Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

2012シーズン、J2開幕前夜

2012-03-03 22:27:40 | トリニータ
いよいよ明日2012シーズンのJ2が開幕します。指折り数えたこの日がいよいよやってきます。

我が大分トリニータはホームでザスパ草津と開幕戦を戦います。こんなにもマイチームの状況が分からないままシーズンがスタートすることは今までになかったと断言していいくらいどんな布陣なのか、誰がいいのかといった情報がありません。ただそこは田坂さんのことを信じたいと思う。どこかのインタビューで田坂さんが「最善の準備が出来ている。」と言い切っていたことにこの上ない頼もしさを感じた。それだけで十分。

今年は「昇格」という言葉とともに明らかに前2年とチームを取り巻く環境が異なっている。チームもフロントも昇格するためにやれることは全てやるといった雰囲気が伝わってくる。これは本当に嬉しいことだし、サポーターとしても勇気づけらる。

ただちょっと怖いという思いが心の中にあることも正直なところ。借金を着実に返済してここまでたどり着いたとはいえ、今年のチャレンジが失敗した時に、「よし、じゃあまた来年。」とはすぐにいけないのが今の大分トリニータの現状だと思う。上記のような雰囲気から、ちょっと一発に賭けているようなニュアンスを感じ取ってしまう。否定的なことだけを言いたいのではなく、09年のオフに「チームがなくなってしまうくらいなら永遠にJ2でもいい」と思った気持ちは決して大げさなものではなかったし、このチャレンジが失敗に終わってしまった時にどうなってしまうのかということを考えるとどうしても怖いという思いを拭い去ることが出来ない。「チャレンジする前から失敗することを考える奴がいるか!」というお叱りは当然のことながら真正面からお受けいたします。

去年は勝ち切れずに引き分けが14と非常に多かった。J2史上空前の激しい争いになるであろう昇格争いの真っただ中で勝ち切れないチームを目の前にしてネガティブな雰囲気を消し去ることが出来るのだろうか、なんていうことを考えてしまう。

まあでもこの思いは心の奥底にしっかりと持ちながらも、シーズンが始まれば強い気持ちで封印してしまいたいと思う。結局は考えても仕方のないことだし。

さて、開幕戦。相手は昨シーズン勝ち点1しか奪うことの出来なかったザスパ草津。そして昨シーズンの順位は3つも上。このクラブも当然のことながら目標は昇格。昇格を掴みとるには絶対に倒さないとならない相手。選手の出入の状況を見てみるとプラマイゼロくらいなのかなと思う。新外国籍選手であるブラジル人のヘベルチがどれくらいやれる選手なのかっていうところがポイントでしょう。ただJ2だといきなりフィットするレベルのブラジル人はなかなか来ないだろうから早めのタイミングで当たれたのは良かったのかなと思っている。一つだけ草津に文句を言いたいのはJ2の10,000ゴールが目前に迫っている今シーズンになぜ前田雅文を引退させたのかと!J1とJ2のダブルで「1万ゴール男」の称号を勝ち取れる権利があったのはサッカー界広しといえ、前田だけだったんだぞ。例えそれだけのためだったとしても雇用する価値はあったと思うぞ。まぁ、ただそれだけだ。絶対に負けない。

今年はこのブログにしっかりと向き合おうとこっそりと決意したところです。これまでは試合後にマッチレポートなどと偉そうなことを言いながらも下らない文章ばかり書いていたので、試合の部分はそれとしてきっちりと書く。それから遠征記とかは別立てで書こうかなと思ってます。その部分もサポ活動の中で大切なところだしね。ちょっとお金も出して物を書くことについてのお勉強もしてみました、本当にちょっとだけど。

最後にJ2の順位予想でもやってみようと思います。一応毎年やってるんだけど、終わってからの検証をやらないという仕事だったら何の意味もない企画です。気楽にやります。J2は22チームになってしまったので、全部の順位予想はやってもどうせ当たらないので、6位までにしました。こんな感じです。

1位 徳島ヴォルティス

2位 ジェフユナイテッド千葉

3位 大分トリニータ

4位 京都サンガ

5位 ヴァンフォーレ甲府

6位 カターレ富山

徳島は去年も昇格候補にしてました。09シーズンにギリギリまで湘南と昇格を争って負けたものの翌年きっちりと昇格した甲府とイメージが重なることもあるけど、一番の理由はコバちゃんの就任。この人がJリーグの中でずば抜けて優秀なのは今まで出してきた結果が雄弁に物語ってるけど、コバちゃんが本当にスゴいと思うのはすぐに結果を出すところ。シーズン頭からそのチームを率いれば、大分でもセレッソでも山形でも全て1年で結果を出している。こんな監督他にいないよ。柿谷とか佐藤とか大事な選手の流出もあったけど、それが霞むくらいの補強に成功してるし、徳島はそこそこお金もありそうだからシーズン中の補強も考えられるしね。

千葉も監督基準で。木山監督は水戸での仕事っぷりを見て、とてもいい監督だと思ってたし、藤田&荒田のW獲得が個人的に大好物。兵働なんてケガさえしなきゃ、J2じゃちょっとモノが違うと思うんだよね。

大分についてはノーコメント。

多分世間一般では京都がぶっちぎりの1番人気なんだろうけど、オレは去年京都を昇格候補の筆頭にしてて裏切られて腹が立ったので、ちょっと落としてやりました。というのは冗談で、確かに去年の後半は素晴らしいサッカーをしてたけど、今年は序盤からマークされる中でそんなにうまくいくかなと懐疑的な目で見てしまう。久保とか宮吉には移籍リスクも十分にあるしね。

甲府はいい選手が揃ったけど、いかんせん大幅に選手が替わりすぎでしょ。能力の足し算だけなら高いだろうからいいとこ5位かなと。

6位はサプライズ枠として富山。まあこういうチームが出てきた方が面白いでしょと思うくらいなんだけど。単純に安間監督の集大成がどこまでいくのかというのを見たいという好奇心。

前評判が高そうで落としたとことして、山形はコバちゃんに率いられてしばらくいい夢見てたろうし、ここからはクラブとしては下降線かな。東京Vは冨澤、菊岡、河野と柱が抜けたことと川勝監督は勝負師としては弱そうだなというイメージで。栃木は迷ったんだけど、松田監督が去年の敗因をパウリーニョのケガということに結論づけようとしていることにひどくがっかりしたので。いい監督だと思ってたんだけどね。

ということで長々と書きました。まとめると開幕が楽しみということ、ただそれだけ。11月に歓喜とともにシーズンを締めくくれるように、今年も精一杯クラブとチームをサポートしていくことをここに改めて決意する次第です!
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