Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

見えてこなかった理想像(1節草津戦)

2012-03-04 22:29:33 | マッチレポート12’
今年も素晴らしいコレオとともに開幕。今年はハートマークが途中で日の丸に変わるという凝った演出付き。観衆は1万人割れということでサポーターたちが感じているような雰囲気の高まりは一般の人にまでは伝わっていないということなんだろうか。

まずはスタメン。専門誌等で予想されていたものとほぼ同じで大きなサプライズはなし。去年からの変更点は左のストッパーにチャンフン、ボランチに村井、ジョンハンを1列上げて左ワイドに石神、そしてシャドーの一角にジョンヒョン。大幅に変わったというほどのものではなかった。

結果は悔しい敗戦になったわけだけど、失点の仕方がよくないね。2失点目の直接FKはやむを得ないとしても、1失点目のクロスとヘッディング、3失点目のシューターいずれもボール保持者への当たりが緩すぎる。特にヘベルチが出てきてからはパス回しにリズム感があって草津の方が仕上がりが良かったことは否めないけども、ミスが多かったことや気持ちの部分でもうちょっとどうにかなったんじゃないかと思う部分がある。開幕戦の緊張感からミスが多いのかなとも思ってたんだけど、後半になっても一向に改善されずに、さらにみんながみんなこぞってミスするもんだからイライラを通り越してちょっと心配になってきた。まぁ、ミス連発はきっと改善されるんだろうけど、もっと心配なのは田坂さんが目指したいサッカーがどんなものなのかということが全く見えてこなかったこと。やり方の部分で迷走すると取り返しのつかないことになるからね。片りんでいいからそこが見たかったんだけど・・。

ただ逆を言えば、あれだけミスをしたにもかかわらず2点取れたことはやっぱり去年からきっちりとベースアップが図れている証拠なのかなとも思う。得点がいずれも途中投入の選手というのも選手層の厚さの証明でしょう。有効だった攻撃が速攻だったり、個人突破だったりと組織として崩せるシーンがまだ少ないので、そこは熟成が必要でしょう。村井や石神といった経験のある選手は今後コンディションを含め間違いなく上げてきてくれるでしょうからいいんだけど、チャンフンやジョンヒョンは未知数なだけにまだしばらくはベストメンバーを探る状態が続くんでしょうね。高松や西はどれくらいで戻ってくるんだろうか。

まとめると、やられ方はひどいけど、悲観的になるほどじゃない。でも昇格を口にするには恥ずかしい仕上がりというところでしょうか。プレーオフに出ることが目的じゃなくてプレーオフを勝ちきることが目的なのだとすれば、シーズン終盤に向けて調子を上げていけばいい。勝負はこれから。

コテと木島はどっちもプロ初ゴールだったんだね。おめでとう。コテは他にもいいシーン作ってたし、頭から見てみたいね。木島は初出場初ゴール。キヨみたいだ。ただ速攻でゴール右に抜け出した時にシュート打たなかったのはアカンぞ。積極的にな、FWなんだから。

最後はこのブログ恒例となったTOS不満をぶちまけたいと思う。結局今年も改善が見られず。今までずっと懸念してた得点シーンを逃すということを今日はついにやってしまった。それも決勝点であり、慌てて追いかけた選手がキム・ソンヨンというひどすぎる出来。一度メールで改善要望も出してみたけど、無視されたからもう言わないけど、TOSマジで何とかならんかね。
コメント
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