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研究所として大型教室をいただいて展示空間ができるようにした。中国長春の有名な画家の6メートル大作の東洋画も壁に掛けた。この研究所でははじめての研究会が昨日夕方大型スクリーンを使って行われた。国立民族学博物館の関雄二先生を代表とする科研プロジェクトチームの一人として参加した本学の鵜沢和宏教授がこの夏ペールで調査した映像を使いながら説明をした。東京大学の泉晴一教授が1950年代調査を始めて以降続けて調査研究をしているということである。私は分野が異なるということで常識的な説明ではなく、最先端の研究をわかりやすく発表するのように注文した。本学ではほかに中国考古学の専門の黄曉芬教授、文化人類学の専門とする研究者の私がいて共同研究もできそうである。
動物の骨や人骨などから食生活を中心に発表された。中でも人間の肉を食べたということに質問が集中した。遠いところでの長い研究の内容を30分でまとめて発表、討議ができたことは有意義であった。学内の交流を刺激することができたことにも私は満足した。古川薫氏に研究所の墨書き看板を頼んであり、懸板式、研究会以外に教職員の談話会、12月のオープニングシンポなどの計画が順調に運ばれるように準備したい。この研究所が有効に利用されることを期待する。