銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

フルスロットル

2014年12月21日 16時55分05秒 | 洋画アクション
BRICK MANSIONS
2014年
アメリカ
91分
アクション
劇場公開(2014/09/06)




監督:
カミーユ・ドゥラマーレ
脚本:
リュック・ベッソン
オリジナル脚本:
リュック・ベッソン
出演:
ポール・ウォーカーダミアン
ダヴィッド・ベルリノ
RZAトレメイン
カタリーナ・ドゥニローラ



<ストーリー>
無法地帯・ブリックマンションのボスに父を殺された腕利き捜査官・ダミアンと、元恋人を人質に取られたリノが、ふたりだけでブリックマンションに立ち向かう。

身体能力【全開(フルスロットル)】で跳べ。
究極の“ゼロG(無重力)”アクション誕生!!


-感想-

無我夢中のダミアン。
行き当たりばったりのリノ。

こりゃあれだ、オリジナルにも出演していたダヴィッド・ベルのパルクールを心行くまで眺めているだけの作品だわ。
冒頭からその優れたアクションを思う存分に発揮。

飛んで、跳んで、とびまくれ~~~!!

凄い技だとは思うけれど、いかんせんオリジナルとほぼ同じ事をやっているので、心の踊り具合は終始平常運転でした。
『アルティメット』で彼を観た時はパルクールそのものにも(当時は)真新しさを感じた為か、結構盛り上がったんだけどなぁ。
ストーリーも割りと面白かったし。
本作は所詮リメイクなので話し自体が同じ事もあり、彼にしか出来ない別のパルクールが特別に披露されなかったという点が非常に残念ではあります。

主演はポール・ウォーカーになっているけれど、ダヴィッド・ベルと行動を共にすると、かなり存在感が薄くなる。
だってポールにはパルクール能力が備わっていないからね。
走って逃げ回るか、そこら辺に転がっている物頼りになるしか出来ない訳。
それかポールと云えば車の運転なので、華麗なドライビングテクニックだけに見せ場が集中。
これはポールのファンにとっては勿体無い起用かなと。

この際リメイクではなく、今やハリウッドを代表する俳優ポール・ウォーカーを主演に迎えたからには、パルクールを使える男と使えない男がタッグを組むという部分だけは据え置きにして、ストーリー含めた他の箇所は新たに脚本を書き下ろして欲しかった。
要するにリュック・ベッソンよ、仕事しろ!という事ですな。

ヒロインであるローラを演じたカタリーナ・ドゥニさん、スタイル抜群なんだけど、どうにも顔が私好みじゃなかった。
けど、ここのシーンはエロかった。

多分、ウエイトレス衣装のスカートがミニだったのが余計にエロさを魅き出していたのかも。
なので、敵の黒人女とのキャットファイトでは、ミニの中が見えそうで見えないという変態的なワクドキ感が味わえるから助兵衛共は必見だゾ(笑)。

オリジナルを観ていない人は私の持つ評価よりも多少上に行くかも。
平和的に終わるラストも良い感じだし。
けど、エンドロール前にこれを出されちゃうとねぇ(´ _`。)グスン

それまでの楽しさが一気に吹き飛んで現実に戻されるのよ。
あぁもうポールはこの世にはいないんだなって。。。

評価:★★★
14/12/20DVD鑑賞(新作)
にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日:2014-12-17
メーカー:アスミック・エース

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『アルティメット(2004)』(オリジナル)※評価:★★★★

コメント (12)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ポール・ウォーカー | トップ | るろうに剣心 京都大火編 »
最新の画像もっと見る

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そうなんですよ! (すぷーきー)
2014-12-21 19:35:06
オリジナルに比べると、そこまでワクワクしない。
ダヴィッド・ベルのパルクールはすごい。
けど、ポール・ウォーカーの見せ場のはずの運転はローラの方がすごく見えてしまい…。
オリジナルを知らない方が楽しめたかもしれないですね。(^^;)

それにしても、ポールはまだ若いのに残念です。
返信する
Unknown (ふじき78)
2014-12-21 21:51:43
あの姉ちゃんの顔に惹かれないに一票。
返信する
>すぷーきーさんへ (ヒロ之)
2014-12-22 21:38:18
こんばんは!
コメントありがとうございます。
オリジナル同様にパルクールそのものには凄さを感じるのですが、話までもが同じなので、盛り上がる所までは行かなかったです。
オリジナル未見の人は、それなりに楽しめる作品ではありましたね。
これから、て時の急死には驚きました。
ポールの男前さには惹かれるものはあっただけに悲しいです。
返信する
>ふじき78さんへ (ヒロ之)
2014-12-22 21:39:32
こんばんは。
顔がねぇ。。。
もうちょっと可愛かったらもっとミニにドキドキしたのになぁ、と思いました。
返信する
そうですよねえ (sakurai)
2014-12-30 15:37:26
ポールが出てなかったら見ませんでしたわ。
んでもって、あのことがなかったら、見なかったですなあ。
ほんとに残念です、、、。
返信する
>sakuraiさんへ (ヒロ之)
2014-12-31 01:41:32
こんばんは!
コメントありがとうございます。
ポール主演としては最後の作品。
これで主演としては見納めかぁと思うと切なくなります。
まだポールが出ている作品で観ていないものが何作かあるので、レンタル出来るものは全部観ようと思ってます。
返信する
こんばんは。 (大阪ひろき)
2014-12-31 02:24:11
ヒロ之さん、こんばんは。
ヒロ之さんのご意見に全く、同感ですね。
「アルティメット」のリメイク作品とのことで、本作のシリーズを見慣れている者としては、ほぼ、同じことをやっているので、既視感のある場面が随所に出て来て、あまり新鮮味がありませんでしたね。
見ていない方には、ストーリー、アクション共に、面白いので、新鮮な気分で、楽しめる作品ですね。
見慣れている方は、ストーリーはともかく、主役お二人の奮闘振りを楽しむだけでも、価値はある作品ですよね。ダヴィッド・ベルのまるで、野獣のようにパワフルなパルクールは、健在でした。
さすがに、初めて、第一作目のダヴィッド・ベルのパルクールを見たときのような衝撃や興奮は正直ありませんでしたが、やはり、ダヴィッド・ベルのパルクールは、何度、見ても、カッコ良いですね。背後から迫って来る車を側宙しながら交わして、車の上に飛び乗ったり、ビルの屋上から屋上へと大ジャンプして飛び移ったり、建物の窓へ飛び込んだり、敵の肩の上から、ダブルで、バク宙して着地したり、ウォールスピンを決めて魅せたりと、縦横無尽な動きで、敵を翻弄する動きは、圧巻でした!
ポール・ウォーカーは、アクションに関しては、ダヴィッド・ベルには適いませんでしたが、よく健闘されていたと思いますし、クールで、落ち着いた演技は、カッコ良くて、ナイスでした!
ポール・ウォーカーは、イケメンだし、演技も、上手いし、これからってときに、旅立たれてしまったのは、とても残念ですね。
それから、ヒロインの女性、僕も、ヒロ之さんと全く同感で、好みではありませんでした。
若いのか?それとも、歳いっているのか?解り辛い顔立ちでしたね。
ヒロインの女性の年齢は分かりませんが、倍賞美都子さんやミシェル・ヨー系に感じました。
あと、「フルスロットル」の日本宣伝部長を担当された、日本のパルクールパフォーマーのZENこと島田善さんに、是非映画界に進出して頂いて、和製「フルスロットル」のようなアクション映画、または、パルクールを題材にしたドキュメンタリー映画や青春映画を制作してほしいですね♪
もし、実現すれば、最近のパルクールは、トリッキングやアクロバットを絡めた華麗で、洗練されたものに変化しつつあるので、きっと、画的にカッコ良くて、斬新且つ芸術的なパルクール映画が誕生するのではないかと期待しています♪
それでは、失礼致します。
返信する
追記。 (大阪ひろき)
2014-12-31 02:48:35
ヒロ之さん、こんばんは。
ZENこと島田善さんが映画「フルスロットル」について語っている記事を見つけました。
                   ↓
http://rocketnews24.com/2014/12/17/514114/

http://video.search.yahoo.co.jp/search?p=%E5%B3%B6%E7%94%B0%E5%96%84&tid=3aeab786a9a86ef48cb0eef6c51a784f&ei=UTF-8&rkf=2

それでは、失礼致します。
返信する
>大阪ひろきさんへ (ヒロ之)
2014-12-31 17:51:25
こんばんは~!
コメントありがとうございます。
オリジナルを観ていない人はそれなりに楽しめる内容になっていると思います。
けどオリジナルを観ている者としては、ストーリーがほぼ同じだったので新鮮味が薄く感じてしまいました。
それでもダヴィッド・ベルのパルクールには凄味を感じさせてくれますよね。
一度は引退したそうですが、本作の出演が決まって改めて鍛えなおしたそうですね。
努力した甲斐があって、本来のダヴィッド・ベルが持つパルクールが復活していました。
これにもう少し、新しいパターンがあればもっと良かったんですけどね。
ま、贅沢は言っちゃいかんですね(笑)
ポールも負けずにカーアクションなど、パートナーとしてしっかりと活躍していたのは嬉しかったです。
けどもリメイク作が主演としての遺作となってしまったのは残念です。
ファンとしてはオリジナルでの主役が最期の作品であって欲しかったのですが。
神様は残酷です。
来年公開予定の『ワイルドスピード』新作でのポールが本当の最期の作品となるので、その勇姿をしっかりと目に焼き付けておきたいですね。
ヒロインの方、体はスレンダーでセクシーなんですけども、どうにもお顔が好みでなかったです。
ほんと、年齢聞かれても分かり辛いお顔ですよね^^;
ZENさんにはパルクールの後継者として、映画界に進出して、ZENさんが生み出した新たなパルクールを映画ファンに見せ付けて欲しいものです。
ZENさん主演のパルクール映画も観てみたいですね。
監督によりますけれども、ストーリーがしっかり作りこまれた作品を制作して欲しいです。
返信する
>大阪ひろきさんへ (ヒロ之)
2014-12-31 17:54:39
追記ありがとうございます。
ZENさんのインヴュー記事読ませて頂きました。
ZENさんが挙げられているトップ3は同意ですね。
ドアを蹴破るシーンは私も好きです。
歩幅を数えるというのはパルクールとしては当たり前の行為なんですね。
インタヴュー読んで、色々と勉強になりました^^
返信する

洋画アクション」カテゴリの最新記事