ビデオレコーダーのHDDが壊れて録画も再生もできなくなったので、値段が手頃になったこともあり買い換えました。ディスクドライブはほとんど子ども用のDVD再生に使われるので進化がわかりにくいです。むしろ実用的にはHDDが大きくなったことが有難いです。
古いパイオニアDVR-510HのHDD容量は80GB。当時としては決して小さくなかったのですが、最低の画質で録画時間が102時間というのは、いろいろ録画しておきたい家庭用のレコーダーとしては不十分です。実際にはもっと画質のいいモードを使いますから、50時間ぐらいで一杯になりますので、録画しては古いのをDVD-Rに移して消すのがかなり面倒でした。
今度のパナソニックBWT2100では一気に1TBですから10倍以上。画質を少し落としてやれば400時間とか500時間分の番組を貯蔵できますから、見るのも便利ですし編集もまとめてやればいいので楽をさせてもらえると思います。これは2005年から実用化された垂直磁気記録方式のHDDが普及したことによるもので、東北大学の岩崎俊一名誉教授(東北工業大学元学長)らの研究の賜物です。
私が学生の頃は、パソコン雑誌を見ると、5MBとか10MBの「大容量ハードディスク」なんてものが数十万円で大真面目に売られていたんですよ。それから見れば、現在主流の1TBとか2TBなんて10万倍以上の容量ではないですか!しかも値段は100分の1ぐらいでしょう。この世界では「十年一昔」ならぬ「十年大昔」を実感せざるを得ません。