私は、殆ど毎日、朝早くに家を出て事務所に向かって、パソコンに向かって何か作業をしています。 休日というものはありません。 然しながら平日でも、コンサートのチケットが入手できれば、さっさと出かけてしまいます。 勿論、予定がない場合ですが。
休日も家に残っているときは、草取りとか清掃を行うときだけです。
朝ご飯は息子と二人で食べて、一緒に家を出ます。 お昼ご飯は、できるだけ誰かと食べるようにしています。 とりとめもなく話しながら、食べるのが好きだからです。
構造設計家の寺田賀一さんは、とても真面目な考え方をされる方で、深大寺蕎麦屋でそば定食の後は、ドトールでお茶を飲みながら話をします。 今年も夏休みにハワイへ行ってきて、その話をしてくれました。
親しくしている友人は三男坊ですが、上の兄貴が二人とも天に還ってしまったので、今や長男坊としての意識が、だいぶ強くなってきて、仏壇はなくても毎朝、コップの水を取り替えては、天におられる方々を思い、温かく私たちを見守ってくれるように、祈っているそうです。 お盆には、伊豆までお墓の清掃をしてきたそうです。
元棟梁の友人は、仕事をやめてしまったので、毎日、テレビでスポーツ番組を見る機会が多くなって、ちょっと太り気味です。 初めて一緒にサイゼリアで食事をしたときに、私が「シェアー」しようと提案し、同じものを二人で食べたのですが、そんなことが3回続いたあとで、私はもうシェアーしませんと、断られてしまいました。 東京生まれの東京育ちの友人にとっては、格好が悪いと感じるらしいのです。
私も東京生まれの東京育ちですが、美味しいものは少しずつ、数多くのものを食べたほうが、よいと思うからですが。
「いくらを訪ねて」の作者の伊倉雅晴さんは、月に1回は駅前の歯医者に通います。 特に虫歯がなくても、メンテナンスをするためにいくのです。 そんなときに食事のお誘いを受けます。 伊倉さんはクラッシック音楽が好きで、その影響を受けて、私もよく聴くにいくようになりました。 伊倉さんからは、うな重の食べ歩きも、教わりました。
最近は夜は家に帰ると、すぐに寝てしまうので、夜ご飯は、食べないことが多くなりました。
毎日、深夜に1時間座って座禅を行っていることが、楽しく感じるのですから、昼間はどんなことでも楽しめる感覚があります。 ましてや食事時間は、お話をしながら食べるのが、いいのです。 いつも笑いが絶えません。