崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「国際映像」

2008年08月18日 06時59分18秒 | エッセイ
オリンピック女子マラソンの中継を見た。選手たちの健康管理や訓練と国家の支援などの見えないところの裏読みが楽しい。最初先頭を走る人が優勝することはほぼない。日本の選手土佐が口を開けて苦しい表情をして途中放棄したので心配して見ていた。しかしカメラは十分その後のことは見せてくれない。この中継のカメラは「国際映像」といわれ、日本のカメラではなかったからである。カメラは日本の選手に焦点があるわけではない。かなり全体が分かるように客観的に撮っていることがわかる。日本のカメラであったらおそらく日本の選手にかなりフォーカスが与えられたと思う。私はこれが正に国際化だと思った。今、歴史の教科書を日韓共同で作ろうとしている。それより地上TVから衛星化していくにつれてニュースの時間だけでも日韓「国際映像」のカメラで、特に竹島に関して日韓共同のカメラで報道することはいかがであろうか。これはまさに妄想であろう。