リビングの照明器具が壊れたので外してみました。白熱電球6個を装着する、シャンデリア風の装飾照明なのですが、点灯している時間が長いし、夏は白熱電球の熱で熱くなるので、切れた電球の後に電球型の蛍光灯を入れて使っていたら、それが気に食わないのか次々に蛍光灯とソケットが壊れ、3灯しか使えなくなってしまいました。設置から15年以上経っているので寿命なのかも知れませんが、調光器を使っているわけでもないのにこの相性の悪さはどうでしょうか?
ソケットにちゃんと100Vの電圧が掛かってない?まさか、と思うのですが経年変化などで接点に電気抵抗が増して蛍光灯に適正電圧が掛からず、正常な点灯ができないことから、点灯と消灯を繰り返して器具に負担を掛けてしまった可能性はありますね。エネルギー消費が少なく長寿命と宣伝され、白熱電球の理想的な代替品と認知されつつある電球型蛍光灯ですが、放電灯として電圧変動には弱いので古い器具に使う時は慎重になった方がいいかも知れません。白熱電球なら電圧が下がっても少し暗くなるだけで大きな問題はないのですが。
極楽家は中古住宅です。この照明器具は建築当時からあるものらしく、メーカーや型番はわかりません。デザインに凝って外国製の器具など使うと、接点などに十分な耐久性がないこともあるので要注意です。
器具を取り外した後の天井です。角型ソケットは普通の物ですが、天井に固定してません。天井の穴開けも汚いし、とてもプロの仕事じゃありませんね。聞いた話では、極楽家を建築したビルダーは当時住宅建設に参入して間がなく、他であぶれた下請けや職人を集めてこの程度の仕事をしていたそうです。今はすっかり一流住宅メーカーみたいな顔をしていますがね。「工務店は現場をよく見せてもらってから決めよう」という教訓です。
新しい照明器具を何にするかに関わらず、この大雑把な配線は工事してもらわないといけません。これは電気工事士の資格がないとできない工事です。どうせ工事に来てもらうなら、少し凝ったものでもいいじゃないですか!コイズミの蛍光灯シャンデリアとか、東芝のこれも蛍光灯シャンデリアだし、見ているだけで楽しそうなシーリングファンも。自分で取り付けなくていいのなら、選択肢はいろいろ広がります。