崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

韓国からの留学生と歓談

2006年07月31日 06時17分00秒 | エッセイ
 輪島から帰路にある区間に韓国からの留学生と同乗して歓談した。彼女は2年ほど前日本に留学して韓国で言われている日本人の悪い点をまだ見つけていないという。そして友人たちも連れてきて日本を見せたいと。日本での韓流と同様に韓国でも日本文化への関心は高くなっている。ただ現在の大統領だけが日本を悪く言うというのはある韓国人学者たちの話であった。不思議なことは現職の大統領を国民が例外なく悪く言うのにその政権が存在しているということは大統領制の弱点であろう。
 次の大統領を女性に選んだらどうかと言ったら、韓国から来た女性たちはアメリカのライス国務長官が人気度50%を超えていることと黒人、女性差別を完全になくすところまできたと反応してくれた。日本の民主主義は遅れているというのが私の意見であった。
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昨日は輪島で

2006年07月30日 21時01分30秒 | エッセイ
 昨日比較民俗学会の大会が輪島で開かれた。参加者の中で韓国からは崔仁鶴氏、アメリカからジャネリー氏など32名と日本から田畑千秋氏夫婦など20人ほどが参加し、懐かしい人に久しぶりに会えて楽しかった。日本の学会の計画性や形式性とは違って、暖かい人間関係を大切にすることを強く感じた。韓国の学会に比べて日本のものはドライな人間関係である。
 今度はキリコ祭りが目玉であったが日韓の祭りの無礼講的な共通性の特徴について映像を見せながら講演をした。それが今朝のNHK地方ニュースで流れた。この学会参加者は今日から現地調査が続くが私は広島大学大学院での集中講義のために急遽帰宅して準備中である。
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不安とは

2006年07月28日 05時56分16秒 | エッセイ
 「不安」心理について研究しているある同僚に、私は仕事がないと不安になるといったら時間があってのんびりすればいいという人が多いのに、私はそうではないタイプだと言われた。私の母も常に仕事をするタイプであった。その姿をみて母は勤勉な人だと常に思った。しかしそれは不安に対する対処的生き方であったのかもしれない。
 今日本人は不安な人が多いように感ずる。経済的に豊かな国だとは言われても、社会組織が不安になっている。会社などでは労働組合もない所もあり、自分を守れる組織が弱く、また個人主義も確立していない。民主主義が根元から確立していない国であるからだと私は思う。不安であるから勤勉になり、経済的には豊かになっても不安構造は変わらない。もしかしたら日本人は幸せな民族ではないのかもしれない。私もそこに加わっているようであり、不安である。
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新流刑制度?

2006年07月27日 06時54分33秒 | エッセイ
 昨日のニュースで日本でも軽罰は社会奉仕で償うとするということを聞いて悪名高いシベリア流刑制度を思い出す。ジョージ・ケナンの有名な本があり、アントンチェーホフは「刑」と「奉仕」は相反するものであり、当時のロシアの制度を批判した。今外国でも実施してるという例を挙げながら検討するようであるがソ連時代のシベリア流刑制度もアイディアとしては悪くなかったことを意味する。政治家よ!研究成果に注目して検討せよ!。
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大物政治家を出す山口県

2006年07月26日 06時56分31秒 | エッセイ
 下関に住んで山口県は総理大臣など大物政治家を多く出したにもかかわらず、山口は発展しないと不満を言う人が多いことを知った。しかし私はその話しを聞きながら政治家が公平な政治をすると理解した。昔、韓国では、ある権力者が出た地域にはまず道路などが舗装、整備されるのが常識であった。中国でも似たような話を聞いた。政治家が選挙区を管理することは当然であるが地域に偏った政治をすることは問題である。しかし今の下関のように選挙時に票を集めるときだけ目をむけ、後はなんら関心ももたれないという不満は当然であろう。
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神になった人びと

2006年07月25日 07時20分23秒 | エッセイ
 小松和彦教授著『神になった人びと』(知恵の森文庫)が届いた。序文とまとめには靖国の神について触れてはいるが今のホットな話題には直接答えていない。しかし読者にとっては靖国に祭られている神やその形式はそれほど特殊なものでもなく、近代国民国家には共通するものであると述べている。分祀についても抽象化しており、分割は観念的に無理なこと、たたり信仰などによって必ずしも良い使者だけで祭られているわけではないことなど同感であり、私に親しみのある著者ではある所為かスムースに読んでしまう。
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お腹の音をヨーロッパ戦争と

2006年07月24日 22時25分42秒 | エッセイ
 韓国では空腹時のお腹の音をヨーロッパ戦争の音という。これは庶民に、一般的に言われていることである。いつからどこからという語源は分からないが、いつも戦争が絶えないことをさす比喩であろう。イスラエルとレバノンのニュースが流れている。それだけではない。パレスチナなど、常に紛争が絶えない。多くのものが宗教と関係している。ユダヤ人差別もクリスチャン文化圏のものである。宗教は人の救済、生き方などに重要な役割を果たしているが国家に利用されると危険である。
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下関の活性化のために

2006年07月23日 10時38分37秒 | エッセイ
 下関出身で下関を愛する、ある知識人に下関の活性化のために小さいグループを作りましょうといって賛成を得た。彼は今福岡に居住している。彼はいう。福岡を下関と比較して感じるのは、福岡の人々の「こだわり」のなさであるという。外から入って来た人をスーッと受け入れ、分け隔てを感じさせない。だから、「住み良い」。人=知性が集まってくる。権力におもねず、知性と感性ある人々の自由な表現ができるから、さらに美しく合理的な街づくりが進む。「良い循環」になっている。
 下関は、その逆で「悪い循環」。権力におもねり、人を分け隔て、行政が知性を遠ざけ、自由な表現の機会が奪われ、悪い状況になっている。下関の「知識人」の役割が問われている。また、地域のジャーナリストもしっかりしなければならないという。
 また萩に行ってきた人もいう。下関では自ら首を絞めながら助けてと言っているようだという。真剣に考えるべきことであろう
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日本の私語文化

2006年07月22日 07時01分28秒 | エッセイ
 日本人たちの集まりに参加してみると主に隣の人との私語で終わる。これではなぜ、わざわざ人が集まるのかがわからないのである。立食パーティでもその傾向は変わらない。問題は日本の大学では講義中でも私語が酷い学生の存在であろう。ある学者はそれをなくす方法を研究をしている。しかしこれはなくせない、日本の文化であると私は思う。大勢の人が集まったうるさい雰囲気の中で個人関係を強めようとする文化かも知れない。
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差別の普遍性

2006年07月21日 07時12分22秒 | エッセイ
 韓国の地域差別について福岡県人権研究所で講演した。李氏朝鮮時代の李重煥の『八域誌』に地域差別が書かれており、その歴史は古く、現在なお強く残っている。それが最近、政治的な問題を起こしている。本籍をソウルなどに移す人もいる。しかし私が問題にしているのは在日朝鮮人の中にもあるという事実である。彼らは日本人からの差別を云々しながら内部に差別があるという矛盾がある。それは黒人の中など被差別集団に普遍的に存在している。差別されながら差別する、差別する人が差別される。その根本的なところを教育しなければならない。
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厳しい教育であった

2006年07月20日 06時11分28秒 | エッセイ
 昔、私の講義において、ある4年生が出席未達で失格した。その学生はそれで卒業が出来ないということで問題になった。学長秘書から連絡があって、彼の父親は誰もが恐れていた権力機関の長であるというのだ。私は屈しなかった。お土産が届いたが現金が入っていた。家内が早速返送した。数日後彼の母親が尋ねてきて、はじめて先生らしい先生がいるということで感謝の挨拶をするためにきたという。幼稚園から今までよく権力や賄賂などで通ったのが、ここで詰まったので驚いたという内容の話であった。その言葉には私も感動したが、その母に私は自分の教育観を披露し、成績は出さず、彼はその年には卒業が出来なかった。心痛い教育であった。
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日本沈没という説教

2006年07月19日 08時11分35秒 | エッセイ
 ある牧師が北朝鮮は日本を火の海にし、沈没させることができると信じていると説教をした。このように在日韓国系キリスト教会では在日に民族主義を煽り、強めていこうとする。数人の日本人が出席しているのにこのような説教がたびたび行なわれていても聞き流すか、問題にしていないのは神様を後ろタテにしているからである。しかし彼らが憤慨し、教会を離れるかもしれない。私はそれよりは前から在日キリスト教の民族主義は危険であるとして注意を払うように書いた。在日教会には韓国からのニューカマーの牧師が8割も存在しているということで問題が生じている。普遍的な愛を主張したイエスの時代に戻ってほしいと願っている。
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家内の探偵心

2006年07月18日 07時09分40秒 | エッセイ
 秋田の殺人事件の直後家内は彼女が自分の子供を殺したのではないか、そして憲ちゃんがそれに関した何かを見たので殺したのであろうと推理した。私は家内が探偵小説やドラマを多く見ているので面白く推理すると思っただけであった。今それが家内の推理どおりになっていくようで事件の恐ろしさと家内の推理力に感動している。もう一つはこの時代には嘘は存在し得ないということである。どんな嘘でも秘密でも必ずばれることを前提にして行動すべきであろう。聖書は神様がすべてを見ていると教えた。今は嘘は必ずばれるということを知って良心を守らなければならない時代になっていると考えた。
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韓国のテレビの取材

2006年07月17日 18時09分37秒 | エッセイ
 福岡での講演会に参加した韓国のテレビのプロディーサにインタビューされた。日本で韓国を批判する人についての取材だという。それを韓国で報道することは日本で本がより多く売れるようにする逆効果であることと、今の韓国で多様な意見を受容する必要があること、そしてマスコミも価値観を持って一般商業出版に過剰な反応を見せるよりアカデミズムの研究成果などに基づいて報道するように話したがおそらく私の希望や期待は無理であろう。
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朴貞子舞踊団公演観覧

2006年07月16日 07時11分30秒 | エッセイ
 昨日は福岡で講演をして下関で公演を観覧した。30度を超えた真夏の昨夜梅光大学体育館で行われた朴貞子舞踊団公演を観覧した。朴貞子さんに会うことを期待したが彼女は来なかった。彼女は若い時から私の恩師のソウル大学の仮面劇研究者の李杜鉉先生に韓国の伝統舞踊について師事を仰いだという関係で知っている。彼女の舞踊団であるのでレベルは高いと思ったとおりに面白く、分かりやすく、盛り上がる公演であった。韓国のリズムの3拍子の複雑な構成を分かりやすく教える場面があり、それで「四物ノリ」が分かりやすくなり、勉強になった。楽しい時間であった。
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