Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

新太のケチャップのフタが弾け飛んだ日(32節仙台戦)

2021-10-18 00:17:10 | マッチレポート21'



きゃー新太かっこいー、抱いてー!


前節の記事にも書いたけど、もうこのタイミングでの新太のゴールは必然だったと思うんだよ。本人はごっつぁんゴールと謙遜するけど、そんなことないことはみんな分かっている。常にアグレッシブに走り続ける新太だからこそあのボールに反応出来たわけであって誰もが出来るゴールじゃない。そして今シーズンここまで苦しむこととなった原因の一つと言っても過言ではないPKもキッチリと決めてくれた。コースは読まれていたけど、しっかりと蹴り込んだボールはネットに吸い込まれた。このブログでも何度も言ってるけど、新太はシュート練習を見ていると本当に鋭いシュートを飛ばす。だから試合前から期待感が高い。本人も本当に苦しかったであろう232日ぶりのゴール。見ている方も本当に嬉しかった。


今日の勝因が何だったのかと考えた時に仙台が弱かったとしか考えられないんだよね。昨日まであんなに緊張してたのがバカらしくなるくらいに仙台は弱かった。一瞬の隙を突いた伊佐のランニングは素晴らしかったと思うけど1点目のシーンはもし自分のチームがアレをこんな大事な試合でやられてたらさすがに平常心じゃいられなかったと思う。北斗に誰もプレッシャーをかけないのが悪いのか、アピアタウィアの伊佐への対応が緩慢なのか、こぼれ球への反応が悪いのか、いずれにしてもこの重要な試合でやる類いの失点じゃない。やけにベンチメンバーが手薄だなとは思ったけど、もうこの局面まで来たらメンバーを揃えられるかまで含めての総力戦だからね。前線で予想していた何人かがいなかった時点でうちの勝ちは確定していたのかもしれないね。


仙台はここから相当な反発力を見せない限り降格は確定でしょう。我々からすればまずは1つの枠が埋まるのでありがたい限りだけど。まあ、冷静に考えたら仙台と湘南は本当は昨シーズンで降格していてコロナに救われただけなんだから今シーズンも低迷した時点で自ら降格しますと言い出すくらいの潔さがあってしかるべきだろう。ちょっと来週までにちゃんと考えといて。



高木のゼロ。仙台が弱かったことは置いといて、2学期に入ってから何と失点は1のみ。名古屋戦の高木のミスによる1点のみで、セットプレーからの失点もなければ、崩された形での失点もない。夏休み期間中だけで17失点もしていたチームがなぜこんなにも激変したのか。川崎戦や横浜戦の時はチームのやり方を変えるためにちょっと極端に前線からのプレッシングを強めて玉砕していた感があったからそのフェーズを乗り越えてちょうどいい感覚を身に付けつつあるというところなのかなと予想している。


ただその中で伊佐や新太、也真人のように前線から球際で戦うことを厭わない選手の存在は本当に大きいと感じる。今日も攻→守への局面ですぐさま切り替えてプレッシャーをかけて蹴らせて楽々回収というシーンが何度あったことか。ああいうプレーにこそ本当に大きな拍手を送りたい。ただ逆に言うとそれを90分間継続することは難しいわけで、交代選手が入ってきた時に前線の守備の強度が下がりはしないかと一抹の不安を感じてしまうのは事実だ。特に呉屋は間違いのないポテンシャルを見せてはくれているけど、昨シーズンの知念のようになりそうな雰囲気を確実に感じている。







今日の大きなトピックスといえば怜さんの久しぶりの先発。何と奇遇にもアウェイ仙台戦以来5ヶ月ぶり。最長在籍選手となってもういるのが当り前だった怜さんだけにこの状況は少し寂しくもあるわけだけど、朝陽に何かアクシデントがあったのか重要な局面で重要な役回りが回ってきた。また仲も良くプレースタイルも知り尽くしている福森直也のところにぶつけたかったという片野坂さんの意図もあったんじゃないかな。前半は意図的に仙台の左サイドで仕掛けようとしているように見えたし、仙台保持時には福森に蹴らせようとしているような伊佐の追い方も感じた。いずれにしても怜さんはその期待に応えていた。也真人や小出との連携も良く押し込めていただけに負傷は残念で仕方ない。一度立とうとしていたから軽傷であってくれと祈るしか出来ないわけだけど。成豪や怜さんの負傷は天皇杯のことを考えても本当に痛い。今日は仙台の出足が悪いためかラフなプレーが多くてヒヤヒヤした。ここから負傷者を出せばもう今シーズン中に戻ってくることは難しいだろうし、もちろん補強による穴埋めも出来ないから大きな痛手になるわけで、負傷者を出さないことも大きなポイントになってくる。



司が久々かつ初めて前線での出場となった。今日は短い時間だったけど、司はやっぱりサイドじゃなくて前で使いたい。今日は怜さんのアクシデントがあったから最後は前線での出場となったけど、ベンチメンバーの構成を見るとやっぱりサイドの選手として考えているんだろうなと思う。



今日も上下動しまくった香川。対面の真瀬とは阪南大の先輩後輩。前半やや自重気味だったのは指示か、何か気になることがあったのか。


快勝は嬉しいけども仙台との力関係によるところが大きいわけで個人的には今日の試合の進め方には課題があると思っている。前半の試合の進め方は勝てなかった頃の試合の進め方そのものだった。パスを受けてもゴールに背を向けることがファーストチョイスで、際どいパスも入れない。しっかりと保持して相手を動かしたかったとかそういう意図なのかもしれないけど、そうだとしたらこの重要な局面で選択する戦術じゃないよと思った。キックオフからの早い段階で明らかに我々の方がやりたいことをやれるという肌感覚はあったと思うからもっと早い段階から試合を決めにいってほしかった。どんなに手応えがあってもハーフタイムまでゴールがないことはもうこの局面では良しとしてはいけない。ゴールを決めなければ道は開かれない。勝ったからいいけど、もっとアグレッシブにいってほしい。







しかしとりあえず良かった。相手が不甲斐なかろうが何だろうが勝ち点3は3だ。これで湘南まで勝ち点2(得失点差がもう追いつかないので勝ち点1では届かない)、残留圏の徳島までも勝ち点2差。そして次節は徳島−大分、湘南−横Cという今シーズンの残留争いのハイライトとも言うべき週末がやってくる。選手たちにはあまり関係ないかもしれないけど、鳴門のキックオフが1時間早いのが良いのか悪いのか。ベストは大分勝ちで平塚がドロー。横Cに勢いが出つつあるのが不気味なので、横目で清水の動向も気にしつつ、まだまだ気の抜けない日々は続く。とりあえず今日の大分→鳴門→エコパ→福岡→指原さんまでは全て予約した。それ以上もまだ生き残っているのなら今シーズンは残り全部行ったろうかなと思ってる。スタジアムではあんなに嬉しかったはずなのに、空港でも楽しくビールを飲んでいたはずなのに、飛行機で爆睡して帰りのバスの中で順位表見た瞬間に一気に現実に引き戻されるのがいかにも残留争い真っ只中って感じだ。やれるところまで足掻こう。可能性は感じる。



最後に試合前のスタジアムイベントのGABEZさん、本当に最高だった。ラストのテンポの良い選手一気紹介は本当にオリンピックの開会式を見ているようだった。これまで一番良かったなと思うスタジアムイベントは阿部真央さんのライブだったんだけど、これは超えたかもしれない。






浅田飴に芝刈り機とちゃんとトレンドも押さえている。


むしってーん。


ヒゲの表現お見事。


サッカー選手がなぜこんな動きしてるんだろって思っただろうな。


北斗のキックの特徴をよく捉えている。


吉田舜の後ろ体重も絶妙。


来月の指原さんも本当に楽しみだ。
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