今日は中国文化圏のお正月、「おめでとう」。陰暦では1か月ほど遅い「旧正」の朝である。私は韓国の伝統的な農村に生まれ、父母の教育精神によって開化思想が強く心から陽暦による「新正」を過ごしてきた。特に日本居住が長くて陰暦を使うことはなかった。民俗学を研究しながらも民俗に沿った生活はしていない、民俗は単に研究対象としてきた。また母体信仰ともいえるシャーマニズムを研究しながらもクリスチャンである。韓国で以前秋夕の朝ラジオの生放送の時アナウンサーから「今韓国の民俗衣装を着て祭祀をしているところではないか」といわれて私の答えに困ったような対話になってしまったことを覚えている。私は民俗学者が民族主義者になった柳田國男には否定的であるように今多くのナショナリストの韓国民俗学者にもネガティブである。それは学者は客観的でなければならないという信念である。農村や故郷は私にとって懐かしい風景であって、内面的には近代化を常に考えた。農村啓蒙の小説を多く読み、農村啓蒙運動をしたことがある。自分自身は近代的な紳士になり、開化派人間という意識を常に持ちたかった。今元大統領のセマウル運動について原稿を書いている。
しかし今反省するところがある。カレンダーの新旧を問わず心と愛の交流ができるなら名節は多くあってもよいだろう。玄関先に弟子たちから送られてきた旧正祝いのお土産を見ながら感謝の気持ちにあふれた。また新聞記者の西嶋氏のソウルからのお土産の韓国式「和菓子」(写真)にはびっくりした。隣近所の親しい人に韓菓をおすそ分けしながら説明したり、おしゃべりをしたりして、ここはもう一つの正月、「正月」である。日韓のカレンダーを見ると祝日など年中行事の日は倍加する。西洋のカレンダーからはもうすぐバレンタインデーが迫ってくる。心を交わす日を三、四重倍加させることができる。
しかし今反省するところがある。カレンダーの新旧を問わず心と愛の交流ができるなら名節は多くあってもよいだろう。玄関先に弟子たちから送られてきた旧正祝いのお土産を見ながら感謝の気持ちにあふれた。また新聞記者の西嶋氏のソウルからのお土産の韓国式「和菓子」(写真)にはびっくりした。隣近所の親しい人に韓菓をおすそ分けしながら説明したり、おしゃべりをしたりして、ここはもう一つの正月、「正月」である。日韓のカレンダーを見ると祝日など年中行事の日は倍加する。西洋のカレンダーからはもうすぐバレンタインデーが迫ってくる。心を交わす日を三、四重倍加させることができる。