銀幕大帝α

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ドラキュラ/デメテル号最期の航海

2023年11月30日 14時26分43秒 | 洋画ホラー

THE LAST VOYAGE OF THE DEMETER

2023年

アメリカ

119分

ホラー

PG12

劇場公開(2023/09/08)

監督:
アンドレ・ウーヴレダル

『MORTAL モータル』

出演:
コーリー・ホーキンズ
アシュリン・フランチオージ
リーアム・カニンガム
デヴィッド・ダストマルチャン
ハビエル・ボテット
ウディ・ノーマン
ジョン・ジョン・ブリオネス
ステファン・カピチッチ
ニコライ・ニコラエフ

<ストーリー>

カルパチア地方からロンドンまで、謎めいた50個の無記名の木箱を運ぶためにチャーターされたデメテル号が、不可解な出来事に遭遇する。

本当に怖い
吸血鬼伝説

―感想―

本で例えると上下巻の上巻みたいな位置づけかな。

ここからが俺の本気だぞ!

仲間の全員の命を奪ったドラキュラ覚悟せぇよ!

といった所で終わるからね。

はてさて下巻(続編)はあるのだろうか、個人的には製作して貰いたいですが。

この監督さんが撮った作品は期待通りに面白い。

過去作全部観ているけど、つまらなかったてのはなかったな。

で、大体どの作品も個性的な怪物が現れる。

本作も又然りで、ドラキュラと聞くと、どうしても美形とか美白肌とか、そういった美しいものを連想しがちだが、全くの真逆。

一夜に1人噛み殺し、夜空をバタバタを羽ばたきながら飛び回りつつ高スピードで襲い掛かってくるのがこれ。

何処をどうみてもドラキュラには見えず、皆が思うのは巨大コウモリの化け物。

こいつを直に主人公達が初目撃した時の「間」とか演者のリアクションの仕方が最高だった、沈黙ながらも心の中では「なんだあれはーーー!!!」みたいなね。

仮に美男子、イケオジのドラキュラだったとしたら、ああいう驚愕の表情にはならんだろうな、この造形だからこそ説得力があるのよ。

醜さ故に魅了されるといった事も無く、倒す事だけに集中が出来る。

まあその行動に移すまでがちと長いのがネックではあるのだが(中々誰も怪物が潜んでいる事に気付かない)。

それだけ正体がバレないまま乗組員を一人ずつ襲い、仲間内で疑心暗鬼を生じさせるしたたかさをこの怪物は持ち合わせていた、て事やろうねえ。

屈強な男共は意図もあっさりと殺られる、代わりに戦闘力が乏しい医者の黒人主人公と、生贄として捧げられていた女性(立ち位置的にはヒロイン?)が頭脳で対等に持ち込んでいく。

結果的に悲しい結末にはなるけれど、それがあったが故の「復讐」へと続く訳だから、船内、船上といった密室型展開でありながらもストーリー性がしっかりと練られていて見応えはあった。

但し、これだけは強く書き残しておきたい。

当然ながらドラキュラは昼日中には活動不可能なので、専ら時間帯は夜のシーンが増える為、家で観る際には部屋を暗くして鑑賞する事を推奨。

明るい中で観るとマジ見辛い画面ですので要注意。

監督は『ノスフェラトゥ』辺りを意識したんかな、あの辺のドラキュラ映画が好きな人は特に楽しめる作品かなと思います。

評価:★★★☆

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