夢の実現へ きむら社会福祉士事務所

独立型社会福祉士事務所を続け、地域&在宅医療の重要性を訴え、あきらめず!岩手県の医師充足度ワーストワン汚名を返上したい!

東日本大震災:「元より盛んに」 復興計画で中学生が知事に要望書 /岩手!

2011-12-28 11:27:30 | 東日本大震災の情報
年末のバラエティー番組は「元通り」になった。見たくない人は見なければいいのだが・・・

東日本大震災:「元より盛んに」 復興計画で中学生が知事に要望書 /岩手
 東日本大震災の復興計画に被災地の子どもたちの意見を反映させようと、陸前高田市と山田町の中学生6人が26日県庁を訪れ、達増拓也知事に意見書を手渡した。

 NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」の活動の一環で、2市町と宮城県石巻市で「子どもまちづくりクラブ」を結成。各県・市町村の復興計画を読み、11月にメンバーの意見をまとめた。

 陸前高田市の意見書では、県の復興計画に書かれている「産業の再生と活性化」について、「元通りではなく、元よりさらに良くし、今まで以上に盛んにしてほしい」と要望。
山田町の意見書では被災した県立山田病院について「震災にも強い建物に造り直した方がいい」と要望した。

 達増知事は「よく復興計画を読んでいて、勉強してますね」と話した。
陸前高田市立第一中、田口瑞輝さん(2年)は「私たちの意見をぜひ取り入れてほしい。
岩手の復興のためにこれから一緒に頑張っていきましょう」と知事にエールを送った。
(2011,12,28 毎日新聞地方版)

「元に戻りたい」「元通りの生活をしたい」。これは被災者の皆さんの偽らざる気持ちではないか。時間はかかるかも知れないが、こうした想いを持ち続けることは大切だ。
一方、上記記事の「元より盛んに」の子供たちの提言には深い意味があると考える。
産業や経済を活発にし、人との交流も盛んにして元より活性化し、大震災前の町よりも元気な町づくりを願う中学生らしい発想で素晴らしく思う。
しかし、大人が考える復興計画は、元の図面があり、これを修正、補充していく。結果的に元通りの町になるような気がして心配である。
率直に、これでは如何なものか・・?。ずうっと思い続けてきた。
また、数年後に大きな津波があった時に対処できるのか?
これにしっかりと対応できる。人命を救える。災害を防止できる。と明確な説明があり理解が得られない限り、生きた復興計画にならない
予算がない。高台移転といっても場所がない。地権者の理解が得られない。一部の利権者だけのためでもいけない。
被災者の皆さんを納得させ、全市民が理解でき協力し合えるような内容にして頂きたい。
こうした基礎となる考えが中学生の提言である。
岩手県知事にしっかり取り入れて頂きたと願う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする