崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

真面目な人とは

2008年08月11日 07時22分00秒 | エッセイ
 警護関係のある高位幹部と夕食をしながら人間関係に関する歓談をした。彼は頭の良い人と真面目な人とのいろいろな組み合わせを話した。彼によると頭は良いが真面目ではない人は指導者にはなれるが、頭がよく真面目な人は良い部下や参謀になるといい、「頭が悪くただ真面目な人」は使い値がないという。日本ではただ真面目な人が多くて、どうするかと私がいたずらっぽく質問した。
 ベネディクトは日本人は所信や信念がなく只真面目な人が多く、そして今日まで天皇のために命かけて戦った人が勝戦国の進駐軍を歓迎する矛盾を国民性として説明した。私も真面目な人に裏切られたことが何度もあったので思い出す。昔同僚であった人が私に対して忠実だったので私は全面的に協力してあげたのに、彼は又他の人に忠実になるために私から簡単に離れて行った。誰にでもやさしい人、ただ真面目な人は信頼性が薄いと思うのは私だけであろうか。