崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

百日紅

2008年08月01日 06時50分19秒 | エッセイ
 今楽しんでいる韓国のドラマが「百日紅」である。女性主人公の百日紅が世間知らずで純粋な心で男に詐欺されてまた立ち直って家具屋の社長になって男たちの恋の争いの対象になっている。このドラマの時間は厳守されている。夏の100日間は楽しめるかなと長く続くように願っている。
 外には百日紅が多く咲いている。この花は朝鮮半島の南部に自生する木であり、日本のようにポピュラーではなく、夏に長く100日間咲く花として知られている。日本ではサルスベリとして一般的に庭園木や鉢物にもなっている。幹のすべすべした感触の樹皮から猿が登ろうとしても、滑ってしまうということで、猿滑とも表記する。花の木を花から特徴をとって名づけるのが普通であり、幹の特徴から名づけた「猿滑」が面白い。女性の顔より、全身のスタイルなどを見ている格調高い鑑賞から名づけたようである。