いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

東山植物園(合掌造りとハッチョウトンボ)

2009年08月06日 | 極楽日記(日帰り)

 広大な東山動植物園の中では目立たないのか、あまり話題になることはありませんが、植物園エリアには白川郷と同じ合掌造りがあります。写真は星ヶ丘側の入り口近くにある模型です。これでも十分に雰囲気はありますけど。

 本物はこれ。白川村から移築した正真正銘の合掌造りです。世界遺産指定で観光客が引きも切らない白川村と違って、こちらの方が本来のひっそりとしたたたずまいを感じることができます。

 保存状態も非常にいいし、植物園の借景が見事です。商業化してしまった本家の合掌集落よりもこちらがいい、と言う人がいても不思議ではありません。ただ人の生活があってこその建物だという考え方もあるでしょうし、名古屋では全山の紅葉も雪景色も(多分五平餅も)楽しめませんけど。

 天気のいい日は中まで見学可能です。昔は案内役のお婆さんがいて、陳列してあるこけしなどを見せてくれたものです。着物姿の上品な人で、中で生活しているような感じだったので、この建物の本来の持ち主だったのだと思います。

 この日は東山動植物園の観察会に参加したのですが、大雨であまり活動できませんでした。

 日本最小のトンボ、ハッチョウトンボです。江戸時代に今の名古屋市にあたる尾張藩矢田鉄砲場八丁目で発見されたと当時の本草学者が発表したのが一番古い記録なので、この名があるそうです。実際は日本のかなり広い区域に生息しています。
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