私はこれまでの学校の授業で自分の考えとは違っても、意見を戦わせて最終的には多数決で決めるものと学んで来ましたが、今の菅政権では投票で選ばれた自分たちの考えに合わない人たちは、官僚も学術会議会員も排除すると云うのです。
戦争前後における政府は、自分たちの考えに全ての国民に従うように、あらゆる手段で実践して来た反省から、多くの違った考えを戦わせることによって、最終的には多数決で決すると云う考えが、民主的な考え方であると学校の授業で学んできたはずです。
自分とは違った意見を述べる人がいるということは、改めて自分の考えが正しいかどうかを再考する機会にもなるのではないかと思うのですが。
必ずしも自分の考えが絶対正しいとは限らないのです。 安倍晋三政権では、取り巻きの今井尚也秘書官等が、好き勝手に安倍首相の名前を使って、好き勝手に何やらを行なって来た印象が強かったのですが、一方、菅政権に代わって、少しは良くなるのではとの期待がありましたが、残念ながら民主主義のおおらかな包容力に欠ける面が、明確になっています。 残念ながら。