崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

京福高卒業50周年記念文集

2008年08月29日 06時37分58秒 | エッセイ
昨日、高校時代の同級生の印輔吉君から京福高卒業50周年記念文集を作るということで原稿請託の電話があった。韓国からの電話と聞いて、同窓生のある人が闘病中と聞いていたので悪い知らせかとドキドキしながら電話をとったがその話で安心した。彼は私と一緒に新聞配達もした。結局朝鮮日報に入社して二度も編集局長、社長などを経て現在「大記者」の身分で活躍している。今度の文集の編集者になっているのは当然である。
 私は朝鮮戦争中、1951年ソウルに上京して蓬莱国民学校を卒業して1953年京福中学校に入学した時の嬉さは昨日のことのように覚えている。また1959年その高校を卒業し、ソウル大学に入学した時も嬉しかった。来年は高校卒業50周年になる。1959年卒業が34回であるので1925年創立したいわば日本植民地時代の「二校」であった。学校の歴史は戦前と戦後を断絶する考え方もあるが、台湾などでは植民地歴史とは関係なく連続している。母校への愛校とプライドは私にとって強い励みになっていることを感ずる。