ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

カウントダウン

2007-12-31 14:47:04 | 文化
 年末の過ごし方は、連れ合いが正月に食べるものをつくり、NHKの紅白歌合戦を見ながら過ごし、近所のお寺の除夜の鐘を聞きながら、新年を迎えると同時に、神社に家族と共にお参りするのが、定番になっていたような気がいたします。

 最近では、子供達は若手の歌手達が競演する年越しのイベントに参加するようになりました。 歌を聴きながら手を振り上げたり、モッシュと称して隣り合う同士が、体をぶつけ合ったりして楽しんでいるようではあります。

 中学生の頃に、よくテレビ番組ではなくラジオ番組の収録を聴きに、有楽町まで毎週のように通った記憶はありますが、高校に入ってからは休みなくバスケットボールの練習に励み、大学に入ってからはものの考え方が分からなくなってしまって悩み、勤め始めてからは、泊り込みで仕事をこなすぐらい忙しくて、演奏会などにはなかなかいけるような雰囲気ではありませんでした。

 然るに、我が家の子供達は、常日頃から、あのグループが大阪で公演すると聞けば(東京公演のチケットが取れないときなど)、わざわざ新幹線や深夜バスで行き、早朝帰るなり、そのまま仕事をするなんている芸当は、平気の平左です。

 1年の総決算が、年越しのカウントダウンと称するイベントです。 私自身は、最近ではひとり静かにゆっくりと、隣室から聞こえるテレビの音を聴きながら、1年の出来事を思い起こし、来年はどのように過ごそうかなどと考えながら、寝てしまうのが常態化しています。

 今年も早めに半身浴をしながら、汗をいっぱい出して、早々に寝てしまうような気がします。 

30日は年末恒例の餅つき

2007-12-29 17:03:20 | 文化
 以前に住んでいた地域のソフトボールの仲間たちと、30日の午前9時に集会所の前に集まり、それぞれの家の餅つきを皆で行います。 住宅の管理組合所有の臼など一式を借り受け、5~6人が集まってお餅をつきます。

 30年近く続いているんではないかと思われますが、皆が皆、どのようなことをすればよいか分かっておりますので、段取りがとてもよく、気持ちよく餅つきができます。 植栽を剪定した時に出る薪を燃料に、先ずお釜に水を入れて沸騰させます。

 前の日に水に浸しておいたもち米を、ざるに開けて水をよくきっておきます。 湯が充分に沸騰したら、蒸篭に和手ぬぐいを敷いてもち米を入れ、真ん中を低くしてすり鉢状にしてもち米を入れ、蒸篭を3段重ねにして蒸します。

 沸騰する釜の上には特性の真ん中に小さな穴を開けたステンレスの板を置いて、蒸篭を重ねていきます。 もち米が突きごろの柔らかさになっているか見るために、上の2段の蒸篭を持ち上げて、もち米の柔らかさをチェックします。

 中途半端な柔らかさでお餅をつくと、おいしいお餅はいくら突いてもできません。 そんな失敗も長い経験から体験済みです。 臼はお湯を少し入れタオルをおいて、温めておきます。 容器に少しぬるめのお湯をいれ、餅つきの合いの手の準備をしておきます。

 いよいよ餅つきです。 臼に茹で上がったもち米を入れ、天塩をちょっと入れてから、2人が杵を持って腰にすえるようにして、こねていきます。 こねあがったら杵を持って、合いの手の方と一緒に餅つきです。

 私はいつも、乾燥した桜海老を入れて突きます、否突いてもらいます。 焼いて食べると、とても香ばしい味がします。 また、青海苔を入れたりします。 青海苔よりも桜海老のほうが、おいしく感じます。

 仲間の中には、あんこをを用意して、あんころ餅にする人もいます。 少しつづ皆で食べながら楽しみます。 餅つきはちょっぴり日本酒を飲みながら突いたりします。 

 準備から片づけまで、何をやるのか、やらなければいけないのかが、皆も知っています。 いつも餅つき屋さんができちゃうねと笑っています。 私は、動体視力が衰えたのをきっかけに、今はソフトボールをやってはおりませんが、1年に1回、餅つきに誘ってくれます。 ありがたい仲間です。

数多くの情報の中で本物の情報を選択するのは難しい

2007-12-28 16:54:11 | 
 友人の奥さんがガンに罹り、医師から余命何年と言われ、一時的に落ち込んでしまいましたが、今は気持ちも落ち着き、残された人生を精一杯生きようと、決意していると言っておりました。

 他の人からの情報や自分自身でも、ガンをどのように克服できるかについて勉強されたに違いありません。 これまでの情報では、ガンは克服できないと感じたようです。 ですから、これから先の情報については、受け入れにくいものがあるとの友人からの話でした。

 公立病院の星野医師は、体調が芳しくないので検診したところ、同僚の医師から胃ガンで余命何年と、宣告されてしまいました。 一般の患者さんと同様に、精神的に落ち込んでしまいました。 友人達が訪ねてきてくれ、見舞いかたがた激励してくれました。 ちょっと元気が出てきたときに、アメリカでの何十人ものがん患者が、ガンを克服した記録の本を、目に見ることとなりました。 多分、友人が持ってきてくれたのかもしれません。

 ガンの部位別ごとに、どのように治していけたのか、治したのかが詳しく書かれていて、もしかした治せるかもしれないと感じ、退院と同時に奥さんの協力を得ながら、病院勤務を続けながら取り組んだそうです。

 アフリカでシュバイツアー博士と一緒に、原住民の医療活動に参加したゲルソン博士という方が、考案したゲルソン療法という食事療法です。 お米は胚芽の入った玄米を食べ(できるだけ食べ物を生命力のあるままに食べるということ)、精白しないパンを食べ、精糖しない砂糖を使い、製塩しないミネラルの豊富な塩を使い、使っても良い油と使っては悪い油の区分け、低農薬の野菜のジュースを飲むことなどです。

 アフリカの原住民に医療活動をするうちに、原住民の病気が、ヨーロッパからもたらされた塩を使うことによって発生したと考え、また、ガンは代謝障害からかかってしまうと考えました。 それなら、ガン細胞の栄養にならないものを摂取する、ガン細胞の嫌いなものを摂取する、自己免疫力がつくようなものを摂取する、それが、ゲルソン療法という食事療法なのです。 毎日、食べる食事の考え方を変えることによって、ガンを克服できるのです。

 星野医師は、ゲルソン療法を数年続けるうちに、ガン細胞はまったく存在しなくなってしまったということです。 その記録を本にして出版しましたが、困った人のために緊急の電話番号が、本に知らされております。 私自身は、知人が星野医師の体験談の話を聴きに行ったときの録音テープを聴き、早速本を買い求めました。

 氾濫する情報から、本物の情報を選択する難しさを、つくづく感じさせられる今日この頃です。

肉体の疲れを癒すか、精神的な疲れを癒すか

2007-12-26 08:03:59 | 逆腹式呼吸
 私たちは、生まれながらも体を使った運動に対しては、その効果を身を持って体験できますので、躊躇なく運動することに抵抗がありません。 しかしながら、静かに瞑想することには慣れてはおりません。

 私自身も友人の呼びかけがなければ、静かに暗闇の中で座禅(静功)をしたときに得る喜びを、知ることはなかったでしょう。 物事を考えるときしか、静かに思いを巡らすことはなかったのですから。

 肩の力を抜いてリラックスします。 日常的にも肩の力を抜くことを意識します。 とても大切なことです。 頭のてっぺんが、天から引っ張られているような感じで上体を維持します。 胡座の時は勿論のこと、イスに座っているときでも、立っているときも。

 目をつむり口を閉じて鼻だけで呼吸します。 軽く吸ってゆっくり10秒以上かけて吐きます。 生まれて以来、私たちは呼吸を意識したことはありません。 呼吸を意識し、呼吸に意識を集中します。 出来るだけ雑念から離れるために、意識を呼吸に集中します。 数を数えることに意識を集中する数息法という呼吸法がありますが、ここでは呼吸にのみ意識を集中する、逆腹式呼吸法について取り上げます。

 息を吐くときに、鼻で息を吐くことを忘れて、息を体の中へ吐くようにイメージします。 立っている時や寝ながら呼吸法を行うときには、足の裏まで吐くようなイメージで吐きます。 胡座をかいたときやイスに座ったときは、お臍のちょっと下あたりにある臍下丹田が、活性化するような感じで息を吐きます。

 様々な呼吸法がありますが、ここでの逆腹式呼吸は決して無理せず、滑らかに行うようにします。 息を長くは吐こうとして、めいっぱい吐ききると苦しくなってしまいます。 そのちょっと手前で、また軽くすーっと息を吸い、ゆっくりと吐きます。 

 イメージしながら息を吐くことによって、自分では分からなくても、そのときに宇宙の気が体の中へ入って行きます。 軽く吸ってゆっくり体の中へ息を吐くという行為を通して、知らず知らずのうちに、生来持っていた気感を回復していきます。 

 私たちの体には目に見える血管、神経などの他に、目には見えないけれども気の通る道ー経絡があります。 息を体の中へ吐くことによって、次第に経絡の気の通りがよくなり、結果的には自己免疫力が高まってきます。 吐いた息ー気は体の中には貯まりません。 殆ど全ては体のツボ(鍼とか灸のツボ)から出て行きます。 座禅の深化の過程で、息を吐いたときに上半身の体のツボから気が出て行くことが、体感できるはずです。

 逆腹式呼吸を1時間以上続けますと、宇宙の気が脳を癒してくれることを、いずれ実感することになります。

20万円のガス検知器をケチったが為に

2007-12-25 07:17:24 | 社会・経済
 渋谷の松濤町の高級住宅街で、今年6月、ガス爆発を起こして女性従業員3人が亡くなり、通行人もけがを負わせ、結果的にせっかく造ったばかりの温泉施設シェスパを、解体せざるを得なくなってしまいました。 亡くなった方への補償費や建物建設費や解体費などを考えたとき、何故、ガス検知器をつけなかったのでしょうか。

 昨日の新聞報道に、ガス検知器をつける費用として、20万円かかるが、それを運営会社と施設の管理委託を受けた会社と、どちらが負担するかが問題になって、結果的には取り付けられなかったということです。

 地下から温泉をくみ上げられる際には、少なからずガスは配管から漏れ、密室性の高い地下に温泉のくみ上げ施設があるシェスパでは、検知器の設置は常識とのこと。 遠目から見ている第3者からでも、当然施設側が設置するべきものと感じておりました。

 ややもすると、お金を持っている人、投資家はケチだと聞きますが、総投資額から比べれば、20万円という金額は、微々たるものです。 たった20万円の安全に対する投資を怠ったが為に、なお一層の損失を被ることになったようです。

 何故、設計段階で設置を計画しなかったのか、当たり前のことを当たり前に処理できなかった投資家の論理が、優先してしまったのかもしれません。 設計するものの倫理観、事業家の倫理観が、問われているのかもしれません。

薬害C型肝炎訴訟について思う

2007-12-24 19:35:31 | 
 病院での手術の際にフィブリノゲン製剤等の投与により、C型肝炎に感染してしまい、まだ有効な治療薬がないままに、生きていかなければならない人達が、薬を承認した国と製薬会社を相手に、長い裁判が続いています。 福田首相もやっと重い腰を上げ、患者さん達の要求する一律救済に向け、議員立法へと進むことが決まりました。

 知人の看護士の方からは、C型肝炎になると、ある一定年齢と共に肝ガンになり、最後は肝硬変になってこの世から去るケースが多い、と聞いていました。 A型肝炎は治り、B型肝炎も治ることが分かってきました。 B型肝炎がどのようにして治ることが出来るようになったのかを、専門書の雑誌で見たことがあります。

 ある病院で、B型肝炎の患者さんたちを治療しておりましたが、一人だけ治癒したのです。 何故治ったのか追跡調査したところ、その患者さんは、長い間、治療薬を飲んでいたのですが、なかなか治らないので、いやになって薬を飲むのをやめてしまっていたのが分かりました。 結果的に、リバウンド効化で治ることが分かりました。

 まだB型肝炎でも、種類によっては治癒されないものがあるようですが、C型肝炎の場合は、病気の進行を遅らせることぐらいしかないようです。 従って、C型肝炎になってしまった場合は、ある意味では近い将来での死の宣告をされたようなものになってしまいます。

 テレビ報道での集団訴訟をされている方々の顔を見ると、痛々しく感じられてしまいます。 まだ有効な治療薬が無い以上、別な形での取り組みを、自分たち自身で探すしかありません。 逆腹式呼吸による自己免疫力の増進、宇宙のエネルギーである気を体内に取り入れることによって、体内の組織、細胞の正常化を目指すしかありません。 静かな暗闇の中で行う座禅のときに、ふと雑念の中で、そんなことを感じてしまいました。

耐震偽装問題ー構造設計者の嘆き

2007-12-23 09:08:25 | 社会・経済
 友人が、建物の構造設計をしておりますが、今年の6月20日以降の建築基準法の改正に伴う建築確認申請について、聞きました。 ある一定以上の建物は、建築確認検査機関のほかに、構造設計の第3者機関のチェックを受けることになったのですが、今までのチェックと違い、重箱の隅を突っつくようなことを行っていて、遅々として先に進まず、従って工事の着工もできないといっておりました。

 今回の確認申請手続きの変更に伴い、各検査機関も手探りの状態で、業務をこなしているようです。 友人によると、確認検査機関の審査が終わって、第3者機関に構造設計の書類が回ると、また一からのチェックが始まり、審査をする担当者のものの考え方一つで、最終的にまた再申請ということになってしまうといいます。 平均1.5倍以上に跳ね上がった確認申請手数料を、また払い込んで、申請しなおさなくてはなりません。

 一部の不心得のもののおかげで、ずい分と多くの人迷惑をしているようです。 経済全般における影響も大きく、新築の建設件数も落ち込んできていることや、計画自体を見合わせている人たちも、多いと聞きます。

 ちょっと異常事態だと思いませんか。 友人はもう構造設計の事務所を畳んで、ほかの事をしようかと思っていると、冗談交じりに話しておりました。

アルコールを飲みすぎると回復には時間がかかります

2007-12-22 13:49:11 | 逆腹式呼吸
 ここのところ飲む機会が増えて、帰りも遅くなり座禅(静功)をする日課が、果たせなくなってきています。 ですが、ちょっとした時間には、目を瞑り体の中の気が、脳を刺激してくれるのを、楽しんでいます。

 脳を刺激する時には、シーンとなって宇宙の叡智に結びつくような雰囲気で、優しく癒してくれます。 いつでもどこでも肺呼吸を伴わない胎息(胎児がお母さんのお腹にいる時の気の呼吸)をしながら、静かに目を閉じます。 

 生まれて初めて座禅(静功)を暗闇の中で、1時間静かに胡坐を組んで行った時に、感じやすかったのか、すぐに体の変化をもたらしてくれました。 頭のてっぺんが電子の輪ができたような感覚を得ることができました。 おかげさまで座禅に夢中になることができ、1ヵ月半後には臍下丹田も活性化し、心臓のように鼓動を始めました。 

 体の中の気がどんなことをしてくれるのか、教えてくれるのかを興味本位で楽しんだこともありました。 その当時は、殆んどお酒を呑むこともせず、ひたすら座禅をしていました。 ガンにかかってしまった前の事務所の後輩の女性の回復を願って、3時間も胡坐を組んでいました。 

 息を吐く時に体の中へ息を吐く逆腹式呼吸を行いながら、また買い求めてきた本を参考書にしながら、様々なイメージを行ってきました。 どちらかというと、私の場合は体の変化が先で、後で本を読みながら、このことの意味はこういうことなんだと解釈されることが多かったように記憶しています。

 なかなか良い本が見当たらず、試行錯誤しながらの座禅の取り組みでした。 座禅というと無、とか無心とか、難しい命題のイメージがありますが、単純な呼吸法の繰り返しの中に、私達自身が生まれながらに持っていた気感を回復する方法があるのが分かってきました。

 どのように分かりやすくより多くの人に理解、体感していただけるのかが、私の課題になっています。 今後も繰り返し繰り返し、逆腹式呼吸のことを話していきたいと思っております。

スポーツクラブの友人に呼吸法を取り入れるようにと

2007-12-21 07:29:06 | 逆腹式呼吸
 全国展開するスポーツクラブに働く友人に、子供達に呼吸法を練習メニューの取り入れれば、どんなにか子供の能力を伸ばすことができるんだけどなあ、と話したことがあります。

 私も含め、子供の教育には熱心で、早くから世の親たちは、将来のために学習塾に通わせるのが熱心です。 座禅(静功)を通して、いつも体の中の気が、脳を刺激してくれているのが分かりますので、子供の頃から呼吸法をおこなえば、どれだけ脳を刺激し、脳の開発率を高めてくれるか分かりません。

 昨年天に還っていった母は、その直前まで臍下丹田(お臍のちょっと下あたり)で呼吸をしていて、小さな山が出たり引っ込んだりして、丹田呼吸をしていました。 30数年、詩吟と水泳をしてきた母は、常々、呼吸の仕方が同じだと申しておりました。

 動きの中で呼吸法を行うのも良いのですが、動きの中だと体の中の微細で微妙な変化が分かりに
くく、静かに胡座を組んだような座禅をしながらの呼吸法は、はっきりとその変化を認識することが出来ます。

 勉強熱心な親たちのニーズに、スポーツをしながら脳がより開発されてくれば、これ以上よいことはありませんので、クラブ運営に参加する友人に話したのですが、よくわかんなかったようです。 

 以前読んだ本の中で、脳細胞は生まれた瞬間から(あるいはある年齢からか)、死滅していくとありました。 早い段階から呼吸法を行い、脳を刺激し開発されれば、より多くの叡智が持たらされ、世のため人のために尽くしてくれるのではないかと、思っています。

神の手を持つ脳神経外科医の福島孝徳さん

2007-12-17 05:49:07 | 
 テレビ報道ではよく紹介されていた脳神経外科医の福島孝徳さんのことが、、昨日の新聞に詳しく紹介されていました。 改めて、福島さんに対して敬意の念を抱くことになりました。

 脳腫瘍などの手術を,開頭せずに数センチの穴から摘出する鍵穴手術を開発し、両手両足を駆使して、顕微鏡のズーム、フォーカス、電気メスなどの複数のペダルの操作をしながら、手術を行うといいます。

 足には,特注の白足袋を履いて行います。 白足袋を履くのは機能性ばかりでなく、お能の舞台に上がるように、心を引き締めるためだという。 また、脳外科は、医者の技術1つで患者さんが元気に家に帰れるか、車いすの生活になるか、麻痺になるかが,紙一重になってしまうともいいます。

 福島医師のお父さんは、明治神宮の宮司でしたが、「金のことはいうな。世のため人のために働け」という教えのなかで、「私は土日も手術、夏休みも正月休みも一切とらない。 ー一生懸命やりますから助けてくださいーと神様にお祈りします。 世のため人のために朝から晩まで働いていれば、必ず神様は見ていて助けてくれる。 明治神宮の神様は、心のよりどころであり、支えです」と話しています。

 手がける手術は国内外で年間600件に及び、日本に来るのは年8回程度で、2~3週間の滞在中に全国10ヶ所前後の病院を飛び回りながら、1日3,4件の手術をこなしています。

 改めて、そんなお医者さんがいたのかと思うと、感謝するだけです。