徳島の芳水酒造という山の中の酒蔵の製品。芳水は吉野川の別名だそうです。先祖が徳島出の私にして全然知らない銘柄ですが、インパクトは十分。辛口で力強く、いかにも酒飲みの酒という感じがします。
四国の酒と言えば、土佐鶴や酔鯨、司牡丹のある高知県と、梅錦のある愛媛県が想起されまして、どちらかと言えば徳島は酒処という印象がありませんでした。全国に多少知られてるのは鳴門鯛ぐらいでしょうかね。統計を調べてみると、実は酒飲み県として知られる高知県の酒蔵は18軒と少なく、県別の飲酒量では下位の徳島県には27軒もありました。生産地と消費地が一致してないんですね。まあ軒数や量はともかく、これだけ飲みごたえのある酒が徳島にあったとは収穫でした。名古屋にいるとなかなか見る機会もないですが、また見つけたら手に入れようと思います。