ダイハツ・クーザと言われると何だか新しい軽自動車の名前みたいですが、カナダに本拠地のある国際的な舞台芸術集団、シルク・ドゥ・ソレイユの最新公演です。極楽息子(大)と二人で行ってきました。
まあ要するにサーカスなんですが、1つ1つの芸の水準が高く、全体の構成や音楽などの演出にも工夫が凝らされており、演目がばらばらに出されていた今までのサーカスとは違うぞ、ということですね。有名な公演にもかかわらず、会場をかなり小さめに抑えて、生で見る臨場感を大事にしているのは好感が持てます。それだけに料金が高くなるのは仕方がないでしょう。隣のナゴヤドームで開催されていた「嵐」のコンサートが何万人も集めていたのとは対照的です。
シルク・ドゥ・ソレイユでは出演者の多くがバレエのレッスンをかなり受けているらしく、単なる入退場でも動きがきれいですね。コントーション(柔軟芸)では息の合ったペア演技で魅了するなど、単なるサーカスではなく総合芸術と言えるだけショウアップされており、恐らく公演の度に演出を変えているのでしょう。観客にリピーターが多いと言われているのが納得できます。