崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

久しぶりに広大へ

2008年08月08日 07時25分10秒 | エッセイ
 懐かしい西条にきた。よく散歩をした鏡山公園の入り口にはうどん屋が新しく建っている。人口2,3万から十数万にもなり、国際化が急テンポで進んでいる西条にある広島大学へ集中講義に来ている。大学院国際協力研究科で中国、台湾、韓国、ネパール、日本などの9名の留学生を交えて対話ができるのが楽しい。植民地がテーマであり、私の得意メニューの眠り、居眠りの比較文化論から始めて、カレンダーや時間観念を厳しく適応させたのが植民地政策の一つであったことを話題にしても、すぐ国際的に比較ができるネパールは植民地されなかったというが、大勢の私立学校では英語を使用言語にしているという。それが国際化の力になっている。多様な言葉で多様な文化を考えることは実に楽しいことである。