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たま駅長 天国へ 和歌山電鉄28日に社葬

2015-06-26 | 

  和歌山電鉄は24日、動物駅長ブームの火付け役となった、同社社長代理で貴志川線貴志駅(和歌山県紀の川市)駅長の雌の三毛猫「たま」=写真=が死んだと発表した。同県岩出市内の動物病院で22日午後7時過ぎ、天国へ旅立ったという。16歳2か月だった。

同社によると、人間の約80歳に相当し、死因は急性心不全とみられる。鼻炎のため、5月から療養していた。死ぬ前日に同社の子嶋光信社長が見舞いに訪れた際、立ち上がって、元気な声で「にゃあ」鳴いたという。

 和歌山電鉄は28日午後零時半から貴志駅で社葬を執り行う。葬儀委員長は小嶋社長。駅前の商店で飼われていた「たま」は、2007年1月に駅長に任命された。愛くるしさと物珍しさで観光客を招き、赤字のローカル線は一躍人気スポットに。写真集などグッズの売り上げでも貢献し、13年1月に同社の社長代理に昇進した。
 貴志川線は06年、乗客減により、南海電鉄が運営から、撤退。廃線も危ぶまれる中、新設の和歌山電鉄が引き継いだ。「たま」人気の貢献もあり、05年度に192万人だった乗客数は、14年度には約227万人まで伸びた。(6月25日中日新聞朝刊から)

 猫好きの私は、こどもの頃、雪国の寒い夜中、眠っている深夜、耳もとで「ごろごろ・・・・」と猫が喉を鳴らす。私は隣に母が寝ているが、ねむったまま、左の肩を少しだけ無意識に上げる。猫は「ごろごろ・・・・」を続けながら氷のような冷たい体で頭から潜ってくる。少しの間、自分の居場所確保のため、ごそごそ動くが静かになる。気付くといつの間にか私の両足の間で丸くなって寝ている。現在の散歩コースでも、猫4匹飼っている家の横を意識して通る。運良く遭遇すれば「ニャー」の声と、体を摺り寄せてくる。猫に限らず、犬に代表されるように、動物全般、可愛がれば応えてくれるものだ。