PENTAXの場合、機能制限はともかく、純正Kマウント間で物理的に取付出来ない組み合わせって無かったよね?とK-1の取説を読んでみても、使用出来ないレンズについての注釈はありません。不変のFマウントを謳う某財閥系N社なんて、同スペックのレンズでも、シリアルナンバーで使用出来ない組み合わせが存在したり、その複雑怪奇なボディとレンズの対応表を完全理解している人ってどんだけいるのだろうか…「全てのFマウントレンズを装着して使用できるボディ」は全く存在しない筈ですし。それに対し、K-1はじめP社のDSLRは全てのKマウントレンズが装着できる筈、それどころかマウントアダプターを介せばM42タクマーも全て使える筈、と分っていても、本当に物理的に着くのか?と思えるレンズもいくつかあるので。で、手持ちの中で一番ヤバそうなME-F用AF35-70mm/F2.8を…全く問題なく装着できました。勿論AFは動作しませんが。AFスイッチをOFFにしても、クラッチが切られる訳でなく、ピントリングを回転させるとモーターとギアを強引に回転させる感触がモロに伝わってきますし、ピントリング自体が申し訳程度にしか無いので、実用的ではありませんが。
次にヤバそうなシフト28mm/F3.5も、最大シフト状態で360度リボルビングしてもOKです。やはり純正レンズは特殊な物も含めて一通り検証してあるのでしょうね。サードパーティーのレンズには最近話題になったS社の絞りリングの無いAFレンズの様に問題が起こるケースがまだあるかも知れません。因みに今は同じ会社になったR社のKマウント互換レンズ、実は一番要注意だったりして。独自に拡張したAE信号ピンが悪戯して引っ掛かるのとか、AFリケノン50mmF2の様に、明らかに測距ユニットに干渉して物理的に取付出来ないと思われる組み合わせもありますし。