いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

おはなし読んで

2005年12月01日 | 極楽日記
 冬でもやっぱりアイスクリームが好きな極楽息子です。

 最近は寝る前の「おはなし」がすっかり好きになってしまい、長い時は1時間以上読んであげないと寝てくれません。極楽妻が買って来た本だけでは足りないので、近くのブックオフで「かぐやひめ」「ガリバー」など大判で絵のきれいな本を買って来て、その中から読んでもらう本を選ぶのが楽しみなようです。

 今のお気に入りは中国の童話「10人のゆうかんなきょうだい」とスウェーデンの童話「フィンダスのきつねがり」でしょうか。前者は兄弟が6人だったり9人だったりと、いろいろバリエーションがありまして、粗筋はそれぞれ特異体質の兄弟が入れ替わり、横暴な王様を懲らしめるというものです。後者はのんびりしたグスタフソンおじさんと、しっかり者の猫のフィンダスが農場の問題を解決していくもの。絵がきれいです。

 絵本は見ているだけで楽しめるものですが、朗読するとなると言い回しが不自然だったり、説明不足で子供にわかりにくかったりするものですから、アドリブでせりふを編集しています。息子も慣れてくると自分で少し読んでみたり、ストーリーを質問してきたりしますので、その意味でも毎回同じ読み方はできません。息子の知的好奇心を少しずつ誘い出すような読み方ができればいいなと思っています。

 ちょっと困るのは、オリジナルのストーリーに大きな改変を加えているもの。「フランダースの犬」がハッピーエンドになっていたり、一寸法師が鬼に呑まれずに勝ってしまったり、かぐや姫と若殿たちのやり取りが極端にはしょられていたり、といった類です。

 大人は元の話を知っていますから構いませんが、子供はそれがオリジナルだと思って覚えてしまいます。下手にストーリーをいじるより、朗読で子供の目が輝くようなせりふ回しを工夫してオリジナリティーとして頂きたいものです。童話の日本語を朗読してみると、もう少し磨けるのではないか、という部分が少なくありません。
コメント
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