崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

新しく脱稿

2008年08月12日 06時29分22秒 | エッセイ
 韓国語でもう一冊の本を脱稿し、送ってホッとしている。編集が終わって校正の段階の原稿を再編集するように書き直した。出版社には迷惑であるが思い切って大幅に補充した。「写真」「動映像」「文章」が三位一体の本として理想的な本を考えて書いた。鳥居竜蔵、秋葉隆などが残した多くの写真を一枚一枚丁寧に見て読み解釈した。またヴェバー、宮本などの記録動映像を停止キャプチュアーして分析した。馬に乗って移動して違った場所で撮影したように見える画像を分析した結果同じ場所で撮ったことも分かったりするなど楽しい作業であった。映像の時代にふさわしい本になることを出版社にも期待している。しかしこのような本が出てないわけではないが、時代を先行し過ぎて逆に注目されない恐れもある。しかし韓国では先駆的になるのではないかと思っている。