銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

フレンチ・コネクション

2011年07月18日 23時19分24秒 | 洋画アクション
THE FRENCH CONNECTION/71年/米/105分/犯罪アクション/劇場公開
監督:ウィリアム・フリードキン
出演:ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダー

<ストーリー>
仏米を結ぶ麻薬取引のルートを背景に、ジーン・ハックマン扮するドイル刑事が麻薬組織壊滅に執念を燃やす姿を描く、ドキュメンタリータッチの刑事アクション。
<感想>
犯罪アクションの傑作とも言われている本作をようやく観る事が出来ました。

地味な話ながらも見所は多く用意されていて満足いく出来。

電車の高架下をポパイ操る車が猛スピードで突っ走る終盤のシーンは、疾走感あるカメラワークが秀逸でワクワクさせてくれます。

あれだけの速度で走っておきながら激突しても普通に停車している電車には変な笑いが出てきましたけれど(笑)。
それと、押収した車を見るも無残にバラバラに解体しておきながら、短時間で元通りになっているのは何故に?
しかもそこで捕まえずに、わざわざアジトまで密売人を泳がせちゃう。
えらく遠回りな作戦ですね。
一網打尽にしたかったのかな。
にしても、最後に出てくるテロップを観た限りでは主犯格が御用になっていませんが。

ツッコミ所多々ありましたが、パワフルさで見せる、魅せられる作品ではあります。
寝る暇惜しんで犯人を追跡し続けるポパイというキャラクターが活き活きと描かれているのは好感。
演じるジーン・ハックマンも役にハマりこんでいて、作品を大いに盛り上げています。

感付いていない振りをしておきながら、上手くポパイを煙に巻く地下鉄電車を降りたり乗ったりの駆け引きシーンは最高にユーモラス。
思わず犯人のしてやったり顔と、ポパイの地団太を踏む姿に腹から笑ってしまいました。

未見の方は是非。
リアリティを追及したドキュメンタリー・タッチな手法が功を齎した異色の傑作アクションとなっています。

受賞履歴:
1971年 第44回 アカデミー賞作品賞
1971年 第44回 アカデミー賞監督賞 ウィリアム・フリードキン
1971年 第44回 アカデミー賞主演男優賞 ジーン・ハックマン
1971年 第29回 ゴールデン・グローブ賞作品賞<ドラマ部門>
1971年 第29回 ゴールデン・グローブ賞主演男優賞<ドラマ部門> ジーン・ハックマン
1971年 第29回 ゴールデン・グローブ賞監督賞 ウィリアム・フリードキン

評価:★★★★
11/07/18DVD鑑賞(旧作)
にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ
にほんブログ村
レンタル開始日:2002-08-02
メーカー:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 板尾創路の脱獄王 | トップ | カールじいさんの空飛ぶ家 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おおぅ (shimaneman)
2011-07-19 11:10:10
ここに来ての名作!
来ましたね~~^^

名優ジーン・ハックマン…お元気でおられるのでしょうか…。
返信する
>shimanemanさんへ (ヒロ之)
2011-07-21 16:40:57
ようやく観れました!
これ、ず~~と探していたんですよ。
近所にゲオが来て、やっとこさの鑑賞です^^

ジーン・ハックマンと言えば『スーパーマン』でのレックス・ルーサーを一番に思い出しますが、本作の彼もカッコいいですね。
返信する

洋画アクション」カテゴリの最新記事