崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

関門花火大会

2008年08月14日 06時29分50秒 | エッセイ
 昨夜関門花火大会が下関と門司港を挟んで行われた。拙宅には福岡や小倉そして下関から10数人が集まって鑑賞した。両側から1万3千発が夏空を美しく飾った。わがマンションではそれぞれのベランダから歓声が上がった。門司港の花火はハートなどの模様が多く、下関からは昨年に比べて派手な大規模なものが多かった。両側からハートの花火が上がった時には「お互いに仲良くしようね」と言っているように感じた。花火が終わったあとには雷が続いた。昔韓国ではブルコッノリ(火花)は雨乞い儀式でもあった地域もあったが、昨夜の花火は雨乞いの儀礼にもなったようであった。花火が始まる前に、韓国教育院長の李氏の伴奏により在日3世で韓国のパンソリの研究者が「短歌」を歌い、花火が終わってからは韓国教育院長の李氏と小倉YMCAの小林氏の韓国の歌の素敵なハーモニーに拍手と笑いが満ちた。「また来年も」と笑顔で別れたが、それぞれ帰宅が大変だったと思う。バスツアーで広島から訪ねてきた二人は会場で鑑賞し帰宅すると言っていたが遅くなったであろう。福岡からのお二人の帰宅も苦労したのではないだろうか。