気が、脳のエクササイズをやってくれるのが、深化の過程でその内に分かります。 

原油を燃やして海水から真水をつくるアラブ諸国

2008-01-25 11:04:11 | 社会・経済
 豊富な原油資源を燃やして、水不足な砂漠に囲まれたアラブ諸国では、真水を作っているといいます(蒸発法という)。 限られた化石燃料を、惜しげもなく燃やして真水を作るなんて、考えてみただけでもおかしなことだと思います。

 日本の水は通すが塩分は通さないという膜を使って、海水をろ過する逆浸透膜法という技術が、静かに採用され始めているようです。 

 地球上の水は約97%が海水で、淡水は3%ほど。 いかもその多くは氷河などの形で存在し、人間が使える淡水は0.01%しかないと、いわれております。 海水の淡水化は、水不足解消の切り札になります。

 幸いにも私達の国は、時々天候の関係で水不足に陥りますが、極端に水が無い状態は長くは続きません。 雨が降り川になって海に出て行ってしまいますが、山々の大地に降った雨は、土を潤し浸透して行き、湧き水の資源となったりしていきます。

 砂漠化された中東諸国にとっては、水資源はなによりも貴重なものなのでしょう。 もし原油資源が枯渇してしまったら、どうなっていくんでしょうか。 ハンドボールのオリンピックアジア予選が、中東の笛として審判が中東寄りの笛を吹き、日本からクレームがついて、改めて韓国を含めた2カ国だけの予選が始められようとしておりますが、改めて水資源の無いアラブ諸国の海水の淡水化の方法の新聞記事を見て、ますます、そのおかしさを感じざるを得ませんでした。

自国の利益しか考えない米国が世界の中心

2008-01-23 07:36:57 | 社会・経済
 米国での低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)の破綻に発した経済不安が、世界中の国を巻き込んで、景気減速と社会不安に影を落とし始めています。

 幸いにも、日本はバブル崩壊の後始末のおかげで余裕もなく、米国の銀行が発行するサブプライムローンに関連する金融商品を、多額に買わずに済んで、被害は少なくすんでいるようです。 が、原油の値上げによる食料費等の価格高騰や、景気低迷という新たなスタグフレーションという社会状況に(デフレよりももっと厳しい社会状況)、直面しているといいます。

 考えてみますと、フェッジファンドとかいう訳の分からない金融商品を考え出して、日本を初めとする金融商品後進国の人々に、相当の損失を与えてきたのも、米国の金融界の方々だったようにも、思い起こされます。

 困ったことに、日本の景気を下支えしている自動車、電気等の産業も、米国への輸出でまかなわれてきているのが現実です。 どうも米国がくしゃみをすれば、日本も自然とくしゃみがでてしまう関係のようです。

 世界のお金が、株にいったり金、オイルの商品市場に行ったりして、ものの相場が動いているみたいです。 今朝の新聞を見ますと、日本の株に格安感があるので、ロシアの金融界が狙っていると書かれていました。 グローバル化の波が、ひしひしと押し寄せているようでもあります。

元プロ野球選手の加藤博一さんが56才の若さで肺ガンで

2008-01-22 07:26:10 | 
 元プロ野球選手で好きな阪神タイガースにいた加藤博一さんが、56才の若さで肺ガンでなくなったという報道がありました。 昨年末に、友人のお父さんが肺頸ガンで、ボンベを抱えながらの長い闘病生活の末に、亡くられたばかりでした。

 多分、加藤さんもタバコの喫煙生活が、長かったのではないかと感じました。 友人のお父さんも、病気になってからは止めたものの、それまではヘビースモーカーであったようです。

 初めて肺ガンのことを知ったのは、知人の奥さんが10数年前に、ある日突然、肺ガンの末期(5期)になってお見舞いに行ったときでした。 タバコを吸わないにもかかわらず、肺ガンになってしまったのでした。 肺ガンは、悪くなって初めて自覚症状がでてくるという、とても怖い病気です。

 旦那さんが兄弟で経営する会社の経理事務を一手に引き受け、お金のやりくりをして相当の心労があったものと、察せられました。 会社は順調に推移し、仕事量も増えていったようですが、不思議なもので、会社というものは、仕事量が増えれば増える程に、運転資金が必要になってきます。 当時、告別式に参列しながら、肺ガンになる条件として、お金の苦労、心労が、その原因にもなるのではないかと考えたほどでした。

 人の病を見て、初めてその病のことを勉強し学習して、その病にならないためにはどうしたらよいのか、またその病を治す方法はないのかなどを、考えるきっかけを作ってくれたような気がいたします。 

足るを知って求めず

2008-01-21 21:23:24 | 自分
 ちょっとばかりの臨時収入があり、4,5年前に買って使いこなしているノートパソコンを、そろそろ買い換えても良いかなあと思って、早速、電気の量販店に見に行ってきました。 翌日早朝に座禅をしながら、雑念の中で考えてみました。

 先日、パソコンが具合が悪くなって、友人に一日がかりで直して貰ったばかりなのに。 CPUは1ギガヘルツで、HDDは30ギガバイト、メモリーは318メガバイトと、今時のパソコンとしては物足りないところではありました。

 量販店から友人に電話をかけて、あれこれ聞いてみましたが、取りあえず相談に乗りましょうと言うことで,帰ってきました。 一夜明けてよく考えてみたら、パソコンを使うのには支障ないのだから、買い換えるのはやめることにしました。 取りあえず外付けの120ギガのHDDを買って、現在のパソコンに入っているものを移し、軽くすれば良いのです。 充分、使えるのです。

 思いとどまり、別の使い道を考えることにしました。 欲求は、満足することは出来ますが、欲求を満たしてしまえば、更なる次の欲求が生まれてくるものなのです。 新しく買い換えなくて、今は、何となく清々しい気持ちでいられるのは、不思議な感じが致します。