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仮設田老診療所が完成 宮古、国境なき医師団が整備!

2011-12-25 10:46:08 | 東日本大震災の情報
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仮設田老診療所が完成 宮古、国境なき医師団が整備
 宮古市田老のグリーンピア三陸みやこの宿泊棟2階に仮設整備された国保田老診療所(黒田仁所長)の開所式は13日、現地で行われた。
関係者約50人が、津波で被災した診療所に代わる医療拠点の完成を祝った。

 仮設診療所は、認定NPO法人国境なき医師団日本(東京都新宿区、会長・黒崎伸子医師)が医療機器を含め総事業費約1億5千万円をかけて整備し市に贈呈。
式で黒崎会長は田老地区での医師団の緊急援助活動を報告し「地域に診療所があることだけで心の安らぎにつながるでしょう」と有効活用を願った。

 仮設診療所は、同棟2階の休憩スペース約350平方メートルに診察室、レントゲン室、在宅医療室など7室を整備。胃の内視鏡検査や超音波検査など被災した旧診療所並みの医療が可能になる。19日から外来診療を開始する。
(2011/12/14 岩手日報)

田老町と宮古市が合併し、国保田老診療所は移転・新築して黒田医師の元、地域医療の取り組みが進展するはずだった。
3・11の東日本大震災の大津波で壊滅的被害を受けた。その惨状はテレビなどで放映された。
常に、黒田医師が先頭にたって患者の治療や医療活動、町民の人命救助のために活躍された。医師であれば当然の行動かも知れないが、お一人に託された任務としては重すぎる。
宮古市民は、黒田医師の活動を忘れていけない
今回の「仮設診療所」に至る経緯も黒田医師のご尽力があればこそである。
黒田医師は来年3月末で退任し、後任の医師に引継ぎが行われていると聞く。残念である。
個人崇拝は好まないが、確かに黒田仁医師という人が宮古市・田老に地域医療の証しを残したことは事実である。
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