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Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

こんなにも表現するのが難しい試合なかなかない(29節鳥栖戦)

2021-09-18 22:24:33 | マッチレポート21'
この勝ち点1はそんなにネガティブだとは思わないんだけど、皮算用では鳥栖、名古屋、セレッソの3連戦で勝ち点5を取った上で仙台、徳島に連勝しないと勝ち点40には到達しないので、これで名古屋から何が何でも勝ち点を取らないといけなくなったわけで、そのミッションの難しさを考えるとこの試合で勝ち点3を取ることの方がずっとイージーだったと思うから、何とも表現のしようがない。結局、ここまで負け続けてきた自分たちが悪い。いい試合しても「それじゃ不十分」とか言われちゃうの監督も選手たちも悲しいでしょ。だから勝ってよ。


今日の試合を不十分ではあるもののあまりネガティブだと思わない最大の理由は監督の采配だ。前節勝ちはしたものの、選手交代の遅さが気になった。もうこのチームはリードを許してしまったらそこからもう一度反発出来るだけの力強さはないし、だからこそ先手先手で動いてチームのエネルギーを切らしてはいけないと思っている。前節の前3枚の交代選手に与えられた時間は合わせて34分だ。結果的に伊佐が大きな仕事をしたからいいもののこれではあまりにも短すぎるし、もっと先発選手をガス欠覚悟で突っ込ませるべきだと思っていた。しかし今日は伊佐と也真人、ノムに与えられた時間は合計で81分。確かにゴールは決められなかったけど、十分に可能性は感じさせてくれた。やはり最低でもこれくらいの時間は与えてほしいし、逆に長沢と新太、成豪は60分でカラータイマーが点滅してしまうくらいにやってほしい。今日は結果的にゼロに抑えたけど、厳しさが足りないなと感じたし前半でやられていてもおかしくなかった。もっと厳しく、もっともっと厳しく。わずか数分で2度のCK獲得とその前進する力はやはり魅力だった朝陽ももっと早く使ってほしかったとも思うけど、3回目の交代だったことを考えるとあの時間帯でも仕方がないのかなと思っている。


前節も書いたけどやはり可能性を感じる羽田健人。羽田のボランチ起用で最初に特徴を見せたのは高さ。最終ラインの1つ前で高確率ではね返してくれる高さが魅力だったわけだけど、パスワークでもかなりよくなっていると感じる。個人的に羽田が他のボランチよりも優れていると感じるポイントは高さでも強さでもなく「リスクを取れる」ことだと思っている。今日も何度かいいターンで前を向けたし、最後は小出が収めきれなかったけど58分の前方向へのパスもとても良かった。スタジアムまで足を運んだ人なら気付いた人も多いと思うけど、試合前のアップで他のメンバーが下がっても羽田はいつも最後までコーチから強めのパスを出してもらってトラップを足元に収めるフィーリングの確認をしている。いつからやり始めたかは分からないけど少なくとも今シーズン先発した試合は必ずやっている。これってもう厳しい位置でもボールを受けて局面をひっくり返したいという意思の表れだと思っている。前節も書いたけど、チームがこの状況だからこそリスクを取れる選手に価値があると思っているので、羽田健人にはもっともっと思い切ってやって突き抜けてほしい。どのカテゴリーかは分からないけど、出来れば来シーズンもこのチームで。


投入ファーストプレイの単独プレスでボールを奪取する也真人はやっぱりスーパーとか、高木のグレイトセーブとか、他にも書きたいと思ってメモしていたことはたくさんあるんだけどあまり書き過ぎるとこの試合を高く評価しているみたいになっちゃうからこの辺でやめとく。もっと書きたいよ。だから勝ってよ。


名古屋から勝ち点取るのは正直厳しいと思う。結果しか見てないけどあのマリノスに勝つんだぜ。名古屋から勝ち点1取ってもさらにセレッソに勝たなきゃいけないんだから越えなきゃいけない壁はやっぱり高すぎる。ただ名古屋は水曜日に東京でアウェイゲームがあるから少しはパワーダウンすることも期待は出来る。ガンバ戦で見せた醜態を取り返すのはここしかないんじゃないの、プロとして。ちなみにちょっと嫌なこと言うと、前回J2に降格した2013シーズンは10月5日のホーム・セレッソ戦で降格が決定した。あまりにもあっさりとした降格でもうスコアも内容も全く覚えてないけど。今年は第31節ホーム・セレッソ戦は10月3日とあの年と極めて近い。今シーズンはこの試合で降格が決まることはないけど、名古屋、セレッソに連敗すればあとは数字上の可能性を追うだけの虚しい残留争いだ。ここで終っちまうのか、11月まで足掻くのか、12月まで足掻くのか、それとも....。だから勝ってよ。


ここまで書いてきて思うのは、やっぱり今日勝たなきゃいけなかったなってこと....
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