保存館そのものも雰囲気のある建物です。
徳川家から奥平家に嫁いだ亀姫屋敷の門だそうです。奥平家に正妻として入ったのに、自分だけの屋敷を持っていたということでしょうか。格差婚なので、ちょっと特殊な状況だったかも。
収蔵品が充実しています。
兜は武将用であって、下級の兵士はこんな頼りない陣笠で出陣しました。
こんな立派な鎧兜は名のある武将のものでしょう。
当時の弓と付属品。
血染めの陣太鼓です。
兜も工夫があって様々。
貴重な火縄銃の収蔵品。
槍もあります。上から2番めのは徳川の家臣であった長坂信政、通称血鑓九郎の血鑓。
鳥居強右衛門の脱出は劇的だったので、これを材料にいろいろな作品が残されています。
落合佐平次が写し取って旗印にしたと言われる強右衛門像。
こんな陶板まで。
長篠の合戦もいろいろと絵画になっています。
馬場信春(信房)は精強を誇った武田軍の中でも後に四天王と称された猛将。勝頼を逃がすために武田軍の殿(しんがり)を努め、壮烈な最期を遂げます。その甲斐もなくやがて武田家は滅亡します。