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草刈をしていてふとヤマモモを見ると…!
この絨毯みたいな凸凹の肌をした銀杏(ぎんなん)と同じような大きさの実は、徳島出身者なら誰でも知っているヤマモモの実です。完熟すると独特の風味があっておいしいのですが、全然日持ちがしないため普通の流通ルートに乗らず、産地からの予約販売以外では手に入れにくいと思います。庭木としてはかなり普及しているのに、産地以外では食べたことのない人が多く、庭木に実が生っても放置されてしまうことが多いようです。まあ、農家が栽培した大粒の食用種と庭木では食味も違いますけど。
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3年前にひょろひょろの苗木を植えてから、みるみる大きくなったのはいいが、花も実も縁がなかったヤマモモが、ついにやってくれました。花を飛ばしていきなり実を見つけるのも奇妙ですが、表層ではなく内側に付いているため気づかなかったのだと思います。雌花は1cmぐらいしかない地味な花なので、遠くからではわからないでしょう。
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樹勢は盛んなのに今まで実が生らなかったので、間違って雄木を植えてしまったのかと心配していました。極楽家にはこの1本しかないのですが、温暖な名古屋ではヤマモモは丈夫で手入れがいらず、庭木や街路樹に好適な樹種なので、どこかの花粉が飛んで来たのでしょう。