極楽息子(大)を連れて豊川稲荷に散歩に行きました。
もうすぐ春のお祭りだそうです。
境内の八重桜が満開。東京都赤坂にある分院でも八重桜が名物だそうですから、ここから移植したものでしょうか?
一般的なソメイヨシノなどより濃いピンク色が青空によく映えます。
いつもは初詣に本殿に行くだけですが、せっかくですから面白そうな方に行ってみましょう。「ゲゲゲの鬼太郎」に出てきそうな怪しい石塚がありましたよ。
ほら、全部狐の像!
信者が献納したもの、とありますのでまだまだ増えているのでしょうか?
豊川稲荷の名物として知られる千本のぼりです。「豊川荼吉尼真天(とよかわだきにしんてん)」と書いてあるそうです。簡単に読めないのも当然。元はサンスクリット語です。豊川稲荷では荼を他の字に替えてありますが、表示できないのでよく使われる荼を当てておきます。
尼の字が入ることからわかりますが、荼吉尼天(だきにてん)あるいは荼吉尼真天は女神様です。白狐に乗り、稲藁を背負って駆け回る姿が絵などに描かれています。つまり豊川稲荷の「稲荷」は狐そのものじゃなくて狐に乗った女神なんですね。ただ、荼吉尼天そのものが狐の化身であるという説もあるようです。元はヒンドゥーの恐ろしい夜叉ダーキニーが由来らしいのですが、日本の動物神信仰と一緒になり独特の解釈がされた結果が、今の稲荷信仰なのですね。