いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

清水組度胸試し始末

2013年06月07日 | 極楽日記(極楽息子大)
 本日は極楽息子(大)の遠足日記をお楽しみください。都合により一部編集してありますのでご了承を。



 ワシらは1年I組、通称清水組の新入りや。

 清水組の遠足は毎年長島スパーランドと決まっとる。もちろん目当ては絶叫マシンや。新入り組員の根性焼き、いや度胸試しいうところやな。

 正直、打ち合わせで聞いた「スチールドラゴン」いうんはようわからんかった。長島に着いて、まずは小手調べに「シャトルループ」いうのに乗った。小っさいジェットコースターで、自慢やないがこんなんは余裕や。これでも清水組の若い者やで。

 勢いつけてスチールドラゴン行ったら、こら大きいわ。

 ぐいぐい上がって行くと思たら、いつの間にやら大観覧車のてっぺんの高さまで来てるやないの。何ちゅう高さや、しまったことしたなあ、と内心ガクガクして息が止まったが、もうどうにもなるもんか。

 竜が飛び降りるとかそんなんより、飛行機に乗ってていきなり飛行機がなくなった感じや。時間の止まった中を、「ひゅーーーーーーーん!!!」とただひたすら落ちる!もう絶叫も出えへんわ。ここまできたら怖いなんてもんやあらへんな。

 それからもコースターは上下にぐわんぐわんとうねって、何十分も揺られて肝も骨も抜けてしもたような気がしたら、いつの間にか終わってた。「あ、ああ、ワシ生きとったんや。」

 次はお決まりの「ホワイトサイクロン」や。これまた怖いわ。白い柱が何百本もあって、その間を猛速度で潜り抜けるコースターやが、乗って振り回されてると、今にも柱にぶつかって血反吐吐くんやないかと、もう肝が縮む思いや。「いつ落ちるか?」「今でしょ!」「いつぶつかるか?」「今でしょ!」と、大声で叫びながら気を紛らしたもんや。傍から見たら、怖さで頭おかしなったようにしか見えんだろうな。林先生、おおきに。

 度胸試しの日やから、それからも怖いもんばかり選んで乗ったよ。平日で空いてるからもう乗り放題。全部で15も乗ったやろか。

 清水組の新入りも乗りのええ奴ばかりや。さすがにこれだけ乗ると、絶叫何たらもすっかり慣れてしもたで。もう怖いものあれへんな。これが毎年の新入りの儀礼ちゅうもんなんや。

 これで清水組の舎弟として度胸を見せれたし、同期の若い者とも兄弟になれたわ。清水組長もさぞお喜びやろ。もう少しすると、新入りは緑の褌締めて二見が浦で遠泳するのも儀礼や。これはこれで楽しみやが、今日は褌締めて来んで良かったわ。コースターでちびって緑色が服に染みたとこなんか組長に見せられんもんなあ。
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