銀幕大帝α

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うずまき

2012年02月15日 14時53分05秒 | 邦画ホラー
00年/日本/90分/ホラー/劇場公開
監督:Higuchinsky
原作:伊藤潤二

出演:
◆初音映莉子…五島桐絵
主な出演作:『ノルウェイの森』
◆フィーファン…斎藤秀一
◆佐伯日菜子…関野恭子
主な出演作:『激情版 エリートヤンキー三郎』
◆諏訪太朗…五島泰雄
主な出演作:『冷たい熱帯魚』
◆でんでん…二田巡査
主な出演作:『冷たい熱帯魚』
◆手塚とおる…横田育男(生物教師)
主な出演作:『20世紀少年<最終章> ぼくらの旗』
◆阿部サダヲ…山口満
主な出演作:『なくもんか』
◆大杉漣…斎藤敏夫
主な出演作:『アンダルシア 女神の報復』
<ストーリー>
五島桐絵は、幼なじみのボーイフレンド斉藤秀一が突然“駆け落ちしよう”と言い出し困惑する。しかし最近、秀一は何かに怯えているかのように元気がなく、桐絵はずっと心配していた。やがて、桐絵の通う高校の生徒が、らせん階段から飛び降りて死んだ事件をきっかけに、秀一はおぞましいことを口にする。二人の暮らす地方都市・黒渦町が得体の知れない“うずまき”の力に取り憑かれているというのだ……。(allcinemaより抜粋)
<感想>
うずまきのモノに取り憑かれる人達の恐怖という発想・着眼点は素晴らしい。
作中には色んな渦巻状のモノが出てくるのだが、世の中にはそういったモノが結構あるんだなってかなり驚いた。

新人役者の大根演技は失笑ものだが、作品の雰囲気には妙に合っている。
何処か漫画タッチな大袈裟な描写の数々も気持ち悪さを植え付ける意味では成功していると言えるだろう。

忘れた頃に現れる阿部サダヲを初め、この作品に出てくる登場人物の殆どが気色悪い演技をしているってのも和製ホラー特有のダークさを醸し出している。

意図的に挿入したと思われる、心霊映像みたいなのが気を抜いた頃に突発的に現れるのだが、これが凄く怖い。
うわ、何か嫌なもの観たっていう心境になるのだ。
部屋を暗くして観ていたら尚更ゾクッとなる。
ゾクッとなると言えばもう一つ、斎藤秀一の母親の耳に巨大な虫が入って行くシーン。
あれは、キツい。
虫嫌いな私としてはかなり冷や汗ものだ。
当然の事ながら、夢の中でこのシーンが出てきて飛び起きてしまった。

うずまき惨死姿も特殊造形の出来栄えが良いのか、恐ろしい感じに仕上がっている。
阿部サダヲが車のタイヤに巻き付いて死んでいる姿も凄かったが、洗濯機の中でグルグル巻きになっている大杉漣が強烈だった。

ホラー映画でありながらも、薄らとコメディ色も付け加えられており、全体的に観て異様でシュールな作品。
ラストは良く解らない〆方だし、肝心な所が説明しきれていないのも残念ではあるが、思いっきり気味が悪い邦画ホラーを観たい人には本作がお薦めかと思う。

今作の美女図鑑


主人公・五島桐絵役の初音映莉子。
どうしようもない位のド下手台詞回しだが、表情の作り方は上手い。
顔も凄く可愛い。

今はこんな感じ。
どうやら私と誕生日が1日違いらしい。
へぇ~。

評価:★★★
12/02/15VHS鑑賞(中古)
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メーカー:東映

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2 コメント

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かたつむり (Puff)
2012-02-19 12:11:32
こちらにも~☆

伊藤潤二さんの「うずまき」は、毎回スピリッツで楽しみに読んでました!
なので、映画化された時ちょっと気になってました。
あのうずまきな形状をどう表現していたのか・・・
かたつむりとか出て来ましたか?
やはり気色悪い感じでしたかねぇぇ

コミックではラストはシュールに意味不明のまま終わって行きましたが、映画もそうなのですね。
何時かケーブルで放映されたら観てみますね~
返信する
>Puffちんへ (ヒロ之)
2012-02-19 14:49:58
こちらにもコメント有難うですぅ

へぇ~、Puffちん原作読んでらっしゃったんですね。
やっぱり映画みたく独特な内容だったんでしょうか。

映画では渦巻状はCGなんかで上手く表現されていましたよ。
グルグル巻きの惨死体は凝った特殊造形で、かなり不気味でした。

はい!かたつむり出てきました!!

校舎の壁を人間かたつむりがハイハイしていましたぁ

もうほんと、気持ち悪いシーンばかりでしたが、ホラーとしてはきちんと成り立っていたので、中々ドキドキしながら観れました。

原作読んでらっしゃるPuffちんには是非とも観て欲しいですね。
多分、そのままの実写化具合に笑いも生まれるかと思います
返信する

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