Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

2ヶ月ぶりの勝利(23節いわき戦)

2024-07-09 22:47:14 | マッチレポート24'
ゴールデンウィークに小瀬で堅心の素晴らしい決勝ゴールを目の前で見られた時は本当に嬉しかったけど、そこからまさか2ヶ月間も勝てないなんてあの時は夢にも思わなかったよね。


勝利どころかもう4試合もゴールが決まっていないから正直に言って中断に入る次の清水戦までは我慢かなと思っていた。そこまではどんな結果に終ろうとも耐え時かなと。そういう意味では少し早くにトンネルを抜けてくれて良かった。ただこの勝利がこの先の何かを担保してくれるわけではないことは試合を観ていれば分かる。


前節からキョンゴンの起用により保持率は高まった。ただ今のところその高まった保持率が攻撃に寄与しているかというとそこまでではないものの、ずっと課題であった後半のパワーダウン回避には繋がっていると思う。さらに鮎川を筆頭に徐々に戻りつつある戦力も相まって終盤に勝負出来るだけのパワーを残せるという効果は少なくとも生まれていると思う。ただこの試合の終盤でもいわきが2回攻めたら大分が1回攻められるくらいの不均衡具合であったからチームが良くなったというよりはよくこの試合を勝ちきったという評価が正しいんだろうなと思う。


やっとやっと鮎川が戦力として戻ってきた。哲平さんも片野坂さんも今シーズンのFW1番手として期待していたのはおそらく鮎川だったと思う。その選手が5ヶ月も出遅れたらそりゃ苦しいわな。戻ってくるまでに時間はかかったけど、早速期待感のあるプレーを随所に見せてくれた。特に双方が1点を取りたい終盤においては裏抜けが出来る選手は非常に重要。


ヒョンウはプロ初ゴールおめでとう!これ以上ないシチュエーションでのプロ初ゴールだったね。追える、競れる、狙える。FWとして持っておいてほしい資質は大体持っているなという印象だから期待感は高いし、何よりも伊佐を彷彿とさせる戦う姿勢に好感が持てる。試合後のインタビューも溌剌としていて見ていてとても気持ちが良かった。


この勝ち点3でひとまず降格圏から一息つけるくらいのところまでは上がれた。7月に入って各チームの移籍動向も活発となってきているからもちろん油断している場合ではないけれどもね。最近のシーズンではなかった3週間のサマーブレイク後にどれだけ走れるかでこのシーズンが決まるのは間違いない。ケガ人の回復を待ちたい大分としてはこの時間が追い風になることは間違いない。この勝利に何とか乗っかっていきたい。
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