いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

酔心純米吟醸

2015年01月16日 | 飲み物、食べ物

 最近は安い紙パックの清酒ばかり飲んでいますが、正月はこれが飲めることになりました。三原の老舗、酔心山根本店の製品です。たいして味もわからなかった若い頃に、「横山大観愛飲の酒」というストーリーに惹かれ、気に入ってそのまま個人的な標準銘柄になっています。大きな酒屋ですので商品の種類も多いのですが、昔飲んでいたのは純米の普通のやつ。元々両親が徳島の出なので、実家の料理が薄味で、瀬戸内海沿岸らしく魚をよく食べたので、西の酒は肌に合います。同じく魚を食べる北陸だと、料理が甘い分、酒は端麗辛口とかになるんですかね。あれは私には少々物足りないので。あと、酔心は西側の伝統的な蔵としてはかなり大手なので名古屋でも手に入りやすく、値段も妥当だというのが標準とするには適しています。

 これは標準よりやや上の「純米吟醸」。風味が実に濃厚で、体感的には紙パックの酒の5倍ぐらいの味わいがあります。それでいて刺身などの繊細な味わいの邪魔をしないところはさすが、と思わず唸ります。これだけの酒になると、本当に味わいながら飲むので減りが少なくなるんです。ワインでも同じようなことが言われていて、安酒ほどがぶ飲みしないと満足できないという通則があるみたいです。飲めない極楽妻は横で見ていて、「好物を買って来たのにどうしてあまり飲まないのだろう」と不思議に思っていたかもしれません。この上の「純米大吟醸」も広島に行った折に一度だけ買ったことがありますけど、同じような印象を持ちました。

 ウィスキーはあまり飲まないんですが、これも正月なので。清酒やワインと違って、蒸留酒は度数が高過ぎて飲み比べしにくいので、なかなか銘柄ごとの違いまで楽しむことができません。まあ悪くはないと思います。
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