極楽家の郵便受けは2つあって、門にある20年以上前のアメリカンポストと、後で玄関に取り付けたヨーロッパ風の大型郵便受けです。新しい方のデザインを気に入って買ったので、古い方は撤去するつもりだったのですが、あればそれなりに便利ということでそのまま置いてあります。
この古い郵便受けの金具が壊れて、蓋がすぐ開いてしまうようになりました。ご覧のように、ステンレス製のキャッチャーが片側折れています。
この金具は2本のネジで固定してあります。片方は何とか外せたのですが、もう片方は固着しており、注油して何とか緩めようとしたのですが頭をなめてしまいました。
こういう場合の専用工具もあるらしいのですが、あるもので何とかしようと電動ドリルを持ち出しました。
かなり荒っぽいですが、ドリルで削って壊れたネジを撤去します。ネジ穴が損傷するため本来は新しいネジを切るタッピング作業が必要なのですが、壊れたネジ穴なりに何とか使えそうなのでこのまま利用します。
メーカー直販の交換部品。TOEX BA-7型の郵便受けに対応します。ロングセラーの商品らしく20年後も部品が入手できるのは有難いですが、たかがキャッチユニットが2310円、送料と代引き手数料込みで総計3255円というのはどうなんだろうなあ。エクステリア製品は定価と実売価格の差が大きいので、同じようなアメリカンポストの新品をポール付きで買っても15000円で何とかなりますよ。ポスト全体とポールの値段がキャッチ金具4個分ですか?
こんな理由で、時間があれば汎用品のマグネットキャッチなどを試してみたかったのですが、今回は手っ取り早く済ませたかったので純正品を買いました。昨今はプリンタとインクあるいはトナーの価格関係など、本体をほとんど無料配布して消耗品で利益を出すようなビジネスモデルになっていますが、郵便受けの金具は交換する人の方がずっと少ないはずなので、こんな高価に設定しても儲けにならないでしょう。コストが高いと言うなら、自前のダイレクト販売は止めて、他の通販サイトに乗っかった方がいいのでは?
ネジ穴が変形したため、金具がわずかに傾いており、そのため着け外しがやや固くなりましたが、許容範囲だと思います。注油してやれば少しは軽くなるし、金具の負担も減るでしょう。外装もかなり傷んでいるので、次に壊れれば新品と交換です。
片方10年、反転使用した反対側も12年が寿命。
で、問題の交換部品ですが、
タキゲン角型ジュラコンキャッチが純正と同サイズです。
税込62円!(モノタロウにて)
ご参考までに。
ただし、我が家もネジ固着で難儀しました。
私も急いでなければあれこれ試して見たかったんですが、いい製品を見つけられましたね。