元大関・出島引退全勝なし1敗は白鵬、琴光喜、琴欧州ダル(日)12勝、館山(ヤ)11勝、朝倉(中)7勝、オビスポ(巨)3勝中村(西)31号、小笠原(巨)23号
”生活保護費:路上生活者にアパート借りさせ「ピンハネ」”
生活困窮者が暮らす宿泊所などが明確な説明をせずに本人の生活保護費を徴収している問題で、千葉市花見川区の任意団体が路上生活者にアパートを紹介して市に生活保護を申請させ、約200人から保護費の大半を徴収していることが新たに分かった。関係者によると、月約12万円の保護費のうち10万円を徴収している例もある。明細や領収証は渡しておらず、徴収目的にあいまいな部分があり、千葉市も調査を始めた。
この団体は「市民活動団体シナジーライフ」(大和田正弘代表)。
複数の入居者によると、シナジーライフは千葉県内や東京都内で路上生活者に「生活保護が受けられ、3食も大丈夫」などと声をかけ、千葉市内でアパートを借りさせていた。市へ生活保護も申請させたという。
アパートに住む50代男性によると、月初めに区役所の窓口で保護費約12万3000円を受け取り、直後に付き添いのスタッフに渡す。約2万3000円が封筒に入れられて渡され、残り10万円は徴収されるという。
男性がアパートを管理する不動産会社と交わした契約書では、家賃・共益費は月4万8000円。このほかシナジーライフと交わした「個人契約書」に「費用は毎月の給与、保護費の支給時に精算する」とあるが、具体額は記されていない。10万円の徴収時に明細や領収証も渡されていないという。
不動産会社との契約書では大和田代表が連帯保証人になっており、男性との関係を「知人」としている。部屋は6畳一間にトイレ、バス、台所付きで、冷蔵庫やエアコンが備えられている。
この男性は入居前、同団体の事務所で10日間ほど寝起きし、自炊訓練を受けた。入居後は月に白米10キロが届けられているというが、「頑張って仕事を見つけろと言われたが、2万円の生活を続けても自立できない」と話している。
こうした証言は千葉市にも寄せられており、地域保健福祉課は生活保護法に基づく入居者への聞き取り調査を進めている。
◇「多少の行き過ぎあった」大和田代表
大和田代表によるとシナジーライフは生活困窮者の支援のため5年ほど前から活動。現在約200人をアパートに入居させている。大和田代表との主なやりとりは次の通り。
--生活保護費はどう徴収しているのか。
◆200人のうち半分弱は区役所の窓口のそばで受け取り、半分強は保護費が振り込まれる銀行口座から下ろす。通帳は委任状を取って預かっている。
--そこから不動産会社に金を渡すのか。
◆社長が私の知り合いで、家賃や共益費などを渡している。
--家賃などを除いても1人につき月約5万円取っているが。
◆光熱費はうちの負担。活動に使う車の維持費もあるし、各戸に配る米もいいものを使っている。
--月10万円を徴収されている人もいる。
◆多少行き過ぎたところもあり、その部分は改善したい。
--契約書で徴収額を示さず、領収証も渡していない。
◆相手に口頭で説明してきたが、説明不足や行き違いはあるかもしれない。領収書は出すようにしたい。(2009年7月17日 毎日新聞)
法律の網の目を潜って、生活保護費をターゲットにした不可解な案件、疑問の残る行為であると思う。
徹底した調査をして事実を解明しないと同様の事案が繰り返される気がする。
本当に生活保護受給が必要な方までが被害者となる心配もある。
通常、生活保護受給の申請の際、厳しい資産調査や身元調査などが行われる。親族などの調査にも相当の時間をかけて行う。手続きの煩雑さに不安になる方が多いとも聞く。私も代理人として申請に関わった経験があるが、確かに、細部まで確認され計算ワーカー?のように手厳しい。当然の職務であろう。
しかし、上記記事による千葉市の場合は、いとも簡単に、スンナリ申請が受理され受給が決定されている。
次に
本来、本人の生活保障のために使われるべきものである。
「ピンハネ?」はいただけないが、人によって使途はそれぞれであり、支給額の全額を使い切って不足な人、使い切れず余す人、ギリギリの生活をしている人、余裕のある人等など。使途について強制もできないわけで、支給されたら使い方は本人の自由なような気もする。そこに目をつけたのだ。
とても難しい問題を含んでいる。憲法第25条、生活保護法、関連の実施要領など絡めて検討していくことが大切である。
”生活保護費:路上生活者にアパート借りさせ「ピンハネ」”
生活困窮者が暮らす宿泊所などが明確な説明をせずに本人の生活保護費を徴収している問題で、千葉市花見川区の任意団体が路上生活者にアパートを紹介して市に生活保護を申請させ、約200人から保護費の大半を徴収していることが新たに分かった。関係者によると、月約12万円の保護費のうち10万円を徴収している例もある。明細や領収証は渡しておらず、徴収目的にあいまいな部分があり、千葉市も調査を始めた。
この団体は「市民活動団体シナジーライフ」(大和田正弘代表)。
複数の入居者によると、シナジーライフは千葉県内や東京都内で路上生活者に「生活保護が受けられ、3食も大丈夫」などと声をかけ、千葉市内でアパートを借りさせていた。市へ生活保護も申請させたという。
アパートに住む50代男性によると、月初めに区役所の窓口で保護費約12万3000円を受け取り、直後に付き添いのスタッフに渡す。約2万3000円が封筒に入れられて渡され、残り10万円は徴収されるという。
男性がアパートを管理する不動産会社と交わした契約書では、家賃・共益費は月4万8000円。このほかシナジーライフと交わした「個人契約書」に「費用は毎月の給与、保護費の支給時に精算する」とあるが、具体額は記されていない。10万円の徴収時に明細や領収証も渡されていないという。
不動産会社との契約書では大和田代表が連帯保証人になっており、男性との関係を「知人」としている。部屋は6畳一間にトイレ、バス、台所付きで、冷蔵庫やエアコンが備えられている。
この男性は入居前、同団体の事務所で10日間ほど寝起きし、自炊訓練を受けた。入居後は月に白米10キロが届けられているというが、「頑張って仕事を見つけろと言われたが、2万円の生活を続けても自立できない」と話している。
こうした証言は千葉市にも寄せられており、地域保健福祉課は生活保護法に基づく入居者への聞き取り調査を進めている。
◇「多少の行き過ぎあった」大和田代表
大和田代表によるとシナジーライフは生活困窮者の支援のため5年ほど前から活動。現在約200人をアパートに入居させている。大和田代表との主なやりとりは次の通り。
--生活保護費はどう徴収しているのか。
◆200人のうち半分弱は区役所の窓口のそばで受け取り、半分強は保護費が振り込まれる銀行口座から下ろす。通帳は委任状を取って預かっている。
--そこから不動産会社に金を渡すのか。
◆社長が私の知り合いで、家賃や共益費などを渡している。
--家賃などを除いても1人につき月約5万円取っているが。
◆光熱費はうちの負担。活動に使う車の維持費もあるし、各戸に配る米もいいものを使っている。
--月10万円を徴収されている人もいる。
◆多少行き過ぎたところもあり、その部分は改善したい。
--契約書で徴収額を示さず、領収証も渡していない。
◆相手に口頭で説明してきたが、説明不足や行き違いはあるかもしれない。領収書は出すようにしたい。(2009年7月17日 毎日新聞)
法律の網の目を潜って、生活保護費をターゲットにした不可解な案件、疑問の残る行為であると思う。
徹底した調査をして事実を解明しないと同様の事案が繰り返される気がする。
本当に生活保護受給が必要な方までが被害者となる心配もある。
通常、生活保護受給の申請の際、厳しい資産調査や身元調査などが行われる。親族などの調査にも相当の時間をかけて行う。手続きの煩雑さに不安になる方が多いとも聞く。私も代理人として申請に関わった経験があるが、確かに、細部まで確認され計算ワーカー?のように手厳しい。当然の職務であろう。
しかし、上記記事による千葉市の場合は、いとも簡単に、スンナリ申請が受理され受給が決定されている。
次に
本来、本人の生活保障のために使われるべきものである。
「ピンハネ?」はいただけないが、人によって使途はそれぞれであり、支給額の全額を使い切って不足な人、使い切れず余す人、ギリギリの生活をしている人、余裕のある人等など。使途について強制もできないわけで、支給されたら使い方は本人の自由なような気もする。そこに目をつけたのだ。
とても難しい問題を含んでいる。憲法第25条、生活保護法、関連の実施要領など絡めて検討していくことが大切である。
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