崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「楽しい韓国文化論」

2019年07月31日 05時48分06秒 | エッセイ

 今の状況とはかけ離れたように美しい話の「楽しい韓国文化論」の日程を決めた。韓国文化への自由寄稿家『ピビンバの国の女性たち』(講談社文庫)等の著者の伊藤順子氏をはじめ5人の講師が登壇し、ファション、美容等を含む日常生活文化に関することをテーマにした。10月5日から毎週土曜日に行う。元下関駐在毎日新聞記者の二人からの電話、久しぶりに嬉しく、雑談、冗談、そしてインタビュー?、長く話した。「未来志向」云々には呆れて目下起きている日韓関係の話、悪化のプロセス、今回は日本の方が引き下がらないのではないだろうか。長引くのではないだろうか。韓国が困っている。私はもともと「反日」は韓国国内用であると主張したが、今はそれが国際化している。

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「楽しい韓国文化論」

2019年07月30日 05時29分24秒 | 日記

 下関の8月祭りの中に「通信使行列」がある。姉妹都市の釜山から大勢の人波が来られる。しかし日韓関係の悪化のために今年は中止、あるいは小規模になりそうである。私は通信使行列図の出版を勧めた者であり、とても残念なことと思う。韓国は被植民地からの「歴史認識」つまり「教科書」「靖国」「慰安婦」「徴用工」など日本に数々の政治的カードを繰り返の使用してきた。それは「植民地」という被害意識から完全に解放されていないこと、後期植民地に留まっていることを意味する。協約など法律は社会現象の全部とは言えない。真理の一部に過ぎない。歴史から完全に脱皮し、新しい友愛の関係に進むことが望ましい。私は8年目の「楽しい韓国文化論」を続けるために本日、下関の日韓親善協会の友松会長と会って、相談をする。

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「阿片の香」

2019年07月29日 05時45分12秒 | エッセイ

 以前香港に立ち寄ることがあり、ガイドさんから「阿片の香」の港と紹介があった「香港」に多数の催涙弾が発射された。イギリス植民地ではあったが自由主義であったのに中国へ、それが悲劇である。グローバル化に反する国家主義、ナショナリズムが国際問題になっている。悪い(?)植民地から解放されてからより強い独裁と悪い民族紛争、より残虐な殺し合いが蔓延している。独立してから自民族が殺し合うのは何故だろう。韓国の例では日本植民地から解放されてから朝鮮戦争、4.3事態、4.19.5.18光州事件など、無数に挙げられる。香港の民主化闘争を心から応援する。*https://www.afpbb.com/articles/-/3237012

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観光人類学

2019年07月28日 05時37分49秒 | 講義

 韓国で日本商品の不買運動がされていると聞くと「国産愛用運動」を思い出す。日韓関係により観光客の増減現象に敏感に反応する。観光は政治情勢とも連動する。観光は基幹産業とは異なる。文化と深くかかわる。『観光人類学』の著者山田晋司氏出身地の下関で私が長く講義してきたが、残念ながらその科目が無くなるという。戦争遺跡地、墓などを対象としたダークツーリズムなどを講義をする機会が無くなる。

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前期終講

2019年07月27日 05時41分42秒 | 講義

 昨日で前期の講義が終わった。スマートフォン利用の結果はどうであろう。レポートもフェースブックのメッセージ蘭を利用した。それに私のレスポンスなどでコミュニケーションが出来るのでいつでも学生との関係が維持できる。私は毎時間レジュメとパーワーポイントを用意し、私がフィードバックした時撮った映像や画像を見せた。昨日全資料をファイルにしたズンウィさんが見せてくれた(写真)。話題を提供して、スマートフォンで検索、そして自分の意見を出すようにした。学生たちはどう受け取ったのか昨日感想を発表させた。日本人の学生たちは留学生と一緒に講義を受けフレンドリーになったことを話をした。1年生の時朴チャンファン君が日本人の先生から韓国のことを学ぶには抵抗があったが態度が柔らくなったと言った。和気あいあいで終わった。来週はレポートを読むのが楽しみ。

アジア言語文化のコメントを紹介する。 

イジウ:崔吉城教授の授業を受けながらたくさん考えたと思います。学生たちのスマートフォンからのコメントを先生がみてフェイスブックで答えるのを見て驚きました。学生たちのためにいろんなことを考えてくださって、いつも学生たちの意見を聞いているのが良いと思いました。学生たちと疎通をしながら一緒に楽しむことができる授業のようです. 一年生後期から先生の授業を聞いていましたが,いつもいい授業だったようです。いつも教授という職業に最善をつくす姿がとても良いです。アジア文化授業内容は色んなテーマでいろんなことを勉強できてよかったです。動画と多くの資料を見ながらこの授業に興味を感じました。慰安婦について韓国の痛み、考えて見る良い機会でした。先生の授業はいろいろ学べるので,次にまた聞きたいです。 またコメントを書くことは良い機会だと思います。

チェジヨン:崔吉城先生は、講義に強い熱情があり、講義の仕方についてもいろいろ工夫されていることが分かりました。学生のコメントをスマートフォンに取り入れたり他の講師とは違う方法で講義をなさっています。私個人的には、新しくて良い方法だと考えておりますが、反対する人もいて残念だと思いました。講義が終わったあといつも学生に質問をなさっていますが、学生の意見を受け入れようとする姿勢が素晴らしいと思います。そして、ご自身で調査した映像を見せるなど、資料使いもお上手だと思います。知識も豊富で年輪が感じられる先生です。

崔吉城:慰安婦について「よくないこと」とは何ですか。客観的に理由を挙げてください。
チェジヨン:性を商品化するということは、人間そのものを物の扱いするのと一緒で、人間の倫理に反する行為です。
崔吉城:売春と肉体労働とはどう違いますか。
チェジヨン:売春を肉体労働だとおっしゃいたいのですか?すみません、質問の意味が分かりません。先生は売春に賛成する立場ですか?売春に賛成する人も当然いるでしょう。しかし、さっき話したように自分は売春を倫理的に間違った行動だと思うし、どうしても売春に賛成する気はないですね、
崔吉城:もっと深く考えて欲しい。性愛とは夫婦、家族との関係があることとか調べてください。
TAR:人はそれそれでハッキリ見える個性と隠れてる個性色々あると思います。文化の影響細かく言えば環境によって現れるじゃないかと思います。一つの点は年寄りの先生より若い世代の学生たちのほうがもっと倫理的だと言われましたがそれはテレビの影響かも知れないですけど、元は親だと思います。小さい時から叩き込まれたことは中々直すのは難しいと思います。

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’おんなのこ’たちの'

2019年07月26日 05時33分18秒 | 講義

 大学教材用の本、複数の筆者によるもの、2冊が届いた。感謝である。一冊はコピペの本、一冊は違う。その中で「都市の性風俗産業に従事する’おんなのこ’たちの'自己’の在り方」という副題に惹かれ読み始め精読した。早速30数人の学生の教室に入って紹介しコメントを求め、議論した。また続いて読書会でも本の書き方の例として議論した。
 熊田陽子「わたしを晒す、わたしを隠す」『アーバンカルチャーズ』(晃洋書房、2019.7.10)。都市の文化の一つである性風俗従業者の「おんなのこ」の客(男)や一般の人に自己をどう表現するかのインタビュー調査研究を平易な叙述式で書いている。「おんなのこ」だけではない話、一般化の理論、素晴らしい。私はその理論の延長で、人は自分を隠して謙譲戦略で得をするをのか、自慢話で宣伝は逆効果になるのか、さまざまな自己表現に至る例を以て話を伸ばした。筆者はどんな人なんだろうか。

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悲劇的な人物

2019年07月25日 05時13分24秒 | 研究業績

 昨日はシベリアのシャーマンのことについて書いたが、また昨日出版社から新著の本題について電話相談により『帝国日本植民地を歩く:文化人類学者のノート』と決めた。二十余年前の調査旅行ノートを基に自分史的な出版の気分である。私の調査ノートを見る。稚拙な絵や写真入り、ハングルでの乱暴な書き方である。しかしそこに感動がある。新著ではロンドンの本屋で見つけたケースメントという人物、イギリスとアイルランドの植民と被植民の板挟みで処刑された悲劇的な人物発見、すぐダブリンへ行った。後にスペイン植民地のフィリピンでも悲劇的な人物リーサルに絞って調査をした。それらの悲劇的な内容を新著にを詰め込んだ。より民衆、読者へ接近した新作といえる。

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「シャーマンを探して」

2019年07月24日 06時06分53秒 | 旅行

 シベリア調査旅行、1998年7-8月夏は写真作家加藤敬氏と一緒だった。新潟、ウラジオストク、ハバロフスク、イルクーツク、ウランウデ、内モンゴル、大連など「シャーマンを探して」長い旅だった。9回の飛行機、重い荷物で加藤氏の苦労に謝罪と感謝を言いたい。そのフィルムがX検査での損傷を受けていたが昨日20枚ほどを写真の資料をいただいた。素晴らしい。調査旅行中シベリアシャーマンSiberia Shamanismの著者Diozegi氏をブリヤトBuryatボカン村へ案内したイルクーツク大学の元文学教授宅を訪ねて、話を聞くことが出来た。感激した。当時、私はシャーマニズム研究の最中であった。その後サハリンへ、朝鮮人虐殺事件に出会い、サハリン植民地研究へ没頭した。今シベリア調査旅行記の執筆に夢中である。

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留学生交流会

2019年07月23日 05時21分56秒 | 講義

  韓国からの高校生、教師、校長、学父兄の総数80人を迎え本学の対応人数を含め、百数十人規模の集会に昼食も含め参加した。韓国から来られた教員たちは所長室を訪ねて来られ、私の話を聞きたいということで、討論会を行った。韓国からの在学留学生たちとの談話会にも参加してコメントもした。韓国からの留学生150人、全体400人強の留学生たちと共に本学で学んでいる。学生交流会の質問は入学試験、日本語、差別、面接、アルバイト、就職率などに集中し、日韓関係に関しては一つも質問が出なかった。交流会に登壇した十数名の学生全員が学費を親から送金してもらっているという。そこに私は無銭留学時の話からアルバイトの話、日本語も大事だが、より真面目に全体的に勉強をすることを好むようになることが重要だと言った。日韓関係の悪さは一つも感じられない。日韓関係が最悪といわれる中、日韓関係が最良な状態で話は終始した。

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民意

2019年07月22日 06時07分40秒 | 日記

 雨の中の選挙、選挙は民主主義の最後の砦、民意は収斂されるか。投票率が低い、民意が表れていないと言われながら民意がある、民度も知ることが出来る。今度の選挙では自民党が3分の2に至らなかったこと、憲法を守る意思があるといえる。野党が多く、与党が有利であることは韓国も日本そっくり、アメリカのような2党制が欲しい。野党数多羅列、個人プレー的であるのは残念である。また、嫌な感があるという民意は確認できた。早口、達弁で自己PR、正論と非難を武器としている若手議員山本太郎氏が落選したことは注目である。政治は個人の識見や知識だけではなく、人の集結力が大事である。

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福岡日韓フォーラム

2019年07月21日 05時21分41秒 | 日記

 昨日は雨中の福岡であった。朝台風の影響の中、家を出て書店、出版社の別府社長と最終校正向けの相談した後、タクシーで西南学院大学へ着いた。日韓フォーラムという研究会、小林、白川豊教授ら懐かしい顔が多い。教室にはマイクがなく、立って冗談を交えながら2時間話し、質疑の時間が有効、楽しかった。日記のプライベート性、資料性についての疑問に証言と回想を比較して話題とした。また慰安婦に関する研究が日韓関係への悪影響の憂いに関する話、研究と関連して世間の悪名などとは無関係、また直前の発表で証言をもって私の内容とは真反対の主張があり、頭がこんがらかったと言う人もいた。暴雨の中を歩いて懇親会へ、夜帰宅した。定年前後の人たちに定年からの老後の新しい生き方について私の助言、真剣に聞いている人が多かった。

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「無礼」

2019年07月20日 06時22分12秒 | 研究業績

 日本外相の「無礼」ということばに韓国政府の反撃、それは喧嘩であり、日本側は実戦のような感。私は今日台風の中,その根本問題、否、学問的な問題意識を持つために発表、話し合いたい。悪天候で集まりが良くないかもしれないが楽しい時間を持ちたい。その前には今私が世界の旧植民地を歩いて考えたことについての本の校正紙を渡す。世界の植民地といっても、反日感情が一番強い韓国から出発して、中国や台湾、パラオ、そして日本の占領地であった東南アジア、シンガポール、フィリピン(写真リサール処刑銅像)など。広島と南京の悲劇の展示についても述べた。それで終わりではない。イギリスの植民地のアイルランドから南アフリカ共和国の旧宗主国まで、そして植民地遺産保存の問題に至る。シベリアは次の本にしたい。

 私の慰安婦問題は日韓の政治的な問題とは関係がなかった。戦争と性、その研究が日韓関係と接点になったのは事実である。韓国が日本の左派説に便乗した。日本政府はその問題に便乗せず、軽視していたが簡単には終わらない。韓国は日本への依存から独立するとは言うけど、研究蓄積が弱い、無理せず和解を求めるのが本当の勇気であろう。

           記

日時:2019年7月20日(土) 午後2時30分~
場所:西南学院大 学術研究所 第四会議室

講師:崔吉城氏(東亜大学教授、広島大学名誉教授)
演題:「戦争と性:慰安所帳場人の日記を中心に」

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KBSとNHKの相反する言動

2019年07月19日 05時40分17秒 | エッセイ

 韓国からの留学生、1年生が私の研究室をノックした。私の『慰安婦の真実』について話しを聞きたいという。すぐ2年生「アジア言語文化」の講義で私の研究を紹介を兼ねて触れることと言い、講義に参加しても良いと言った。彼は出席した。彼のコメント、途中から白君の通訳で話をした。日本の植民地と戦争が悪いというメディアの影響が強く、私の研究成果にコメントは少なかった。毎晩KBSとNHKの相反する言動が流れる。私は慰安所帳場人の日記を分析して、売春、慰安所経営者は軍人ではなかったということは学問的な結果だと言った。そして学生たちの意見を求めた。彼等は私の講義には一切触れなかった。韓国や中国のメディアからの情報が一杯で他の話は入る余地がないのだろうか、理解していないのか。  
 慰安婦は残酷な歴史の証である。[日本が嫌い]という。中国では20万人の慰安婦の中生存者は90歳以上の高齢8人。謝罪を受けるべき。慰安婦は歴史的事実、否定できない。ベトナムでは売春が合法化され、戦争中、米軍を慰安しようとティー大統領はスナックバー、サウナ、ナイトクラブ、ディスコなどを許可した。売春宿「ブタ市場」となった。
 日本政府は、女性を虐待したことを認めるべきである。タイは慰安婦がなかった。日本との関係が良かったからである。日本は効率的なやり方を取った。軍人の性欲処理、自国から女性が足りないと敵の女を使えた。などのコメントあり。
 学生たちは私より倫理、道徳的である。
 

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コピペ(copy-paste)

2019年07月18日 05時00分06秒 | 研究業績

 インターネット時代になって情報が便利になったのは言うまでもない。その利便性には問題点も多い。学生たちにネットを利用させながら授業をするとコピペが多い。その一つはコピペ(copy-paste)、つまり他人の文をコピーして貼り付けることである。私は自分自身の経験、考え方を強調し、明後日福岡での研究会ではそのことについても触れようと思っている。過去の多くの著名な学者もコピペが多かった。いわば資料集め、それはほぼコピペのものである。朝鮮戦争といえばただ新聞記事などの資料のコピペ、分厚い本を作って有名人になった。直接経験、体験に基づいて書いたものではない。私はまず自分の見聞と考え、自分の日記を読んで執筆を始める。『自叙伝人類学』Autobiography、マリノウスキー『未開人の性生活』を読んでいる。
 数人から県日韓親善協会連合会の機関誌の「ふれあい」への寄稿文「近い人・・・」に関するコメントが寄せられた。その一つ、「先生をバッシングした方がどなたで、心中お察しします。」

友人関係では「信」が大切だというお話、我が身を振り返って耳が痛いです。日韓関係に置き換えると、民間では「信」は生まれている一方で、政府間ではまだ生まれてないということでしょうか。最近の貿易を巡るやりとりを見ていても、官僚を含めて日韓互いに大人げないやりとりに正直暗然とする思いです。トランプ流の分断政策が各地で蔓延し、またそれが一つの戦略として結果的に追認されてしまっている現状は相当に深刻で悩ましいです。ただ、それを受け入れる要素が私たちの中にあるからこそ広まっているという現実を見つめ直す必要があります。考えの異なる人の発想を理解しないことには、意見を変えさせることもできないでしょう。どうやって理解できない人の考えを理解するか、そして意見のかけ離れた人にどうやって話を聞いてもらうのか。ここ数年ずっとその問題が頭を悩ませていますが、答えは見えてこないです……。

 
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長生き

2019年07月17日 05時32分46秒 | エッセイ

 昨日「私の人脈」として本欄で出した写真のキャプションを修正したい。当時の手帳から確認ができた。この写真は私が日本から韓国へ帰国したその年、1977年6月21日のものである。馬山から17日ソウルへ、19日午前9時20分発、江陵行き、李光奎教授がターミナルまで迎えに来てくだった。端午祭のソナンクッを見た。李杜鉉、任晳宰先生も来られた。
 崔仁鶴教授の主催で「東北アジア民俗学」時の記念写真である。20日午後私の司会で発表会、21日金宅圭教授の司会で私が「部落祭の社会的機能」を発表した。江陵市長主催の昼食会、その後の記念写真である。国分、任晳宰、池春相、金宅圭、李康五、張籌根,宮田登、林など29名中9人の方が死亡されたことを確認、4割ほどが亡くなられた。この学会を後に、比較民俗学会として崔仁鶴氏と私が創立し、私は副会長など務めた。この写真から私は長生きしていると知る。

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