2本目もやはりバイエルン州のKuchlbauer醸造。ここは英語サイトあります。小麦ビール専業の会社らしく、何種類か作っている中のTurmweisseというのがこれ。缶の絵はThe Kuchlbauer TowerというHundertwasser設計のタワー。大阪の舞洲清掃工場(要するにゴミ焼き炉)でぶっ飛んだ設計が日本でもよく知られるようになりましたが、地方のビール会社がこんなタワーを建ててしまうとは驚きます。
原料はドイツのビール純粋令により麦芽とホップだけ。ドイツ人は昔から寒い季節でもビールを飲むので、一般の日本人が好むさっぱりとした感じやキレよりも、コクや風味が重視されます。あまり冷やさずにちびちび飲むと、こってり系のビールの味わいがよくわかります。
3本目はFurst Carl Pilsで、日本でも一般的なピルスナータイプです。ただしUnfilterdとあるように濾過してないので、入手しやすい銘柄だとHenningerによく似た粉っぽい舌触りがあります。Furst Carlはバイエルン州エリンゲン(ニュルンベルクのちょっと南の小都市)の醸造所で、Furst Carl Schlossbrauereiとあるように昔のお城を改修して醸造所にしているらしいです。
元の表示ではアルコール4.9%とあるのに、日本の表示では4%になっているのが謎。
4本目はカラフルな缶。ドイツ語のサイトしかないKurpfalzbraeuの製品です。ホームページの左から2番目、Kellerbierがこの缶と同じです。World Beer Awardsとあるので、国際的にも評価されているのでしょう。日本人が抱くビールに近い風味で、誰でもおいしく感じると思います。
醸造所は中世の大学都市として有名なHeidelbergのすぐ西にあるPlankstadtだそうです。歴史に残る文学者や音楽家も、このビールを味わっていたのかも。