Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

馬と鰻と仏と城と、あと「へうげもの」(岐阜遠征記)

2012-03-27 00:11:17 | 遠征記
岐阜へ日帰り・新幹線で行ってきました。岐阜には過去2年いずれも車で陸路入りしていたので、初めての鉄路入りでした。しかし同じ街に行っても交通手段によって印象が全く違うもんだよね。車は便利だけど、スタジアムにスパッと着いて、スパッと帰っちゃうとその街についての印象が何も残らないもんね。


今回はタイミングがビタッと合ったので、新装グランドオープンした中京競馬場に行ってきました。ただ行くだけならもったいないかなとも思ったけど、ちょうど宮杯当日でもあったので、フラフラと寄り道しちゃいました。ただ冷静に考えれば当たり前なんだけど、宮杯当日だけに人が多いこと多いこと。新装後、初のGⅠなんだから当然だよね。まあ、立派なメインスタンドですよ。もはや準ローカル的な雰囲気は微塵も感じさせない競馬場ですね。


ちょっと伝わりにくいかもしれませんが、これが噂の中京の「坂」です。あの中京に「坂」です。それにしても直線入ってすぐに坂があるから、色々と面白い波乱なんかを呼びそうだなと思いました。


パドック。小倉もそうだけど、色々な競馬場がキレイになっていくのは競馬ファンとしては嬉しいことだけど、何ていうか、どこも特徴がなくなっていくのが寂しい気もしますね。もっと造りが個性的な競馬場があってもいいと思うし、そうなれば競馬ファンも遠征なんかしたくなるんじゃないですかね。そういう意味では帯広は最高だったな。

ということで一回りして宮杯の馬券だけを買って小一時間ほどで中京競馬場をあとにしました。(ちなみに馬券の結果はこの後の岐阜観光をタクシーではなく徒歩とバスで回ったことからご推察ください。)


名鉄。多分人生で初だったと思う。全体的に古くて渋い車両が多かった。全国の私鉄巡りなんかもしてみたいなと思う。そういえば九州在住時代に西鉄に乗らなかったなと今さら後悔。


さて、岐阜に移動してきてまずは腹ごしらえ。中部地方に来ると迷わずうなぎをチョイスしてしまう行動は間違ってないんですかね。食べながら何となく気になったことです。ひつまぶし(この店ではうなぎまぶしって書いてあったけど)を選んだわけですが、少し前に名古屋の某有名店でひつまぶしを食べてからはうな丼やうな重よりもひつまぶしスタイルの方が美味いんじゃないかとひそかに思ってます。このお店はタレが甘すぎたのと最初から海苔がかけられた状態で出てきたのがマイナスだったので、「まあまあ」といったとこでした。名古屋の某有名店また行きたいな。


岐阜駅前の黄金の信長像。引きで見てる分には「おー!」って感じですが、


じっくり見ると、あまりの立派さが逆効果でもう「へうげもの」にしか見えなかった。黄金の信長像にFC岐阜の緑の法被を着せるイベントはまだですかね?


金華山ロープウエーで金華山山頂にある岐阜城にも行きました。お城はまあこんなもんかなという程度のものですが、眺望が素晴らしい。


多分、名古屋方面を望む。延暦寺に行った時にも思ったけど、よくもまあ、まともな道もないあんな山頂に立派な建物を作るよなと感心しきりなわけですよ。


しめは岐阜大仏。最近個人的に仏像ブームが沸騰中だからではないが、岐阜大仏はかなり素晴らしい。看板がなくて入口が分かりにくく、さらに建物がとても粗末。現物にたどり着くまでに拝観者へ徹底的に期待感を削がせる手法(意図してないとは思うけど)がそう感じさせるのか、ちょっと感動を覚えるくらいに素晴らしかった。商業的にすればいいとは思わないけど、もうちょっと色気を出してもいいと思うけどね。


岐阜城から長良川競技場を望む。ここから数時間後にあのスタジアムのわずか一角だけが歓喜するのかと思うと、思い出しニヤニヤが止まらない。

遠征ってやっぱり楽しい。
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